福祉×クリエイターによる音楽プロジェクト『セタオーレーベル season3』にて、幻聴妄想かるたを題材にした新たな8曲をリリース!
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2025年1月31日 10:00世田谷発の持続的なビジネス・カルチャーを生み出すべく、世田谷区が実施する「SETAGAYA PORT(セタガヤポート)https://setagayaport.jp/」プロジェクト(事務局:dot button company株式会社(本社:東京都世田谷区代沢、代表取締役:中屋祐輔))で取り組む2022年にスタートした音楽プロジェクト『セタオーレーベル』。世田谷区内の福祉施設とクリエイターとの新たなコラボレーションによって、新たな8曲をリリースいたしました。
■『セタオーレーベル 』とは
『セタオーレーベル』は、2022年より始動した福祉×クリエイターによる音楽プロジェクト。
「音楽」という表現を通じて、福祉という概念やそれぞれの背景を超えた、新たな関係性や価値観を生み出すことを目的に発足しました。
世田谷区内の福祉施設で集音した世界に一つしかない音と、アーティストの感性をかけ合わせて楽曲を制作。誕生した音楽を「セタオーレーベル」にて発表しています。
これまでにリリースした全10曲は世界中で再生され、総ストリーミング再生数は約9万回を突破。
楽曲配信によって得た収益は、福祉施設やアーティストとシェアし、関係性や価値観を育むとともに、新たなビジネスモデルの構築も目指しています。
「音楽」という表現を通じて、福祉という概念やそれぞれの背景を超えた、新たな関係性や価値観を生み出すことを目的に発足しました。
世田谷区内の福祉施設で集音した世界に一つしかない音と、アーティストの感性をかけ合わせて楽曲を制作。誕生した音楽を「セタオーレーベル」にて発表しています。
これまでにリリースした全10曲は世界中で再生され、総ストリーミング再生数は約9万回を突破。
楽曲配信によって得た収益は、福祉施設やアーティストとシェアし、関係性や価値観を育むとともに、新たなビジネスモデルの構築も目指しています。
■集音した環境音や「超・幻聴妄想かるた」の札を題材に制作
『セタオーレーベル season3』(以下、season3)では、世田谷の上町駅近くにある福祉施設「ハーモニー」のみなさんと、過去最多の7名のアーティストで制作した全8曲をリリースしました!
今回は、ハーモニーで集音した音と、ハーモニーに通所するメンバーが体験した幻聴や妄想を題材にした「超・幻聴妄想かるた」、そして未発表の札を含めた7枚の札を楽曲のモチーフとしています。
集音したのは、ハーモニーの日ごろの活動の中で生まれる64個の音や声。各曲の題材となるかるたの字札を読み上げる声、音楽活動が好きなメンバーのベースやギターの楽器の音、施設で営むリサイクルショップ開店作業の音、週に一度近況報告を話し合うメンバーミーティング(愛のミーティング)の挨拶、換気扇の騒音など、メンバーと話し合いながら「ハーモニーらしい」音を集めています。
その後アーティストの方々によって、ハーモニーの空気感や、かるたの字札からインスピレーションを得た創造的な楽曲が8曲完成しました。
今回は、ハーモニーで集音した音と、ハーモニーに通所するメンバーが体験した幻聴や妄想を題材にした「超・幻聴妄想かるた」、そして未発表の札を含めた7枚の札を楽曲のモチーフとしています。
集音したのは、ハーモニーの日ごろの活動の中で生まれる64個の音や声。各曲の題材となるかるたの字札を読み上げる声、音楽活動が好きなメンバーのベースやギターの楽器の音、施設で営むリサイクルショップ開店作業の音、週に一度近況報告を話し合うメンバーミーティング(愛のミーティング)の挨拶、換気扇の騒音など、メンバーと話し合いながら「ハーモニーらしい」音を集めています。
その後アーティストの方々によって、ハーモニーの空気感や、かるたの字札からインスピレーションを得た創造的な楽曲が8曲完成しました。
