全国200か所で街頭募金をリードする「あしなが学生募金事務局...

全国200か所で街頭募金をリードする 「あしなが学生募金事務局」の役職者を対象に 年間を通じて“リーダーシップ開発”を支援

春・秋の街頭募金活動の企画・運営の「節目」を伴走するデザインにて提供

組織・人材開発研修、コンサルティングを提供するインパクトジャパン株式会社(本社:中央区築地、代表取締役社長:戒能 祥哲、以下 当社)は、当社のリーダーシップ・エコシステム(R)の活動として、あしなが学生募金事務局の活動の節目に合わせた全3回のリーダーシップ研修を提供しました。彼らは、ここまでの学びを秋の全国一斉街頭募金(10月21日、22日、28日、29日)に活かし、成功に導くことに挑戦していきます。


リーダーシップ研修の様子


■「一人でも多くの遺児を救いたい」学生リーダーたちのぶつかった壁

あしなが学生募金事務局は、災害遺児や病気遺児、自死遺児、親に障がいがあり働くことが困難な家庭の子どもなどを支援する学生団体です。50年を超える歴史を持ち、毎年春と秋に全国約200か所で街頭募金を実施し、遺児たちの進学を支えてきました。彼らは9つのエリアおよび4つの専門ユニットからなる組織体を構成しています。


2019年以降、ストップした街頭募金。学生募金事務局は、様々な努力を重ねて2022年にリレー形式で募金活動を再開しました。そしていよいよ今年度は、全国で一斉に、春と秋の年2回、街頭募金活動を開催することを目指していました。


2023年2月に就任した23年度の役職者学生たち。彼らは、自らも街頭に立った経験がほとんどない状態で「仲間を率いて全国一斉街頭募金活動の再開を推進する」というチャレンジングな状況にいました。


「一人でも多くの遺児を救いたい」。しかし、意欲も関わり方も多様な局員や、その他ステークホルダーに対して、どんなリーダーシップを発揮して、活動を前進させていくことができるのか。彼らをサポートするあしなが育英会の担当 米澤氏のヒアリングも踏まえて、研修デザインを行いました。



■「リーダーシップエンジンをアップデートする」3つのモジュール

私たちは、彼らの直面する課題に対して「2023年度あしなが学生募金事務局を、人を動かすリーダー集団にする」という研修目的を設定しました。そして(1)春の活動前、(2)春の活動の振り返り時、(3)秋の活動前という、3つの節目のタイミングに、リーダーシップモジュールを提供しました。3回の研修には、のべ30人の学生が参加しました。


研修概要図


(1) 2023年3月:Module1「主体性に火を灯す」

役職者として活動を率いる準備をするため、リーダーシップの原理と必須要素を体感理解できるアクティビティを実施しました。また、学生募金事務局の活動に参加する意味や価値を自分の言葉で表現するセッションを行いました。Module1には、あしなが育英会の職員6名も参加しました。


(2) 2023年6月:Module2「認識を揃える」

秋の活動を成功に導くため、事務局局長である谷口和花菜さんが、春の活動の振り返りと自身が活動にかける念い(おもい)を役職者たちに共有しました。対話を重ね、共に活動を推進する仲間として目線を揃えました。またInsights(R) Discoveryというアセスメントツールを用いて、自己と他者の認知特性について知り、チームで成果に向かうために効果的なコミュニケーションについて理解を深めました。


(3) 2023年7月:Module3「人を巻き込む」

秋の募金活動に向けた準備が加速する中、人を巻き込んでいく必要性と同時に、困難な状況に直面している役職者たち。彼らがしなやかに前を向き、活動を推進していけるよう、リフレーミング、アサーティブネス、ストレスコーピングの考え方と実践セッションをオンラインにて行いました。



【Module3後の参加者コメント】

・3回のModuleを受け、視野が広がった。秋募金に向けて考え方や捉え方を変え、より大きな成果を目指したい(ユニットマネージャー)

・募金の準備期間が教育実習と重なる。準備に参加できず、エリアにマイナスの影響を与えると心配していた。しかし今は、他の局員を巻き込み、不在も活動にとってのプラスに変えたいと感じる。10月、やり切りたい(エリアマネージャー)

・街頭募金活動には、意味があり価値がある。その価値をもっと局員に伝え、皆のやりがいや活動への意欲を引き出していきたい(エリアマネージャー)

・回を重ねるごとにリーダーとして意識すべきことや改善点が分かった。後輩たちにリーダーとしての後ろ姿を見せる機会が秋募金。走り抜けたい(エリアマネージャー)

・全Moduleを通じて、自分を導く北極星を見つけ、今の組織の特徴を捉えることができた。またストレスを手なずけ、前向きに行動する時間を増やす方法を、感覚として落とし込めた。今回研修内で実践したことを、それぞれのエリアやユニットでも実践してほしい。私たちには変えられることがまだたくさんある。皆で機会をチャンスにしていこう(事務局長)



【秋の全国一斉街頭募金概要】

・日時  : 2023年10月21日(土)、22日(日)、28日(土)、29日(日) 12時~18時

・実施場所: https://ashinaga-gakuseibokin.org/base/

・詳細  : https://www.ashinaga.org/media/report/17128/


街頭募金の様子


■リーダーシップ・エコシステム(R)に込めた私たちの念い(おもい)

労働力人口の減少が重大課題である日本において、未来を担う若者は社会全体の宝です。そして彼らが活躍できる社会を作っていくことは私たちの急務だと考えます。また、若者のなかでも、経済的な困窮や脆弱な学習環境など、様々な事情により機会が制限されている若者に対しては、物心両面での手厚い支援が必須だと考えます。困難な状況にある彼らにこそ、自らの人生をしなやかにたくましく切り拓いていく「リーダーシップ」を高める機会を提供したい。この念い(おもい)から当社の取り組みは生まれました。

企業のリーダーシップ開発投資を、寄付とプロボノ(研修の無償提供)という形で未来の若者に対して還流させていく。これがリーダーシップ・エコシステム(R)です。過去参加した学生へのインタビューはこちらから。

https://www.impactinternational.com/jp/action-sdgs/leadership-eco-system


LES概念図


■インパクトジャパン株式会社について

1980年イギリスで創業。最初の海外進出先として選んだ日本では、1990年からインパクトジャパン株式会社として活動している。現在は、Google、SONY、J&Jなど約400社のグローバル企業に加え、多種多様な国内企業に対して、リーダーシップ・チーム開発の研修事業、チェンジマネジメントのコンサルティング事業を提供する。知識的理解に留まらない、「感覚的理解」を促進する独自の体験学習メソッドが特長。「人と人、人と組織、組織と組織の相互作用を通じて、新しい価値を創造する」ことをミッションとして掲げている。詳細・お問い合わせは、webpageより。

https://www.impactinternational.com/japan


*リーダーシップ・エコシステム(R) および Leadership Eco System(R)は、インパクトジャパン株式会社の登録商標です。

取材依頼・商品に対するお問い合わせはこちら

プレスリリース配信企業に直接連絡できます。

プレスリリース配信 @Press

記事掲載数No.1!「@Press(アットプレス)」は2001年に開設されたプレスリリース配信サービスです。専任スタッフのサポート&充実したSNS拡散機能により、効果的な情報発信をサポートします。(運営:ソーシャルワイヤー株式会社)

  • 会社情報