サーモフィッシャーサイエンティフィック、 米国セントルイスのバイオ原薬製造拠点を拡充し、 複雑で高度化したバイオ医薬品開発を支援
がんなどの難治性疾患に対する医薬品の製造能力を向上
本リリースは、Thermo Fisher Scientificが2023年10月5日(米国現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に翻訳再編集したものです。英文プレスリリースは下記をご参照ください。
英文タイトル:Thermo Fisher Scientific Expands St. Louis Manufacturing for Complex Biologic Treatments
本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。
米国マサチューセッツ州ウォルサム(米国現地時間2023年10月5日) - サーモフィッシャーサイエンティフィック(以下、サーモフィッシャー)は、米国ミズーリ州セントルイスのバイオ原薬施設における製造能力を拡充し、がん、自己免疫疾患、希少遺伝性疾患などの幅広い疾患に対するバイオ医薬品の開発を支援します。
サーモフィッシャーは、2021年以降の大型投資を通じて、セントルイスのバイオ原薬製造施設の敷地面積を5万8,000平方フィート(約5,390平方メートル)拡張しました。この拡張は、2024年から10年間有効な新規プロジェクト税額控除を含む、州および地方の税制優遇措置を受けています。サーモフィッシャーはミズーリ州において1,000名以上の雇用を創出し、うち900名以上が当施設に勤務しています。
サーモフィッシャー バイオロジクス担当ヴァイスプレジデント兼ジェネラルマネージャー Paul Jorjorianのコメント
「難治性疾患に対する医薬品を必要とする患者さんによりよいサービスを提供するために、私たちはお客さまに対して、より柔軟な製造規模の拡張に対応します」
化学的に合成される一般的な医薬品とは異なり、バイオ医薬品は生存する細胞を用いて製造されるため、構造がより複雑であり、製造において極めて高い技術を必要とします。サーモフィッシャーは、バイオ医薬品製造における数十年に及ぶ実績を有し、基礎研究の支援からプロセス開発、商用生産に至るまで、幅広い分野に対応できる能力を備えています。セントルイスの施設は、サーモフィッシャーのバイオ医薬品製造ネットワークにとって不可欠な役割を果たし、北米、欧州、豪州、アジアの施設を含む、グローバル体制の一端を担っています。
この度の施設拡張に伴い、最大5,000リットルの大容量にも対応可能なThermo Scientific DynaDrive シングルユースバイオリアクター(SUB)4台を含む製造設備一式が追加導入されました。セントルイスの施設は、1990年代前半からバイオ原薬の製造を行っており、現在は世界中で市販されるお客さまの製品を製造受託しています。またセントルイスの施設にはコラボレーションセンターが配備されており、サーモフィッシャーのファーマサービシズビジネスとバイオプロダクションビジネスが、お客さまのために新たな技術、製品、サービスを開発しています。
※プレスリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承、ご注意をお願いいたします。
■サーモフィッシャーサイエンティフィック インコーポレイテッドについて
サーモフィッシャーサイエンティフィック インコーポレイテッド(本社:米国マサチューセッツ州ウォルサム)は、科学サービスを提供するグローバルなリーディングカンパニーであり、収益は400億ドルを超えています。私たちのミッションは、私たちの住む世界を『より健康で、より清潔、より安全な場所』にするために、お客さまに製品・サービスを提供することです。私たちはライフサイエンス研究のさらなる加速、分析における複雑な課題の解決、研究室の生産性向上、臨床診断性能と治療の向上、患者さんの人生を大きく左右する医薬品開発・製造に取り組むお客さまを支援します。当社のグローバルチームは、Thermo Scientific、Applied Biosystems、Invitrogen、Fisher Scientific、Unity Lab Services、Patheon、PPDといった業界をリードするブランドを通じて、革新的な技術、購入における利便性、医薬品開発・製造サービスにおいて、他に類を見ない組み合わせを提供します。
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