<ハーモニー>
ふしぎな声が聞こえたり、譲れない確信があったり、気持ちがふさぎ込んだり。様々な心の不調や日々の生活に苦労している人々の集いの場です。利用者の体験や苦労をもとにかるたを制作し「幻聴妄想かるた」として販売しています。
「超・幻聴妄想かるた」:https://harmony1.theshop.jp/items/11545156
書籍「同じ月を見上げて」:https://harmony1.theshop.jp/items/85621526
長年所長としてメンバーに寄り添ってきた新澤克憲氏の書籍。ハーモニーについて知りたい方はぜひご覧ください。
ふしぎな声が聞こえたり、譲れない確信があったり、気持ちがふさぎ込んだり。様々な心の不調や日々の生活に苦労している人々の集いの場です。利用者の体験や苦労をもとにかるたを制作し「幻聴妄想かるた」として販売しています。
「超・幻聴妄想かるた」:https://harmony1.theshop.jp/items/11545156
書籍「同じ月を見上げて」:https://harmony1.theshop.jp/items/85621526
長年所長としてメンバーに寄り添ってきた新澤克憲氏の書籍。ハーモニーについて知りたい方はぜひご覧ください。
■7名のコラボレーションアーティストと全8楽曲をリリース
『Natural Ⅲ』Hibiki Ueda
セタオーレーベル season1から変わらず、頂いた環境音をなるべく自然のまま使用し、今回は詩の朗読が一番映えるように、自分の音楽性とのバランスを取ることを楽しみながら制作しました。
集音した場所の雰囲気も伝わるよう、半分は劇伴のような入りにしています。
集音した場所の雰囲気も伝わるよう、半分は劇伴のような入りにしています。
かるた:清水 康秀
「100m程先に、アランドロンがいます こちらのほうに歩いてきます あれ?トムクルーズかな?なんだヒデくんか」
「100m程先に、アランドロンがいます こちらのほうに歩いてきます あれ?トムクルーズかな?なんだヒデくんか」
●Hibiki Ueda profile
ジャズピアニスト・作曲家・yosemic Tokyo共同代表。5歳からピアノをはじめる。洗足学園音楽大学ジャズ科へ進学し、大学卒業後、単身渡米。ニューヨーク市立Queens College 修士課程に入学、ジャズ作曲を専攻し、ルイ・アームストロング“サッチモ”アワードにも参加。卒業後にニューヨーク市内のクラブや教会で演奏活動を展開。また、表現者・アーティストの団体“yosemic”を主催。2020年に帰国し、映像音楽作家としても活動。
公式サイト:https://www.hibikiueda.com/
『目を瞑れば』monq design
かるたを詠むkagesanのお声は凪のようで、心が落ち着きます。
昼食後椅子に深く腰掛けて、目をゆっくりと瞑るkagesanを思い出しました。
暫くそのまま凪に耳を傾けていると、波が浮かび上がってきました。
昼食後椅子に深く腰掛けて、目をゆっくりと瞑るkagesanを思い出しました。
暫くそのまま凪に耳を傾けていると、波が浮かび上がってきました。
かるた:kagesan
「薬を飲むと床がゆれる 波のようにゆれる、誰か揺らしているのかな?」
「薬を飲むと床がゆれる 波のようにゆれる、誰か揺らしているのかな?」
●monq design profile
2013年カンヌ国際映画祭SFC上映作品「Cheap Ceremony(福尾康平監督)」のサウンドトラックを担当したことをきっかけに、海外の演劇音楽の制作やショートフィルム、映像作品などへ楽曲提供を行う。 2015年にUndo Recordsからリリースした、ギリシャ人アーティストTasmanとの共作アルバム「Ambivert」以降は歌手としても活動を開始。 NHK北海道による地域密着ドキュメンタリー「30DAYS」ではテーマ曲とオープニングナレーションを担当。アンビエントからポップス、生音からエレクトロニカまで、ジャンルに囚われない不可思議系トラックメイカー。
