冨田勲 × コニカミノルタプラネタリウム がお送りする『コズ...

冨田勲 × コニカミノルタプラネタリウム がお送りする 『コズミック・ハーモニー 138億年の響き』

全国のプラネタリウムに配給開始

コニカミノルタプラネタリウム株式会社(東京都、代表取締役社長:本 由美子)は音楽家・冨田勲さんの楽曲を使用したプラネタリウム作品『コズミック・ハーモニー 138億年の響き』を全国のプラネタリウム館への配給を開始いたしました。

 

作品概要

138億年前に宇宙が誕生した時、宇宙最初の「音」が響きわたっていました。その「音」は宇宙誕生138億年後の現在、何処で響き渡っているのでしょうか。

立体音響の先駆者・冨田勲さんが奏でた名曲と共にこの宇宙に響き渡る「音」を見つけに行きませんか。作品のナレーションは俳優の松重豊さんです。(時間:30分)


登場する冨田勲の作品

・組曲「惑星」より木星・火星・金星・水星(作曲:ホルスト)

・月の光(作曲:ドビュッシー)

・答えのない質問(作曲:アイヴズ)

・亡き王女のためのパヴァーヌ(作曲:ラヴェル)

・青い地球は誰のもの2020(歌:カノン  作詞:阪田寛夫 作曲:冨田勲 編曲:津田賢吾) ほか


ナレーションは俳優の松重豊さん

作品のナレーションは俳優の松重豊さんが担当。優しく包みこむ松重さんの素敵な声をプラネタリウムでどうぞお楽しみ下さい。

 

冨田勲  ×  没入体験

「自然界では鳥の声や川の音とか色々な方向から聞こえてきて正面がない。

だから僕の音楽も正面がないように作っている。」― 冨田勲


サラウンド音源、VRや360°映像、音や映像の没入体験が話題になって久しいですが50年も前から包みこまれるような立体的な音の世界を作り出していた人がいました、音楽家・冨田勲さんです。シンセサイザーを駆使して生み出した音楽は「トミタ・サウンド」と呼ばれ世界中の多くの人に愛され、日本人として初めてグラミー賞4部門にノミネートされました。マイケル・ジャクソンが来日した際には「トミタに会いたい!」と冨田家を訪問しました。

 

冨田さんが作曲した音楽は今現在も多くの人の耳に届いており、NHK「きょうの料理」のテーマ曲や東京ディズニーシーのエントランスにあるアクアスフィアで流れている立体音響のテーマ音楽はパークを訪れる人々を楽しませています。TVアニメ「ジャングル大帝」、「リボンの騎士」などの音楽も手掛け多くの子どもたちに夢を与え続け、晩年にはバーチャル・シンガー“初音ミク”をソリストに迎えた「イーハトーヴ交響曲」を発表。自身の心の中に描いた壮大なイマジネーションを音楽と最新技術で表現してきました。

 

“元祖・没入体験”  をプラネタリムで体感

「トミタ・サウンド」といえば宇宙を題材にしたものが数多くあり、冨田さん自身も星や宇宙、プラネタリウムを愛していました。今から50年前、冨田さんが作ったサラウンド音源を聞ける環境はほとんどありませんでした。現在においても前方に左右2つのスピーカーによる2chステレオ環境が主流となっていますが、今回プラネタリウムで上映という事でドームの四方に配置された複数のスピーカーにより冨田さんが描いていた本来の「トミタ・サウンド」を体験する事ができます。(※上映施設によりスピーカーの数は異なります。)


使用した音源はTOMITA information Hub ( https://www.isaotomita.jp/ ) の全面協力のもとオリジナル原盤を使用しています。


作品の監督・脚本・プラネタリウムの演出を担当したのはプラネタリウム業界にて30年以上、延べ100作品以上を制作した、新井達之さん。

天文監修には名古屋大学総長であり、天文学者の杉山直さんに作品の監修して頂きました。

 

冨田さんは生前「プラネタリウムで僕の音楽を流し、多くの子どもたちに楽しんでもらいたい。」と語っていました。「自然界だけではなく、宇宙にも正面がない」冨田さんが目指した360°の音と映像に包まれる“元祖・没入体験”をプラネタリウムで是非体感して下さい。


