視覚障がいをお持ちの方に向けて、「フェムケア用品勉強会」でセ...

視覚障がいをお持ちの方に向けて、「フェムケア用品勉強会」でセミナーを実施いたしました。

フェミニンケア商品の開発研究を進める株式会社ハナミスイ(本社:東京都新宿区、代表取締役:方 智煥/以下、ハナミスイ )は、一般社団法人日本視覚障がい者美容協会(所在地:埼玉県上尾市、代表理事:佐藤優子/以下、JBB)の開催する「フェムケア用品勉強会」に参加させていただきました。

フェムケア用品勉強会参加の経緯

JBBとハナミスイの出会いは、2022年に開催されたフェムテック東京でした。ブースを訪れてくださった代表理事の佐藤さまから、目の不自由な方にも是非弊社の商品、特にインクリアを紹介したいとのご提案をいただきました。2023年11月30日に、フェミニンケアに関しての情報を発信しているOliviAさんのご協力で、「今こそ見直したい! 女性のウェルネスの大切さとインクリアについて」と題したオンラインセミナーを実施いたしました。

「今こそ見直したい!女性のウェルネスの大切さとインクリアについて」セミナーについて

JBB会員のみなさまはお仕事をされており、セミナーの実施はオンラインで平日の夜9時からという遅い時間からの開始となりました。スタッフをはじめ27名にご参加いただき質疑応答を含め夜11時頃まで約2時間の開催となり、みなさまの勉強意欲の高さにたいへん感銘をうけました。

セミナーは、まずOliviAさんから女性の身体の構造について保健体育のようなレクチャーがありました。普段はスライドをもとに説明をされているOliviAさんでしたが、表示されているものについて、参加者のみなさんの想像力を使っていただき、例えば手で触ってわかるようなものを具体例として挙げるなど、佐藤さんの補足が必要なところもありました。
商品説明をするOliviAさん
商品説明をするOliviAさん
商品説明の補足をするJBB代表の佐藤さん
商品説明の補足をするJBB代表の佐藤さん
インクリア説明書点字
インクリア説明書点字
実際にインクリアを手にとっていただく使用方法の説明時も、佐藤さんにはレクチャー中、みなさんに分かりやすいように、終始フォローをしてもらいました。
インクリアは、ピローケースと呼ばれる紙袋にアプリケーターが入っており、キャップを外して使用しますが、まずは手探りでキャップを探すことの説明から始まりました。普段は目からの情報ありきで商品紹介をしており、目の見えない方への説明が難しいことを改めて実感しました。
初めてインクリアをさわる全盲のYさん
初めてインクリアをさわる全盲のYさん
盲導犬と一緒に参加してくださったIさん
盲導犬と一緒に参加してくださったIさん

セミナーを終えて

この勉強会を通し、普段の生活はほぼ目からの情報に頼りきっている事を実感し、同時に目の見えない方への説明の難しさを痛感しました。目の見えない方の暮らしがどれだけ大変なのかを目の当たりにし、改めてメンバーのみなさまへの畏敬の念を抱きました。

フェミニンケアに関しては、視覚障がいの方でなくても話すことがはばかられる内容だったのか、参加者からの反応は静かではありましたが、発言いただいた方からは、こんな商品があったとは知らなかったので、ドラッグストアで聞いてみますとのうれしいお声もいただきました。

日常生活をよりよくするための便利アイテムは、インクリア以外にもたくさんあるにもかかわらず、視覚障がいの方にとっては、商品を知らなくては購入することもできない、ないものになってしまっている、ということを聞きました。セミナーでみなさんとコミュニケーションをとらなかったら、恥ずかしながら知ることできない情報でした。

セミナーの実施はチャレンジでしたが、「フェミニンケアを世界中の人々へ」をビジョンに掲げるハナミスイとしては、より多くの女性の悩みを解決できるよう積極的に社会貢献をしていきたいと考えています。ご参加いただいた皆様からの貴重なご意見は、今後の商品開発に活かしていきます。ハナミスイはこれからも、すべての女性に寄り添いフェミニンケアのサポートができるよう努力してまいります。