公式サイト:https://www.monqdesign.com/
『再会の幻』YUJIA
ある夜に次元を超えた生命体との出会い、その存在がどこか懐かしく、もしかすると遥か昔にも出会っていたことを思い出す。時間や空間、次元を超えた記憶が蘇り、不思議な感覚を想像してみました。
かるた:金原 正海
「あ、宇宙人! 先っぽが光ってる」
「あ、宇宙人! 先っぽが光ってる」
●YUJIA profile
中国四川省出身。2017年に日本へ渡り、東京を拠点にデザインや写真を中心としたクリエイティブ活動。学生の頃からインディーズミュージックに深い影響を受け、2016年には中国で初のシングルをリリース。2023年「YUJIA」として正式な音楽活動を日本でスタート。主な制作ジャンルは Ambient, instrumental, electronic, chill, easy-listening。映画や映像作品のサウンドトラック制作も手掛けている。
公式サイト:https://www.sueyuka.com/
『yurari』yumegiwatone
シンセサイザーの音1種類以外は全てハーモニーさんで集音した音で構成されています。宇宙バスに乗って、重力を受けながら移動する状況を想像しつつ、ハーモニーさんに到着するまでの過程を表現した曲です。
かるた:益山 弘太郎
「また来たぞ バスの中が宇宙船」
「また来たぞ バスの中が宇宙船」
●yumegiwatone profile
プロダクトデザイナー&音楽作家として活動している草桶 開のエレクトロニカソロプロジェクト。「感情にフィットするデザインと音楽」という理念のもと活動中。mukmuk records運営の1人。OKE STUDIO代表。
公式SNS:https://www.instagram.com/okekusa/
『宴は終わりました』Lewo Chyba
大雨の夜に外へ抜け出し、まるで宝のような泥だらけのぬいぐるみを見つける。その夜を宴だと振り返る奥床しさ、そしてその後待ち受ける「合宿」の煌きを曲として表現しました。
かるた:田中 純
「躁の宴は終わりました これから躁の合宿です」
「躁の宴は終わりました これから躁の合宿です」
●Lewo Chyba profile
日本の音楽プロデューサー、コンピューターミュージシャン、DJ。1999年生まれ。
ハードウェアシンセサイザーを用いた素朴な楽曲やライブを軸としている。
主に東京と京都の2カ所で活動しているが、DJとしては2023年8月にドイツ・フランクフルト、2024年3月にフランス・リヨン、4月にベルギー・ブリュッセルでも公演するなど、世界中の地下テクノシーンでも活躍中。
公式HP:https://linktr.ee/lewochybamusic
『otsuge』UYUNI
僕がハーモニーさんの施設をはじめて訪れた時に感じたのは""懐かしさ""という感覚でした。自然と集まり穏やかに過ごしそしてまた自然と離散していく学生時代に過ごした部室の様なスペース。そんな感覚を大事にして作らせていただきました。
かるた:みちこさん
「トゥルルルルと幻聴で電話 ケンタッキーに行くと おさまります」
「トゥルルルルと幻聴で電話 ケンタッキーに行くと おさまります」
●UYUNI profile
生活や環境に寄り添った音楽をイメージして清涼感のある電子音とピアノで表現。またこれまで朗読、アート、怪談その他様々なカルチャーとコラボしたあらゆる企画をオーガナイズしてきた。音楽をトリガーとしたインスタレーションを展開する。音楽レーベルmukmuk recordsを運営。
公式SNS:https://www.instagram.com/uyuni_tokyo/
『kind & who』Bearwise Triad
エレクトリックピアノとアコースティックギターによる其々のソロを構成に組み込み“ふたりいる”を表現しました。
かるた:犬太郎
「二人いるお兄ちゃん、優しいお兄ちゃんはフラれちゃったみたいね」
