マクニカ、AIによる創薬・医療研究向けイノベーションハブ「Tokyo-1」の活用促進を支援
~自社開発の「AI TRY NOW PROGRAM」を事前検証のため提供開始~
株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)クラビス カンパニーは、三井物産株式会社の100%子会社でAI創薬事業を展開する株式会社ゼウレカ(本社:東京都千代田区大手町、代表取締役社長:務台 明子、以下ゼウレカ)が運営する、AIによる創薬・医療研究向けのスーパーコンピューターを擁したイノベーションハブ「Tokyo-1*1」の事前検証環境として、最新のAIソリューションを導入前に検証できるサポートプログラム「AI TRY NOW PROGRAM*2」の提供を開始いたします。
■注目されるAI創薬と「Tokyo-1」
近年、従来型の創薬が抱える研究開発の長期化や極めて低い成功率などの課題を解消するためAI創薬が注目されています。国内でも取り組む企業が増える中、計算能力の獲得や計算環境に関する最先端技術のキャッチアップ、創薬とデータサイエンス両方の知識を備えた人材の確保といった課題が見えてきました。
ゼウレカが運営する「Tokyo-1」では、スーパーコンピューター環境と、AI創薬に関する非競争領域の技術を各社が検証しあう情報コミュニティ、及びAIソリューションを提供することにより、これらの課題を解決し創薬研究の変革実現を後押しします。
■ゼウレカとマクニカの連携内容
マクニカは企業のAI活用を後押しするためのサポートプログラム「AI TRY NOW PROGRAM」を提供しています。この度、「AI TRY NOW PROGRAM」に、ゼウレカ「Tokyo-1」と同等の開発環境や創薬関連の6つのソリューション(V7「V7 Darwinプラットフォーム」、サターラ合同会社「Certara.AI」、310.ai「310 Copilot」、Weights & Biases「Weights & Biasesプラットフォーム」、エルピクセル株式会社「IMACEL」、株式会社biomy「DeepPathFinder™」)と連携することにより、「Tokyo-1」利用検討企業が事前検証環境として「AI TRY NOW PROGRAM」を利用することが可能となります。これにより「Tokyo-1」利用の投資判断に必要なデータ収集が可能となり、迅速な意思決定に貢献します。
■「Tokyo-1」と「AI TRY NOW PROGRAM」で検証可能になった、6つのヘルスケア向けソリューション
【AIトレーニングデータプラットフォーム】
対象ソフトウェア:V7 「V7 Darwinプラットフォーム」
V7 Darwinプラットフォームは、データ管理やラベル付け、検証を実現するトレーニングデータプラットフォームで、独自のAI製品やアプリケーション構築を支援します。このプラットフォームは強力なクラウドベースのワークフローエンジンを提供し、DICOM、ホールスライド画像、ビデオ、テキスト、または任意のマルチモーダルデータミックスを含むあらゆるモダリティで、AIモデルを異なる開発チームやコードとつなぐことができます。複数の関係者がトレーニングデータのラベリング、モデル出力の補正、データの分析において協業し、独自のカスタムビルドAIモデルの開発をより速く、より安価に、より良く進めることができます。
【的確な用語抽出で社内外の情報活用を支援するエビデンスベースAI】
対象ソフトウェア:サターラ合同会社 「Certara.AI」
創薬・医薬品開発におけるAIの活用には業界固有の用語や表現への対応が求められます。
Certara.AIは、的確な用語抽出に基づく文献探索やトレンド分析、ナレッジの可視化、非定型文書情報の表抽出利用、申請文書相当の品質で文書生成できるGPT機能等をエビデンスと共に提供します。
研究者の基本的なニーズを満たすだけでなく、キュレーションデータベースと自社情報の統合や、化学構造からのプロパティ予測、定量的システム薬理学(QSP)モデル構築支援など、専門性の高いニーズにも応える次世代のインフォマティクスプラットフォームです。
【新規生体分子の設計を実現するAIエンジン】
対象ソフトウェア:310.ai 「310 Copilot」
310 CoPilotは、生物学の科学者にとって使い易いAIプラットフォームで、タンパク質データベースの検索、可視化、モデルの実行がすべて1つのユーザーフレンドリーなインターフェースで実行できます。310 CoPilotは、世界で1000人以上の大学または製薬会社の研究者、科学者に信頼されています。
【生成AI時代のMLOps*3、LLMOps*4を実現するプラットフォーム】
対象ソフトウェア:Weights & Biases 「Weights & Biasesプラットフォーム」
Weights & Biasesプラットフォームは、OpenAI、Stability AIをはじめ、世界をリードする生成AI/LLM開発企業に対して圧倒的なマーケットシェアを誇ります。巨大化するAI開発において、その実験的な研究・開発プロセスを成功に導くためには、エンタープライズグレードのML実験管理及びエンドツーエンドでLLMOpsを実現するための情報管理プラットフォームが必需品になりつつあります。WandBは、LLM開発や画像モデリング、創薬などの幅広い深層学習ユースケースに対応し、国内外で80万人以上の機械学習実践者に信頼されています。
【創薬を支援する画像解析AI】
対象ソフトウェア:エルピクセル株式会社 「IMACEL」
