2023年上半期50代前後の女性が選ぶトレンドランキングを公開
アンケート調査から見えてきた「二世代消費」「二世代推し」。 50代前後の女性たちと子供世代の感覚的な距離感の近さが この世代の活発な消費や行動を後押し。
在宅ワークをはじめ、自分らしい働き方を希望する女性向けのコミュニティサイトを運営している株式会社キャリア・マム(本社:東京都多摩市、代表取締役:堤 香苗)は、全国の食品スーパーチェーン、大手総合スーパー(GMS)、飲食メーカー様へのコンサルティング業務等を行う株式会社アットテーブル(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:上田 健司)と協業で、日本の全女性人口の半分以上を占める50代前後の女性を中心に、この世代の女性たちが流行していると感じるスイーツ、グルメ、好きなアニメ・漫画、推し活などの興味関心ごとをトレンドランキング形式で調査、発表いたしました。
【調査概要】
調査時期 :2023年5月9日(火)~5月18日(木)
調査方法 :インターネット調査
調査対象 :キャリア・マム会員
有効回答数:300人(45歳~64歳女性)(全国)
・50代前後の女性が選ぶ流行スイーツ
1位カヌレ、2位台湾カステラ、3位フルーツサンド、続き、お芋スイーツ、グミ、ドーナツなどが人気を集めた。50代前後の女性でも最近の流行スイーツに関しては若者世代同様にトレンド感度が高い事がうかがえる。
・50代前後の女性が選ぶ流行グルメ
1位のオートミールが半数以上、次いでルーローハンや韓国インスタント麺、完全栄養食などが人気を集めた。こちらもすでに店頭でよく見かける商品であったり、子供の代理購買や子供と買物などに一緒に出かけるなどして商品を手に取り認知が高まるキッカケになっていると考えられる。
・50代前後の女性が好きなアニメ・漫画
ランキングであがっているアニメ・漫画の半数が深夜帯に放映されている番組。コロナ禍を経て、家で家族と過ごす時間が増えたことや、サブスクリプションの動画配信サービスの浸透から、子供が見ているアニメに触れる機会が増えた可能性も考えられる。またこの世代はアニメブームで育った世代で、若い頃からアニメ、漫画に興味があり、親しみがある層と考えられる。このような傾向から、アニメ・漫画=子供、若年層ではなく、オール世代にアピールが可能と考えられる。
・50代前後の女性の推し「アイドル」「アーティスト」
50代前後の女性の50%以上に推しの存在がいる事がわかった。
この世代の推しの特徴としては、アイドルでは圧倒的にバラエティ番組やドラマなどで露出が多いジャニーズ事務所所属のSnow Man、King&Prince、目黒蓮、嵐、なにわ男子などが多い傾向に。次いでBTS、SEVENTEENなどの韓国アイドルグループの名前があがっている。ここでも子供と一緒にテレビやメディアを見て過ごす時間が多く、その影響から母娘揃って同じアイドルを推す「二世代推し」の傾向が見られる。
また推しのアーティストに関しては、ランキングに見られるようにいずれも直近のテレビドラマの主題歌に起用されており、50代前後の女性のテレビ視聴率の高さが影響しているとみられる。
●50代前後の女性 属性特徴
・50代前後の女性の7割近くが就労者
50代前後の女性の50%前後が中学~社会人までのトレンドに敏感な世代の子供がいる。
このような属性から、50代前後の女性は、社会との接点も比較的高く、トレンドに敏感な子供を持つ世代が多い事から、トレンドにもある程度敏感で、なおかつ子供世代の影響を大きく受けているとみられる。
・50代前後の女性が普段、情報収集の際に活用している媒体
情報収集の媒体は、「ポータルサイト」「テレビ」「YouTube」が上位。
次点で「Instagram」「LINE」「Twitter」などのSNS・コミュニケーションアプリが続く。特徴的なのは若年層が「Instagram」「LINE」「Twitter」などのSNSでの情報収集がメインになる傾向に対して、今回調査の年代では「ポータルサイト」「テレビ」のスコアが高くなる傾向に。
【調査結果概要】
50代前後の女性のトレンド“流行り”の感覚に関しては、スイーツや料理については市場の流行の感覚と合致しており、特にスイーツについては若年層のような最新の流行まではいかないまでも、比較的新しい部分までおさえていたことが印象的である。 “推し”に関しては、キャラクターや作品など人物に限らずいると答えているのが58.3%と過半数以上となった。子供世代の影響もあるようで、子供世代が好むアイドルの推しが多いのが印象的。アーティストも同様に子供世代と一緒に視聴しているであろうドラマ主題歌からの影響を受けている傾向が見られる。
今回の調査から50代前後の女性は、就労率の高さもあり社会との接点が多く、情報なども入りやすい環境にあると伺える。また流行に敏感な子供を持つ家庭では、子供との距離感が近く、子供世代の流行、トレンドをかなり早い段階で取り入れており、それが消費や生活動向に影響を与えていると考えられこれが「二世代消費」「二世代推し」などにつながっていると考えられる。
【株式会社キャリア・マム】
在宅ワークや起業など自分らしい働き方を希望する女性向けのコミュニティサイトを運営( http://www.c-mam.co.jp/ )。会員数は現在11万人。育児や介護といったライフステージの変化に関わらず、キャリアを継続できるよう時間や場所に柔軟な働き方を推進しています。大量のタスク業務(入力やコール等)の代行を行うBPO事業や、ライティングやデザインといったクリエイティブ業務などで、女性たちの活躍する機会を創出。現在では自治体や官公庁より在宅ワーク就業支援や教育訓練に関する事業や創業支援事業などを受託運営し、多くの女性たちの再就業を支援しています。
【株式会社アットテーブル】
株式会社アットテーブルは食のトレンドや市場、生活者の行動・意識調査、食卓データなど、 独自の「食マーケティング」を基盤に、スーパーマーケット様や食品メーカー様の課題 解決のサポートをしております。その中で小売業様、食品メーカー様の商品開発、プロモーション等の方向性を導くため、全国の主婦5,000人の生活実態やマインドを毎月調査。主婦の“今”や“リアル”を調査分析しております。この度、人口統計で50才以上の女性の人口が全女性人口の半数以上になった事を受け、今後の市場をリーディングするであろう新しい購買層として50代前後の女性市場の流行に関する意識調査を行いました。
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