<大学で唯一の選定> 東京工芸大学と神奈川県住宅供給公社の取り組みが 「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業」に選定
東京工芸大学(学長:吉野 弘章、所在地:神奈川県厚木市、以下 本学)と神奈川県住宅供給公社との連携による厚木市緑ヶ丘エリアの活性化プロジェクト「ミドラボ」の取り組みが、2023年12月21日に国土交通省の実施する「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業(令和5年度第2回)」に選定されました。今年度の事業採択において、提案者に大学が名を連ねているのは本学のみです(本学は共同提案者として参画)。
国土交通省が実施するこの事業は、すべての人が安心して健康に暮らせる住環境の整備を促進することを目的に、民間事業者等が提案したプロジェクトを、学識経験者からなる評価委員会により、先導性が認められたものに対して支援するものです。
今回本学が公社らと提案した「団地を地域に開く:産学連携による厚木市緑ヶ丘団地『オープンストリート』等の整備」は、昭和30年代に建設された集合住宅団地である緑ヶ丘団地の課題を解決することを目的としています。団地の集会所や屋外共用部を新しい発想でリノベーションし、持続可能な仕組みを構築することを目指します。この提案は、本学と神奈川県住宅供給公社との連携による厚木市緑ヶ丘エリアの活性化プロジェクト「ミドラボ」による取り組みです。
この取り組みには、学生デザインコンペのアイデアを活用して空き住戸を改修し、学生向け賃貸住宅の整備も含まれます。これにより、学生と既存の住民との交流が見込まれます。
国土交通省は、この提案を団地集会所の再構築と地域の居場所となるような整備を行う魅力的な取り組みとして評価しました。さらに、持続的なコミュニティ形成に向けて、学生と既存住民との交流促進が重要であると指摘しています。
「ミドラボ」は、約60年前に建設された団地を研究フィールドとし、本学の工学部と芸術学部の学生・教員が協力して2018年から研究や制作活動を続けています。2023年には、東京都写真美術館で開催された本学創立100周年記念展「写真から100年」で「ミドラボ」の活動が紹介されました。
「工学と芸術を掛け合わせて未来を変える」。東京工芸大学は、テクノロジーとアートを融合し、新たな価値の創造を目指す本学ならではの取り組みをこれからも続け、100周年のその先も、地域とともに歩いていきます。
【関連ページ】
・国土交通省WEBサイト
https://www.mlit.go.jp/report/press/house07_hh_000273.html
・令和5年度第2回住まい環境整備モデル事業評価結果報告
http://100nen-sw.jp/evaluation/data/report_r51221.pdf
■厚木市緑ヶ丘エリア活性化プロジェクト「ミドラボ」
本学と神奈川県住宅供給公社が2018年1月に連携協定を締結した厚木市緑ヶ丘エリアの活性化プロジェクト。建築・ランドスケープの設計提案や、健康で快適なウェルネス住宅の実証実験、マンガ・映像を用いた地域のメディア制作、団地で暮らす学生らによる交流の場づくりなどを通して、多世代に開かれた地域の新しい魅力づくりを目指しています。
【URL】 https://www.kanagawa-jk.or.jp/action/midolab.html
■東京工芸大学
東京工芸大学は1923(大正12)年に創立した「小西寫眞(写真)専門学校」を前身とし、当初からテクノロジーとアートを融合した無限の可能性を追究し続け、2023年に創立100周年を迎えました。
【URL】 https://www.t-kougei.ac.jp/
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