芝浦工業大学と実践女子大学・実践女子学園中学校高等学校が 連携協定を締結
芝浦工業大学(東京都江東区/学長 山田 純)は、2023年12月11日、実践女子大学(東京都日野市/学長 難波 雅紀)、実践女子学園中学高等学校(東京都渋谷区/校長 湯浅 茂雄)と連携協定を締結しました。
芝浦工業大学と実践女子学園はこれまで定期的な情報交換を行い、大学間ではグローバルPBLプログラムの共同実施の検討、高大間では芝浦工業大学開催のサマーインターンシップに実践女子学園高等学校の生徒が参加する等、実質的な連携を進めてきました。さらに両者の関係を強固にし、相互の人的・知的資源の交流・活用を図り、それらを通して教育研究活動の活性化、将来必要とされる人材育成に寄与することを目的に、連携協定を締結することになりました。教育・研究のみならず正課外での交流や施設利用等、幅広い連携を行っていく予定です。また、中高・大学間の協定では、近年の理系ニーズ増加に対応し、高校教育と大学教育の接続と連携に資する探究活動や出張授業の実施等を行っていきます。
▼芝浦工業大学 山田 純学長のコメント
「社会に学び社会に貢献する技術者の育成」を建学の精神に掲げ、実践型技術者の育成に取り組んできた。理工系分野の女性が極端に少ないという社会課題に取り組むことは、建学の精神の実践と考えている。今回の実践女子大学と実践女子学園中学校高校との連携協定が相乗効果をもたらし、多くの女性理工系人材を輩出することを期待している。
▼実践女子大学 難波 雅紀学長のコメント
「社会を改革し未来を切り開いていくグローバル人材の育成」を本学は教育目標に掲げており、現代のグローバル化時代で学生が社会に貢献していくためには、「課題解決力や異文化に対する理解」などの「AIに代替できない能力・態度」を身に付ける教育が重要。国内トップクラスの理工系単科大学、SGU校である芝浦工業大学との連携は、本学にとり非常に大きな意義がある。今後、「文理横断的な論理的な思考力」を学生が身につけること、グローバル化推進などにおける多様な連携を念頭に置いて、本学単独では提供できない新たな側面の価値提供の拡大を図りたい。
▼実践女子学園中学校高校 湯浅 茂雄校長のコメント
芝浦工業大学との連携に関する協定は、本校にとり、とても大きな意味を持つ。本校で理系希望の割合が増えており、このことは本校の中学入学時の偏差値が、4年前に比較して10ポイント以上上昇していることも影響している。理数系教育を強化する途上にある本校にとり、芝浦工業大学との連携は願ってもないことだ。今夏、芝浦工業大学が開催した「女子高校生対象サマーインターンシップ」には、高2の理系希望の生徒が参加し、研究室に伺わせていただいた。定員を大きく上回る希望者があった。
■芝浦工業大学とは
工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科
https://www.shibaura-it.ac.jp/
理工系大学として日本屈指の学生海外派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の大学です。東京都(豊洲)と埼玉県(大宮)に2つのキャンパス、4学部1研究科を有し、約9,500人の学生と約300人の専任教員が所属。2024年には工学部が学科制から課程制に移行し、従来の教育の在り方を根本から変えていきます。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。
■実践女子大学とは
生活科学部/文学部/人間社会学部/国際学部*/大学院生活科学研究科/大学院生活科学研究科/大学院文学研究科/大学院人間社会研究科 *2024年4月設置
「品格高雅にして自立自営しうる女性の育成」を教育理念に掲げ、社会を改革し未来を切り開いていくグローバルな女性人材の育成を行っています。日野と渋谷の2キャンパス体制で大学院・学部の4,172名が学んでおり、社会や地域、企業が抱える課題の解決を通して、課題発見・解決能力、文理横断的な思考力・判断力を育み実践できるよう、社会連携授業にも力を入れています。
■実践女子学園中学校高等学校とは
普通科
基本の教科教育に加え、「探究教育」「グローバル教育」「感性表現教育」の3つの特色ある学びで未来を生きる力を育む教育を行っています。近年はESD(持続可能な開発のための教育)を発展させた本校独自の探究科目「未来デザイン」を展開。2022年11月にユネスコスクールへの加盟も認められました。異文化が交錯する渋谷の地で1,415名の生徒が学んでいます。
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