(株)山岸の移動スーパー、売上が昨対比約1.3倍に 過疎地域や高齢者、増え続ける買い物難民に柔軟な品ぞろえが好評
福井県、石川県を中心にホームセンター、リフォーム専門店、移動スーパーを展開する株式会社山岸(代表:山岸 信治、本社:福井県あわら市)では、移動スーパーの売上が増加しており、2023年8月から2024年7月までの1年間は昨対比約127%となっています。特に交通手段のない過疎地や、運転が困難な高齢者に多くご利用いただいており、通常スーパーで販売している生鮮食品・お惣菜やお弁当など以外にも、注文すれば資材などもお届けする、柔軟な対応が喜ばれています。
【買い物難民の「食品アクセス問題」の解決に、移動スーパーの需要が拡大】
高齢化や単身世帯の増加、地元小売業の廃業、既存商店街の衰退等により、買い物難民と呼ばれる、日常の食料品の購入に不便を感じる人の増加が社会問題となっています。2023年には65歳以上の高齢者が人口の29.1%と過去最高となっており、高齢者の増加と合わせて買い物難民も、過疎地域のみならず都市部においても、増加の一途をたどると予想されます。食品アクセス問題の解決法として、移動販売、買い物代行、配食サービスなど様々な対応方策が実施されています。
中でも、移動販売においては、大手コンビニチェーンが「移動コンビニ」を展開したり、地域密着型スーパーが免許返納などで買い物難民が増えているエリアへのサービス提供として関心が高まっており、移動スーパーに着手する企業が増えてきています。
※農林水産省 食品アクセス(買物困難者等)問題ポータルサイト
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/eat/syoku_akusesu.html
※総務省統計局 https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1380.html
【販売員とコミュニケーションを取りながら楽しむお買い物が好評】
そんな中、当社の移動スーパーの売上が昨対比約1.3倍と増加中です。当社では特にお客様とのコミュニケーションを取りながらの販売を大事にしており、お客様のご要望を聞き取り、ご希望に応じて普段積んでない資材等の商品のお届けも行っています。これは当社が展開するホームセンター事業があることで、対応可能なものは柔軟にご要望にお応えする形をとっています。現在はスーパーを拠点とした近隣エリアの集落を回っていますが、お客様の多くは、郊外のスーパーまで買い物に行くには車が必須にもかかわらず、高齢のため運転が難しかったり、免許を返納されたりしている方です。
お客様からは「自分では買いに行けないから助かっている」「販売員と距離が近いのが良い。」「何でも売っていてありがたい」と好評です。
【移動販売の利用方法、営業エリア詳細】
現在、以下の3つの拠点を中心に営業しています:
スーパーホームセンターヤマキシ朝日店(福井県)、スーパーホームセンターヤマキシ新加賀店(石川県)、スーパーホームセンターヤマキシ川北店(石川県)。
これらの拠点から計7台の移動スーパートラックが出発し、各集落の決められたスペースで専用の音楽を合図に販売を開始します。
最低購入金額や最低購入個数の設定はなく、食品、お惣菜、鮮魚、精肉、野菜果物、日用品など、多岐にわたる商品を取り揃えています。また、普段トラックに積んでいない商品でもご注文いただければ、次回の販売時にお持ちします。
さらに、販売ルート外からの移動販売のご希望にも柔軟に対応し、ルートへの組み込みを検討しています。お客様のご要望にできる限りお応えすることで、快適なお買い物体験を提供しています。
【今後の展開】
地方の少子高齢化での、移動スーパーの需要は、今後も増加し続けていくことが予測されます。当社では、より多くのお客様のご希望に応えられるよう、販売エリアの拡大、商品ラインナップの拡充を順次進めていっております。
【会社概要】
名称 : 株式会社山岸
所在地: 〒919-0628 福井県あわら市大溝1丁目8番13号
- カテゴリ:
- 企業動向
- タグ:
- 経済(国内) ビジネス全般 その他ライフスタイル
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