★上映施設(2024年2月現在) 全国順次公開予定★

愛媛県  松山市総合コミュニティセンター  

期間:2023年12月1日 ~ 2024年11月30日

https://www.cul-spo.or.jp/comcen/fac_cosmo/


愛知県  名古屋市科学館

期間:2024年2月14日 (1日のみのイベント上映)

http://www.ncsm.city.nagoya.jp/visit/visitors_guide/information/2024/138.html

※詳しくは各館HPにてご確認下さい。

 

★音楽:冨田勲 (とみた いさお)★

音楽家 冨田勲 慶應義塾大学在学中から作曲家として活動を始め、NHK「きょうの料理」など番組テーマ曲、NHK大河ドラマ、手塚治虫作品、山田洋次監督作品など多彩な分野で作編曲家として優れた作品を数多く残す。1974年に米国RCAレーベルから発表したシンセサイザーによる作品「Snow Flakes are Dancing」は、日本人として初めてグラミー賞4部門にノミネート、その後の一連のアルバムも世界中で大ヒットした。音響効果をも含めた音楽は「トミタ・サウンド」と呼ばれクラシック・ファンのみならず、世界中の幅広い層から支持されている。


★ナレーション:松重豊 (まつしげ ゆたか) ★

63年1月19日生まれ、福岡県出身。舞台やドラマ、映画など幅広く活躍。近年の主な出演作に映画「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」、「余命10年」、「ツユクサ」など。「青春18×2 君へと続く道」が5月3日公開予定。

ドラマでは、「今ここにある危機とぼくの好感度について」、「いりびと-異邦人-」、「カムカムエヴリバディ」、「どうする家康」など。

また、雑誌「クロワッサン」で『たべるノヲト。』のエッセイを連載中。

 

★監督・脚本・プラネタリウム演出:新井達之 (あらい たつゆき)★

1964年、東京都出身。千葉大学理学部地学科卒業。国際プラネタリウム協会会員。

1990年から2022年まで、東京都内の公立博物館の天文担当学芸員として、100本以上のプラネタリウム番組制作を担当。デジタルプラネタリウムによる宇宙の映像と音楽を融合させた番組シリーズ、観客参加型の番組シリーズなど、宇宙を知る感動を新しいスタイルで伝えるプラネタリウム番組を追求してきた。現在は宇宙コンテンツクリエーターとして、音楽系クリエーターユニット『ソラノワ』などで活動。

 

★天文監修:杉山直 (すぎやま なおし)★

ドイツ生まれ。理学博士。1984年早稲田大学理工学部卒業後、広島大学大学院理学研究科博士課程を修了し、1991年東京大学理学部助手に着任。1996年から京都大学理学研究科助教授、2000年から国立天文台教授。2006年名古屋大学理学研究科教授、理学研究科長、理事・副総長(統括・総合調整担当)を経て、2022年4月より名古屋大学総長。専門は、宇宙物理学・宇宙論、特に宇宙マイクロ波背景放射や宇宙の構造形成の研究。西宮湯川記念賞、日本学術振興会賞、日本天文学会林忠四郎賞を受賞。

 

★キャスト・スタッフ一覧★

音楽:冨田 勲  

ナレーション:松重 豊 

監督・脚本・プラネタリウム演出:新井達之 

天文監修:杉山 直(名古屋大学) 

サラウンド音響・効果音・MIX:津田賢吾 (Tomita information  Hub)

編集・コンポジット:高原陽介

満月写真:伊藤隆晃 (コニカミノルタプラネタリウム株式会社)

ナレーション録音:園田芳伸・園田圭吾 (有限会社パストラル・サウンド)

協力:林 寛之 / 平中慶子 / 服部玲治 (日本コロムビア株式会社) / オードレッド・マーク (合同会社スターライトスタジオ) / 高柳洋介 (コニカミノルタプラネタリウム株式会社) / 合同会社スターライトスタジオ / 有限会社パストラル・サウンド 

特別協力:妹尾理恵 / Tomita information Hub

企画・制作:葛飾区郷土と天文の博物館 / コニカミノルタプラネタリウム株式会社

プロデューサー:若井太志(コニカミノルタプラネタリウム株式会社)

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