エルピクセルは、ライフサイエンス・医療のドメイン知識に長けたエンジニアを数多く有した、画像解析AIに強みを持つベンチャー企業であり、「創薬を加速するAI」をベースに、探索研究・前臨床研究から、臨床研究・市販後まで、多くの製薬企業の様々な創薬フェーズにおける課題解決を支援しています。
【AI病理画像解析プラットフォーム】
対象ソフトウェア:株式会社biomy 「DeepPathFinder」
※研究用途での使用に限る
DeepPathFinder は、がん細胞と取り巻くがん免疫微小環境の理解を高めることを支援する、研究用途のクラウドサービスです。腫瘍の病理画像を迅速に解析し、患者個々のがん免疫微小環境の空間的特徴量を定量的に把握することを可能とします。これらの情報は治療決定の判断材料の1つとして役立ち、適切な患者選択や薬効予測を通じて、治療アウトカムの向上を目指しています。
■今後の展望
マクニカは、「Tokyo-1」における最先端のテクノロジーを用いた環境構築支援やAIソリューションの活用支援を通して、日本の創薬を取り巻く課題解決に貢献してまいります。
*1:「Tokyo-1」について
創薬をはじめとする国内のヘルスケア業界におけるイノベーションハブ構築を目指すプロジェクト。ゼウレカが国内にスーパーコンピューター環境を構築し、先ずは趣旨に賛同を頂いた国内製薬会社複数社様に対して、スーパーコンピューターの利用と関連サービスの提供、創薬研究の変革実現を後押しするコミュニティの運営等を実施しています。
詳細はこちら:
https://tokyo-1.ai/
*2:「AI TRY NOW PROGRAM」について
AI開発環境上で最新のAIソリューションを自社への導入前に検証できる、マクニカオリジナルのサポートプログラム。最適なハードウェア構成でソフトウェアの検証をすることで、本番環境に近いパフォーマンス及び機能のKPI測定ができ、導入の意思決定を加速することが期待できます。
詳細はこちら:
https://www.macnica.co.jp/business/semiconductor/manufacturers/nvidia/products/143484/
*3:MLOps(機械学習(Machine Learning)と運用(Operations)を組み合わせてできた造語)
機械学習プロジェクトの効率的な管理手法で、トレーニング、テスト、デプロイ、運用自動化を通じて、高度なチームコラボレーションを促進し、ビジネス価値を迅速に提供するための手段を提供します。
*4:LLMOps(Large Language Model Operations)
MLOpsをより大規模言語モデル(LLM)に特化した内容の開発管理手法を提供します。
※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカおよび各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。
■注目されるAI創薬と「Tokyo-1」
近年、従来型の創薬が抱える研究開発の長期化や極めて低い成功率などの課題を解消するためAI創薬が注目されています。国内でも取り組む企業が増える中、計算能力の獲得や計算環境に関する最先端技術のキャッチアップ、創薬とデータサイエンス両方の知識を備えた人材の確保といった課題が見えてきました。
ゼウレカが運営する「Tokyo-1」では、スーパーコンピューター環境と、AI創薬に関する非競争領域の技術を各社が検証しあう情報コミュニティ、及びAIソリューションを提供することにより、これらの課題を解決し創薬研究の変革実現を後押しします。
■ゼウレカとマクニカの連携内容
マクニカは企業のAI活用を後押しするためのサポートプログラム「AI TRY NOW PROGRAM」を提供しています。この度、「AI TRY NOW PROGRAM」に、ゼウレカ「Tokyo-1」と同等の開発環境や創薬関連の6つのソリューション(V7「V7 Darwinプラットフォーム」、サターラ合同会社「Certara.AI」、310.ai「310 Copilot」、Weights & Biases「Weights & Biasesプラットフォーム」、エルピクセル株式会社「IMACEL」、株式会社biomy「DeepPathFinder™」)と連携することにより、「Tokyo-1」利用検討企業が事前検証環境として「AI TRY NOW PROGRAM」を利用することが可能となります。これにより「Tokyo-1」利用の投資判断に必要なデータ収集が可能となり、迅速な意思決定に貢献します。
■「Tokyo-1」と「AI TRY NOW PROGRAM」で検証可能になった、6つのヘルスケア向けソリューション
【AIトレーニングデータプラットフォーム】
対象ソフトウェア:V7 「V7 Darwinプラットフォーム」
V7 Darwinプラットフォームは、データ管理やラベル付け、検証を実現するトレーニングデータプラットフォームで、独自のAI製品やアプリケーション構築を支援します。このプラットフォームは強力なクラウドベースのワークフローエンジンを提供し、DICOM、ホールスライド画像、ビデオ、テキスト、または任意のマルチモーダルデータミックスを含むあらゆるモダリティで、AIモデルを異なる開発チームやコードとつなぐことができます。複数の関係者がトレーニングデータのラベリング、モデル出力の補正、データの分析において協業し、独自のカスタムビルドAIモデルの開発をより速く、より安価に、より良く進めることができます。
【的確な用語抽出で社内外の情報活用を支援するエビデンスベースAI】