OliviAさんからの感想

今までに視覚障がいがある方の性の悩み相談を受けたことはありましたが、セミナーという形でフェムケアを紹介するのは初の試みでした。打合せの段階から視覚障がいのある女性の抱える様々な月経や性の課題を教えていただきました。

「フェムテック」の盛り上がりとともに、月経期間を快適に過ごせる月経用品やフェムケア用品が色々と登場しているにも関わらず、視覚障がいのある女性たちには、その情報が届いていないという現状も、このような機会がなければ具体的に想像できませんでした。
フェムケア用品の情報以外にも性の健康の知識についても健常者と比較して情報が行き届いていないとお伺いしたので、セミナーの中に盛り込みました。

視覚障がい者のために「性の健康」セミナーに取り組むのは国内でも初の試みではないかと思います。佐藤代表には、参加者の皆様の理解が深まるように懇切丁寧なサポートをしていただきました。このセミナーが自分の身体への理解を深め、「性の健康」を肯定的に捉えてもらうきっかけになれば嬉しいです。

セミナー参加からの感想

HKさま:
木曜日は女性のウェルネスオンラインセミナーお疲れ様でした。
セミナーでは、今までの概念が大きく変わるほどの衝撃を受けたのと同時に、無知な自分を恥ずかしくおもいました。
インクリアも早速、購入しました!もっと早くインクリアの存在を知りたかったと思いました。

YTさま:
30日の講座、ありがとうございました。
デリケートゾーンの名称は知っていましたが、機能や必要性などの知識は全くありませんでした。

セルフケアの大切さなどもとてもわかりやすくご説明いただき、すごく学びの深い講座でした。
また、講座当日までに間に合うように商品を届けていただいたおかげで、取扱方もすっと入ってきました。
表にでていない部分にももっと目を向けて、健康や美を更に意識していきたいと改めて感じました。ありがとうございました。

MSさま
昨日も大変素晴らしいセミナーをありがとうございました。
こちらで質問しなくてもいいほどの知識や詳しい内容をご提供いただいたオリビア様にはとても感謝しております。
本当に最先端の講座だということをとてもひしひしと感じました。

YTさま
先日は素敵なセミナーを開催してくださいましてありがとうございました。
悩み相談の例を聞いて私だけじゃないんだなと思えました。
世代別の悩みや人には聞けない体のことも知れた貴重な時間でした。
インクリアはもちろん初めて知りました。慣れてしまえば全盲の私でも使えそうです。
膣洗浄は正直してなかったので今後はしてみて悩みが減れば嬉しいです。
スイーツみたいに周りも店員さんも新商品を教えることに抵抗もある中、私たちは教えていただけたんだなと感動しております。
これからもこのようなセミナーを受講したいです。これからも活動応援しております。
今後ともよろしくお願いいたします。
このセミナーは、参加者募集の段階で都合がつかない方も多くアーカイブ配信の希望がありましたため、 障害者週間の12/9(土)まで、会員限定で公開されております。

一般社団法人日本視覚障がい者美容協会について

「いつ見えなくなっても怖くない世界」をスローガンに、美容を通じて視覚障がい者の「こうしてほしい」と企業の「応えたい」という気持ちをつないで形にする団体。視覚障がい者への新たな取り組みとしてフェムケア用品の勉強会も実施中。
フェムケア用品勉強会の詳細はこちら↓
https://www.japan-beauty-blind.com/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%A0%E3%82%B1%E3%82%A2%E7%94%A8%E5%93%81%E5%8B%89%E5%BC%B7%E4%BC%9A/
法人名:一般社団法人日本視覚障がい者美容協会
所在地:〒362-0015 埼玉県上尾市緑丘5-6-6
代表者:佐藤優子(代表理事)

OliviAさんプロフィール

ラブライフアドバイザー。性生活の総合アドバイザーとして2007年から活動を開始し、今年で15年目。カウンセリング、著述、メディア出演、講演、スクール運営、企業研修、商品開発など、多方面で「女性のセクシュアルウェルネス」「コミュニケーションを重視した性生活」の提案を行う。

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