「二人いるお兄ちゃん、優しいお兄ちゃんはフラれちゃったみたいね」
●Bearwise Triade profile
群馬県出身のSSW、窪田幕間によるトラックメイキングプロジェクトです。
ポップスをはじめ、ロック、ソウル、ディスコ、ジャズまで幅広いジャンルを取り入れ新しいスタイルを日々追求しています。
結成時の3ピースから現在はソロになり、最近では作品をSNSなどで公開しています。
公式SNS:https://x.com/BearwiseT
『ころあい』YUJIA × monq design
人が集う場所にはきっかけがあり、きっかけにはほどよい「頃合い」が必要で。
そんな「ころあい」をハーモニーさんで感じた二人が、訪れた日の空気感を思い浮かべ、語り合いながら一つの楽曲にしました。
そんな「ころあい」をハーモニーさんで感じた二人が、訪れた日の空気感を思い浮かべ、語り合いながら一つの楽曲にしました。
■レベニューシェアについて
制作した楽曲はあらゆる音楽配信プラットフォームにて国内外へ配信し、配信によって得た収益を福祉施設やアーティストとシェアしています。新たな関係性や価値観を生み出すだけでなく、音楽を聴くだけで福祉施設やアーティストを応援できる新たなビジネスモデルの構築も目指しています。
<製作>
■サウンドエンジニア / Kamome studio
エストニアの古都・タリンを拠点としてクラシック系の演奏会収録、イマーシブ対応ミキシング・マスタリングなどのほかにセルフブランドの音響機器開発も。
レコーディングやポストプロダクションでの「立体感の再現」が得意分野。
公式HP : https://kamomestudio.ee/
■キービジュアルデザイン / Kazuya Ono
グラフィックデザイナー・アートディレクター。印刷とデジタル両分野で培った経験を基に、ビジュアルデザイン、ブランディング、写真撮影など、多様なジャンルで活動。最適解を追求し、シンプルで的確なデザインの実現に取り組む。
公式Instagram:https://www.instagram.com/kzy.ono/
■撮影 / 是永日和
愛知県刈谷市生まれ、立命館大学産業社会学部卒業。自身の視点での日常の美しさや面白さを表現する。主な個展に『今日も明日も明後日も、』『日日是好日』『ニッポンの社長×是永日和写真展』
公式HP:https://korenagahiyori.com/
エストニアの古都・タリンを拠点としてクラシック系の演奏会収録、イマーシブ対応ミキシング・マスタリングなどのほかにセルフブランドの音響機器開発も。
レコーディングやポストプロダクションでの「立体感の再現」が得意分野。
公式HP : https://kamomestudio.ee/
■キービジュアルデザイン / Kazuya Ono
グラフィックデザイナー・アートディレクター。印刷とデジタル両分野で培った経験を基に、ビジュアルデザイン、ブランディング、写真撮影など、多様なジャンルで活動。最適解を追求し、シンプルで的確なデザインの実現に取り組む。
公式Instagram:https://www.instagram.com/kzy.ono/
■撮影 / 是永日和
愛知県刈谷市生まれ、立命館大学産業社会学部卒業。自身の視点での日常の美しさや面白さを表現する。主な個展に『今日も明日も明後日も、』『日日是好日』『ニッポンの社長×是永日和写真展』
公式HP:https://korenagahiyori.com/
<dot button company>
dot button company株式会社は、ファンマーケティングを軸に、戦略設計からキャスティング・ディレクション・イベント企画など一気通貫でプロデュースを実施。「体験を開発する」を理念に掲げ、様々な社会問題をビジネスの手法で解決するプロジェクトを推進している。
近年は官民連携など、コミュニティ形成の幅を広げ活動している。
近年は官民連携など、コミュニティ形成の幅を広げ活動している。