期間中、創業者・河原 成美氏が厨房に立ち※ 白丸・赤丸が誕生する前の原点の味が復活
博多「一風堂1994」 2024年2月9日(金)~5月12日(日)ラー博に復活
新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区、代表取締役:岩岡 洋志)は、今年3月30周年を迎える取り組みとして、過去に出店した約37店舗の銘店が2年間かけ、リレー形式で出店するプロジェクト「あの銘店をもう一度」を2022年7月1日(金)にスタートさせました。
そしてこの度、“94年組”第5弾 札幌「すみれ1994」に続く第6弾として、2024年2月9日(金)~5月12日(日)まで、博多「一風堂1994」が出店します。
※一部日程を除く
“94年組”のコンセプトは1994年当時の味を再現するというもので、一風堂の代名詞である「白丸」、「赤丸」が誕生する前の原点の味を披露していただきます。そして39年目に突入した一風堂では、39年をThank youととらえ、これまでの感謝と共に一風堂の歴史の中でエポックメイキングとなったメニューを歴史と共に振り返る“一風堂クロニクル”というテーマを付加し、約3ヶ月の期間の中で、今では食べることの出来ない様々なメニューが復活します。さらに期間中、これまで実現しなかったスペシャルコラボも開催予定と、凝縮した3ヶ月間から目が離せません!
●一風堂の歴史
一風堂の創業は1985年10月16日、創業者の河原 成美(かわはら しげみ)氏により福岡市大名に誕生。
一風堂が誕生する前、河原氏は博多駅の近くにバー「AFTER THE RAIN」を1979年に開業。店は大繁盛していた中、河原氏は「33歳までにもう1店出店し、35歳までに天職を見つける」という目標を定めていました。「繁盛しているから2号店を出せばいいじゃないか」という意見が大半でしたが、河原氏は、「汚い・臭い・怖いというイメージを覆し、女性が1人でも気軽に入れるスタイリッシュなラーメン店を作り、福岡中の女性が集まるようなお店にしよう!」と、約1年間の修業を経て目標としていた33歳の1985年10月16日、「一風堂」を創業。店名の由来は「ラーメン界に一陣の風を吹かせたい!」という想いと、当時好きだったバンドの「一風堂」から名づけたとのことです。
お店は10坪程度の広さで、女性客が気軽に入れるという今までにないおしゃれなお店だったこともあり、口コミで徐々にお客さんは増え、1年後には1日200人のお客さんが訪れる繁盛店となりました。しかし一風堂は順調に利益を出していたものの、その後ロードサイド型のラーメン店「爽風亭(1988年)」や居酒屋などを展開したものの思うように利益が出ず、資金的にも厳しくなってきたのです。
そんな中、新横浜ラーメン博物館への出店の話が舞い込んできたのです。
●こんな場所に来るわけがない!新横浜ラーメン博物館への出店
河原氏曰く「岩岡さんは何度も訪ねてきてくれましたので、その熱意や夢は熱いものを感じました。そのため、乗り気ではなかったですが、現場だけは見ようと新横浜を訪れました。」
1993年の6月、小雨の降る夕方、駅を降りて建設現場まで歩く中、空き地だらけで人がほとんど歩いておらず「こんな場所ににお客さんが来るわけがない!すぐに断ろう」と瞬時に思ったようです。岩岡さんは「月商1,000万は行くと思います」と言ったのですが心の中で「馬鹿言ってんじゃないよ!こんな場所で1,000万も売れるわけないだろう!」と呆れました。「帰りに“設立準備室に寄ってください”というのでしぶしぶ立ち寄ったのですが、その扉を開けた瞬間、断るはずだった意思をひっくり返されました。そこには僕が忘れていた熱気がみなぎっており、ある者は電話をかけ、一方では声高に議論をしていて、壁には全国のラーメンの記事が貼られ、“オープンまで150日”、“勝ち抜くぞ!”といった紙が貼られていました。あの光景はあまりにもまぶしく、立地なんて関係ない、このスタッフたちと一緒に働きたいと思ったのです。もし準備室に立ち寄らなかったら今の一風堂はなかったのかもしれません」とのこと。
こうして、河原氏はその熱意に賭け、出店を決断したのです。現在国内外に250店舗以上を構える一風堂グループですが、ラーメン博物館に出店した1994年は、博多の大名本店1店舗しかありませんでした。「そうは言ってもそんなにお客さんが来るとは思っていませんでした。入場料がかかるという点も、岩岡さんに何度も考え直してほしいと懇願しました。」そんな状況だったため河原氏は、一番弟子だけを連れて、現地でアルバイトを募集し、1週間くらいで福岡に帰るつもりだったようです。しかし、オープンすると想定をはるかに超えるお客さんが来たため、結局福岡に帰れたのは半年後でした。」
●39年目のありがとう!一風堂クロニクル開催
“94年組”のコンセプトは1994年当時の味を再現するというもので、出店当時は一風堂の代名詞である“白丸”、“赤丸”が誕生する前の味を披露していただきます。
さらに今年39年目に突入した一風堂ですが、39年をThank youととらえ、これまでの感謝と共に一風堂の歴史の中でエポックメイキングとなったメニューを歴史と共に振り返る“一風堂クロニクル”というテーマを付加し、約3ヶ月の期間の中で様々なメニューが復活します。
●白丸・赤丸が誕生する前の原点の味が復活
原点の味は、100%豚頭のみを使用したクリーミーな豚骨スープ。
前日から下処理の工程を経て12時間かけて丹念に炊き上げ、臭みがなく、すっきりと飲みやすく、深い味わいになるよう仕込んでいます。かえしには、豚骨のコクと旨みを最大限に引き立てるように、九州産の濃口醤油と薄口醤油を6種類厳選してブレンドし、伝統の博多らしい味わいを創ります。
麺に使用する小麦粉は、福岡県産の小麦「ミナミノカオリ」を100%使用。昔懐かしい印象と、歯切れの良さに軽い食感とのどごしを表現した、小麦の香りを豊かに感じる特製の低加水細麺(番手:26番)です。チャーシューは、豚肩ロースの表面を焼き、九州産の醤油でじっくり煮込んだ、伝統の焼豚チャーシュー。醤油で味付けした木耳の食感、風味豊かな青ネギが豚骨スープをより引き立てます。
●「一風堂クロニクル」のスケジュール
※どのようなメニューが登場するかは、後日SNS等で随時発表していきます。
「一風堂1994」の更に詳しい情報はこちら
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