対象ソフトウェア:サターラ合同会社 「Certara.AI」
創薬・医薬品開発におけるAIの活用には業界固有の用語や表現への対応が求められます。
Certara.AIは、的確な用語抽出に基づく文献探索やトレンド分析、ナレッジの可視化、非定型文書情報の表抽出利用、申請文書相当の品質で文書生成できるGPT機能等をエビデンスと共に提供します。
研究者の基本的なニーズを満たすだけでなく、キュレーションデータベースと自社情報の統合や、化学構造からのプロパティ予測、定量的システム薬理学(QSP)モデル構築支援など、専門性の高いニーズにも応える次世代のインフォマティクスプラットフォームです。
【新規生体分子の設計を実現するAIエンジン】
対象ソフトウェア:310.ai 「310 Copilot」
310 CoPilotは、生物学の科学者にとって使い易いAIプラットフォームで、タンパク質データベースの検索、可視化、モデルの実行がすべて1つのユーザーフレンドリーなインターフェースで実行できます。310 CoPilotは、世界で1000人以上の大学または製薬会社の研究者、科学者に信頼されています。
【生成AI時代のMLOps*3、LLMOps*4を実現するプラットフォーム】
対象ソフトウェア:Weights & Biases 「Weights & Biasesプラットフォーム」
Weights & Biasesプラットフォームは、OpenAI、Stability AIをはじめ、世界をリードする生成AI/LLM開発企業に対して圧倒的なマーケットシェアを誇ります。巨大化するAI開発において、その実験的な研究・開発プロセスを成功に導くためには、エンタープライズグレードのML実験管理及びエンドツーエンドでLLMOpsを実現するための情報管理プラットフォームが必需品になりつつあります。WandBは、LLM開発や画像モデリング、創薬などの幅広い深層学習ユースケースに対応し、国内外で80万人以上の機械学習実践者に信頼されています。
【創薬を支援する画像解析AI】
対象ソフトウェア:エルピクセル株式会社 「IMACEL」
エルピクセルは、ライフサイエンス・医療のドメイン知識に長けたエンジニアを数多く有した、画像解析AIに強みを持つベンチャー企業であり、「創薬を加速するAI
【AI病理画像解析プラットフォーム】
対象ソフトウェア:株式会社biomy 「DeepPathFinder」
※研究用途での使用に限る
DeepPathFinder は、がん細胞と取り巻くがん免疫微小環境の理解を高めることを支援する、研究用途のクラウドサービスです。腫瘍の病理画像を迅速に解析し、患者個々のがん免疫微小環境の空間的特徴量を定量的に把握することを可能とします。これらの情報は治療決定の判断材料の1つとして役立ち、適切な患者選択や薬効予測を通じて、治療アウトカムの向上を目指しています。
■今後の展望
マクニカは、「Tokyo-1」における最先端のテクノロジーを用いた環境構築支援やAIソリューションの活用支援を通して、日本の創薬を取り巻く課題解決に貢献してまいります。
*1:「Tokyo-1」について
創薬をはじめとする国内のヘルスケア業界におけるイノベーションハブ構築を目指すプロジェクト。ゼウレカが国内にスーパーコンピューター環境を構築し、先ずは趣旨に賛同を頂いた国内製薬会社複数社様に対して、スーパーコンピューターの利用と関連サービスの提供、創薬研究の変革実現を後押しするコミュニティの運営等を実施しています。
詳細はこちら:
https://tokyo-1.ai/
*2:「AI TRY NOW PROGRAM」について
AI開発環境上で最新のAIソリューションを自社への導入前に検証できる、マクニカオリジナルのサポートプログラム。最適なハードウェア構成でソフトウェアの検証をすることで、本番環境に近いパフォーマンス及び機能のKPI測定ができ、導入の意思決定を加速することが期待できます。
詳細はこちら:
https://www.macnica.co.jp/business/semiconductor/manufacturers/nvidia/products/143484/
*3:MLOps(機械学習(Machine Learning)と運用(Operations)を組み合わせてできた造語)
機械学習プロジェクトの効率的な管理手法で、トレーニング、テスト、デプロイ、運用自動化を通じて、高度なチームコラボレーションを促進し、ビジネス価値を迅速に提供するための手段を提供します。
*4:LLMOps(Large Language Model Operations)
MLOpsをより大規模言語モデル(LLM)に特化した内容の開発管理手法を提供します。
※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカおよび各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。
株式会社マクニカについて
マクニカは、半導体、サイバーセキュリティをコアとして、最新のテクノロジーをトータルに取り扱う、サービス・ソリューションカンパニーです。世界23か国/地域81拠点で事業を展開、50年以上の歴史の中で培った技術力とグローバルネットワークを活かし、AIやIoT、自動運転など最先端技術の発掘・提案・実装を手掛けています。
マクニカについて:www.macnica.co.jp
マクニカについて:www.macnica.co.jp
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