高齢化が進む大阪市城東区の課題解決に、 MXモバイリングの認知症予防プログラム「脳検講座」＆「スマートウォッチ」を活用

2023.10.17 10:00

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MXモバイリングは、大阪府大阪市城東区森之宮地区において、当社開発の高齢者の認知症予防プログラム「脳検講座」に「スマートウォッチ」を組み合わせ地域の方と一緒に楽しく認知症予防対策健康増進を促し、地域貢献を目指します。

MXモバイリングが開発した脳検講座

MXモバイリング株式会社(本社：東京都江東区、代表取締役社長：小林圭史、以下「MXモバイリング」)は、認知症予防・健康寿命延伸に向けた実証事業を令和5年11月から大阪市城東区森之宮地区にて開始します。いつまでも若々しい脳を保つプログラム(以下「本プログラム」)を通して、城東区民の皆さまの健康促進に貢献してまいります。

なお本実証事業は、令和5年度「大阪スマートシティパートナーズフォーラム(*1) プロジェクト推進補助金」の採択事業として、大阪市城東区の協力のもと実施いたします。

*1 大阪府、府内43 市町村、企業、大学、シビックテックなどで構成する「大阪スマートシティパートナーズフォーラム」では、地域課題を抱える市町村と企業・団体が連携しサービスの実証・実装を進め、課題解決につなげる取組を推進しています。

1. 本実証事業の概要

(1)目的

厚生労働省の発表(2020年)では、 65歳以上認知症患者数は約600万人と推計され、2025年には高齢者の約5人に1人が認知症になると予測されており、社会課題とされています。*2

城東区の高齢化率(全人口に占める65歳以上の高齢者の割合)は全国・大阪市全体に比べ低いものの、令和5年度においては25.5％と高い水準であり、なかでも城東区森之宮地区は、65歳以上の独居率は約半数の47.7％まで上昇しています。*3

地域社会とのつながりが希薄となり、認知症の進行、生活意欲の低下、フレイルの出現や進行が地域の課題となっております。

そこで、城東区在住の65歳を超える住民を対象にMXモバイリングが提供する高齢者の認知症予防プログラム「脳検講座」と「スマートウォッチ」を活用し、“運動関心喚起”、“地域コミュニティの醸成”、“若々しい脳を保つプログラムの展開”　を定期的に提供し運動促進、認知症発症予防、将来の医療・介護給付費の負担減を目指します。

*2 城東区：高齢化率　第4位　25.5％　42,787名

(参考：大阪府　市区町村別,年齢(5歳階級)別推計人口　令和5年5月1日現在)

*3 森之宮地区　独居率1位　47.7％、高齢化率　2位　32.6％

(参考：城東区地域別高齢者(65歳以上)と相談件数【平成29年4月～平成30年3月】)

(2)実施概要

MXモバイリングが自社開発した認知症予防に向けた脳検講座*4とXiaomi社のスマートウォッチの活用を組み合わせ、城東区在住の65歳を超える住民の方と一緒に楽しく認知症予防対策・健康増進を促します。

本事業では、認知症の正しい知識やその対策を座学で学ぶだけでなく、野外に出て地域と連携(館めぐり等)しながら行う運動体験を実践することで、より楽しみながら認知症への理解を深めることが出来ます。さらに、スマートウォッチで運動体験以外の日常生活でも運動の活動量を測定し参加者同士アプリ上で競い合うスキームを組み込むことで、認知症予防に効果的といわれている運動や生活習慣予防に日頃から取り組む仕組みを作り、以下のような課題解決を目指します。

1：認知症について正しい理解を深め、若々しい脳を保つための具体的行動を学ぶ

2：スマートウォッチのあらゆる機能を脳検講座内でリンクさせ、

　認知症予防として活用できることを体験し

　スマートウォッチを生活の身近に感じてもらう

3：スマートウォッチによる高齢者の運動量・生活習慣を可視化し、

　健康増進に向け日常で行う運動を楽しく競い合うと同時に脳年齢を測定し、

　行動変容による脳年齢の相関を確認する

(3)実施期間

2023年11月～2024年2月(定員：40名　参加費等：無料)

＜事業全体像＞