<For JAPAN第3弾>株式会社ジュポンインターナショナルの 上岡 淑郎代表取締役のインタビューが12月15日(金)に公開!

絆ホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:伊藤 宜範)が運営する「For JAPANプロジェクト」では、10年後20年後の日本の未来の担い手である20代にむけて、「日本の未来を創る“本質的な気づき”を。」をテーマに様々なコンテンツを通し情報発信を行っています。

今回、株式会社ジュポンインターナショナルの上岡 淑郎代表取締役のインタビューが12月15日(金)に公開されました。


「低迷する日本の内側から、永遠に継続する会社への対策」

https://forjapan-project.com/news/1110/


株式会社ジュポンインターナショナル 上岡 淑郎代表取締役


■経済の低迷、少子高齢化問題と、日本の問題は数珠つなぎ

気になるトピックはいくつもありますが、現在日本で言われている多くの問題が繋がっていますよね。中でも気になるのは経済の低迷と、少子高齢化問題です。牽引力の低い日本の議院内閣制にも原因があるのではないかと思います。

例えば、大統領制のアメリカでは、日本でよく見る「内閣総辞職」のような政策進行の中断がなく、大統領の交代まで年単位の政策を展開できます。実際に、経済成長もあり、人口も増えていますよね。



■経済や科学技術の発展を阻む日本人の「反対」気質

経済成長について考えるときに気になるのが、日本人の「反対気質」です。日本で伸びていない分野の多くが、海外での実績を十分に検討されないうちから反対にあっていると感じます。原発は危険だからという理由で止められるので、科学技術が発展しません。カジノ建設の案があっても、ギャンブル依存症が出るといって反対されているので、エンターテインメント産業も発展しません。

経済の視点で見ると、日本人が自分で自分にハンデを課しているかのようです。経済成長が止まれば、生活への不安が大きくなります。当然「子どもを持つのはやめておこう」「1人で十分」といった考え方が広がるので、少子化にも繋がっていきます。



■フィリピン工場建設で人口減少問題解決へ

国の制度上の改革を、一企業の社長という立場で成すことはできません。ただし、少子化という会社に影響がある部分については、対策をしていく必要があります。その1つが、海外へ生産設備の一部を移す取り組みです。

現在の候補は、フィリピンでの工場建設です。フィリピンは日本に近く、2022年で平均年齢が24歳、実質経済成長率が5%もある国です。日本の平均年齢が48歳なので、フィリピンの空港から出た瞬間から景色が違います。重要なポストに就く女性が多くいる点も、日本とは異なります。

フィリピンの問題は、国内の投資環境が整備されておらず海外からの投資も十分ではないために、多くのフィリピン人が仕事を探していることです。外国企業の設立も法律で制限されていますが、工業地域への誘致事業を利用することができれば法人税の免除があります。工場をフィリピンに設け、フィリピン人たちの力を借りて製造することで、働き手の減少に対応できると考えています。

海外への生産拠点移管は、他の問題の解決にも繋がります。フィリピンの人口は日本より多く、正式に登録されていない人も含めると推定1億4,000万人とも言われています。裕福な層だけでなく貧困層と言われる人たちも大学を目指していますし、化粧をする文化もあります。単純に日本より大きい市場があり、さらに現在も経済成長をしているわけですから、販路をフィリピン国内に設ける意味は大きいのです。

最後は、長い目で見る話になりますが、フィリピン人の幹部候補生の検討です。中国系民族が社会の上位層を占めている分、フィリピンには優秀な人材が多く眠っている可能性があります。現地での採用を進めていくことで、将来活躍できる人材を、日本以外からも探すことができるのです。



■将来の工場建設を待たず、できることから進めていく

フィリピンでの工場建設は大変お金のかかる事業であるため、まだ慎重に進めている段階です。その予算を確保するためにも、まずは今の事業を進めていく必要があります。

また、フィリピンでの準備も同時に進めていきます。工場ができれば、当然数人は日本から出向になります。開発途上にあるフィリピンでは地価が上がっているため、早めに3DK、4LDKといったコンドミニアムを確保しました。治安が良く周辺環境も良い場所や不自由なく安心して暮らせる場所を選んであります。既に買ったときの2倍の値段がついているので、早く購入しておいて正解でした。

フィリピン以外でも、できることはあります。以前から、取引先様を通じて主に東南アジアへ当社の化粧品が輸出されていました。最近は、別の取引先様と連携して、海外からの受注を増やしていくために動いています。ターゲットを海外に絞ったものなので、パッケージの説明も英語になっています。海外の趣向は日本とは異なるため、処方などを作っておかないと、いざ注文が来ても対処できません。海外の需要に対しては、積極的に取り組んでいきたいところですね。



■まずは社長として、永遠に継続する会社づくりを

日本の問題解決に、私1人でできることはほとんどありません。ですが、私は社長ですから、会社に対してできることはありますし、果たすべき責任があります。一般的に企業の寿命は解散や合併などで25年程度と言われていますが、私はジュポンインターナショナルを永遠に継続できる会社にしたいと考えています。

そのためには、私がいなくなっても、会社が続いていくようにしておく必要があります。後任の社長も重要ですし、優秀な人材は常に必要です。「人に優しい化粧品」という方針は、今後も変わらないでしょうし、オーガニック重視の流れも、しばらく続きそうです。明日何があるかは誰にもわかりませんが、私はこれからも先を見ながら、今後も会社を引っ張ってまいります。



〈会社概要〉

法人名     : 株式会社ジュポンインターナショナル

代表者名    : 上岡 淑郎

企業ホームページ: https://jupon.jp/

所在地     : 東京都大田区西糀谷4-31-5

事業内容    : 化粧品製造及び医薬部外品製造業



〈For JAPANプロジェクトとは〉


For JAPAN -日本の未来がココに-


For JAPANプロジェクトとは、10年後20年後の日本の未来の担い手である20代にむけて、「日本の未来を創る“本質的な気づき”を。」をテーマに様々なコンテンツを通し情報発信を行っています。参画された【50人の社長】というレンズを通して、経験に基づく本質的な考え方や情報を学び、動き出すきっかけを与え“日本の未来を創るプロジェクト”全国放送『For JAPAN -日本の未来がココに-』(BS11)や、YouTubeチャンネル『For JAPAN -日本の未来がココに-』など様々なコンテンツで社長たちが徹底討論。


・番組見逃し配信        : https://youtube.com/playlist?list=PLFv6b8aodEYWpP5pqGBlWMgNZh1pb9NW2

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