タバコとお酒、やめたくないのはどっち?喫煙者への意識調査の結...

タバコとお酒、やめたくないのはどっち? 喫煙者への意識調査の結果を公開

禁煙・分煙の風潮の中、喫煙者の60%近くが「煙草をやめたくない」と回答

クリア分煙を実現する高性能喫煙ブースの販売を手掛ける株式会社エルゴジャパン(代表取締役:安田 光守)は、2024年4月に実施した喫煙者に対する独自アンケートの結果を公開いたしました。


これはタバコとお酒を比較して、やめたくないのはどちらかという意識を調査するために行ったアンケート調査になります。2024年4月に実施したアンケートによると、60%近くの方が煙草をやめたくない、楽しみ続けたいとの意識を持っていることがわかりました。

2020年の改正健康増進法施行以降、飲食店をはじめ様々な環境において全面禁煙となる場所が増える中で、実際の喫煙者はそれほど減少する気配がみられず、喫煙者と喫煙環境には、大きなギャップが生まれつつある点が、課題として浮かび上がってきました。



■タバコとお酒に関する意識調査の概要

【対象者】

全国対象360名(男性:293名、女性:67名)

※20代:14名、30代:52名、40代:88名、50代:117名、60歳以上:89名)


◇調査結果

1. タバコとお酒、やめたくないのはどちらかを質問したところ、以下の結果となりました。

やめられないのは?


最も多いのはタバコで、32.8%の人がやめたくないと答えていました。またどちらもやめたくない31.4%であり、64.2%の人はタバコをやめられないと答えています。


2. タバコをやめられないと答えてくれた人に、その理由について質問したところ、以下の結果となりました。

タバコをやめられない理由は?


最も多い理由は気分転換やストレス解消になるからといった理由であり、68.9%の方が理由として選ばれています。またリラックスできるからという理由も55.3%という高い数字を示しており、自身の生活をよりよくするためにタバコを吸っていることが見て取れます。


3. お酒がやめられないと答えてくれた方に、今後タバコを本当にやめる機会があるとすれば、どんな時かを質問したところ、以下の結果となりました。

タバコをやめる可能性は?


最も多い理由は値段が上がるタイミングで、1箱800円や1,000円という価格帯になった際に、喫煙をやめると回答した方が最も多く半数の50%に上りました。また次いで病気がきっかけでやめると答えた方は33.6%という数字になりました。


4. 続いて、タバコを吸う上で、気をつけていることを聞いたところ、以下の結果となりました。

注意していること


最も多い理由が、タバコが吸えない飲食店でタバコを我慢しているという点であり、半数を超える50.3%の方が気をつけていました。また健康やお金のために1日の喫煙本数を決めている、タバコを吸わない人の前ではタバコを吸わないように我慢している、タバコを吸わない人に煙がかからないようにしているという答えは、それぞれ3人に1人の約33%の人たちが気をつけているという結果となりました。


5. 最後に、現在の喫煙環境について感じることを質問したところ、以下の結果となりました。

喫煙環境について感じること


喫煙場所が足りていないという方が圧倒的に多く、54.4%という結果となりました。また喫煙所が混んでいるという答えも35.6%の高い数字を示す結果となりました。それに合わせて屋内で気軽に喫煙できるお店が増えてほしいという方も29.7%と一定の割合を示す結果となりました。



【全体所感】

タバコとお酒は切っても切り離せないものではあり、いずれも一緒に楽しむ方が多いものです。一方でどちらについても吸いすぎ、飲みすぎは健康面にとってマイナスであることは多くの人にとって周知の事実かと思います。

そんな中でもタバコをやめることが出来ない方というのは、一定数存在することがわかりました。また喫煙者の多くは、タバコの金額が上がる、健康への影響が出る、そういった状況にならない限り、タバコをやめる考えをもっていません。そんな中で、喫煙者は非喫煙者に対していろいろな気を遣いながらタバコを吸っている現状も見て取れました。

2020年の改正健康増進法施行以降、完全禁煙のお店が増えるなどといった形で、禁煙・分煙に対する流れは強くなりました。一方で、そこまでタバコをやめられる方が増えていないのは調査データや今回のアンケートからも読み取れます。

喫煙環境が少なくなり、一方で喫煙者は減っていない、また減りにくいという状況の中で、大きなギャップが出来てしまっていることが、本調査から分かりました。

公共の喫煙スペースを含め、喫煙者の方にとって安心してタバコが吸える環境を整えることは、この市場のギャップを埋めるためにもとても大切な視点になっているのではないかと感じます。



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■本調査について

調査方法:インターネット調査

調査期間:2024年4月2日

調査対象:20代以上の男女360名

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