東洋一の商業団地として栄え、時代に翻弄され衰退した箕面船場 二代目女性社長が世界に発信するアパレル新ブランドを設立
かつて東洋一の商業団地として栄え、その後時代の流れで寂れてしまった大阪箕面船場。近年再び注目を集めるこの地で創業50年、アパレルの企画製造販売を行う株式会社アイ・シー・シー(本社:大阪府箕面市、代表:水谷 佳代)は、街の再生を目指して新ブランドを立ち上げました。この度、「Makuake」にて2024年7月22日(月)~プロジェクトを開始しました。
【北急が延伸、箕面船場に新たな活気の息吹】
箕面船場は1970年の大阪万博の年にまち開きをしました。阪神甲子園球場19個分にあたる広大な土地に繊維卸商が集まり東洋一の商業団地と呼ばれ、働く人たちでまちは活気にあふれていました。しかし、バブル崩壊後はグローバル化や流通の変化により、最盛期は260社あった繊維卸商の組合数も約半分にまで減少しました。団地内にはパチンコ店やマンションが建ち始め、繊維のまちの面影も少しずつ消えていきました。
そんな箕面船場に北大阪急行電鉄(北急)が延伸し、箕面船場阪大前駅と箕面茅野駅の二つの新駅が誕生しました。かつての繊維団地の跡地に阪大のキャンパスが建ち、倉庫は学生たちの交流の場やカフェに変わりまちは大きく変化しました。今、箕面船場はスタイリッシュに変化する繊維のまちとして、再び大阪市民の注目を集めています。
【アパレル業界の役割を定義する新ブランド】
当社は箕面船場と共に、繊維一筋で50年の歴史を刻んできました。今後の繊維業界と服の役割として「品質の良いものを毎日身に着けることで満足を感じ、高い耐久性でコストを抑えながらも洗練された印象を与える」ということが求められると考え、その役割を「定義」するという意味をこめて「Define」というブランドを立ち上げました。
素材は天然シルク100%。家でも手軽に洗えるように特殊な加工をしていますが、一般的な洗えるシルクは出来上がった糸や生地の表面にウォッシャブル加工をしています。当社の製品は糸になる前に繊維のたんぱく分子を「分子改良」しているので、より耐久性が高く肌触りに優れていますが、糸の生産が少量なのでまだまだ製品としては少数です。
サスティナブルを考え、肌に優しくデイリーウェアとして長く愛され、製造の段階でもほとんど廃棄する部分がないニットの製品に仕上げました。さらに、長年のスポーツウェアの企画製造で培ってきたノウハウを活かし、身体の動きに対して機能的で、快適でありながらファッション性のあるデザインを生み出しました。
【再び日本の繊維業界の火を灯したい】
新ブランド企画のきっかけは、創始者である父親が数年前に腸の機能的イレウスを発症し、ホスピスに入院したことです。抗がん治療を受けていた人たちが、肌が敏感になり乾燥に悩んでいる事を知り、アパレルメーカーとして何かできないかと思い立ちました。体にも心にも良い素材は何か、素材や製法を考え抜いた末に生まれたのがこの製品です。「毎日着るものだからこそ、身体に良い物を着て欲しい」という父への思いから、自身だけではなく大切な人への贈り物のひとつに…という願いを込めました。
代表の水谷は「箕面船場50年の歴史を共に歩んできた中で仲間がどんどん減っていき、街の風景もすっかり様変わりしました。新駅と共に、再び日本の繊維業界の火を灯していきたいと新ブランド立ち上げに奮起しました。日本の高い技術力で作った製品で繊維業界の再生を目指しています」と語ります。
「Makuake」URL
https://www.makuake.com/project/define/
期間:2024年7月22日(月)~2024年8月25日(日)
通常のシルクは50回で色落ちしました。
【「Define」商品概要】
定価 :59,000円(税込)
素材 :シルク100%
生産国 :日本
サイズ :M・L
デザイン:ポロシャツ/丸首
色・柄 :オフホワイト・ネイビー・ブラック
ポロシャツのみ横ストライプがあります
重さ :ポロシャツ M240g/丸首 M220g
【会社概要】
会社名 : 株式会社アイ・シー・シー
代表 : 水谷 佳代
本社 : 〒562-0036 大阪府箕面市船場西3-1-7
事業内容: アパレルの企画販売、製造、販売
URL : https://iccjapan.jp
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- ファッション・アパレル 自然・エコロジー 社会(国内)
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