茨城県日立市(市長 小川春樹)では、2021年度から、経済産業省と国土交通省の実証事業の一環として、ひたちBRT(※1)専用道区間内で自動運転バスの実証実験が行われてきましたが、このたび、自動運転レベル4(※2)の営業運行の許可を受け、2025年2月3日から、一般の方が自動運転バスに乗車できるようになりました。路線バスで多く使用される中型バス車両では、国内初の「レベル4」での営業運行となります。日立市での自動運転バス(※3)の実用化により、政府が目標に掲げる自動運転移動サービスの全国展開に向けた大きな一歩が踏み出されます。
※1 BRT=定時性、速達性に優れたバス高速輸送システム(Bus Rapid Transit)
日立市では現在、道の駅日立おさかなセンターから常陸多賀駅までの約8.7㎞を走行
※2 特定の走行環境条件を満たす限定された領域において、自動運行装置が全ての運転操作を担い、車を自動で走らせる「ドライバーレス走行」の状態
※3 車両は、自動運転技術の開発を行う東大発ベンチャー企業「先進モビリティ株式会社」が改造した国産中型バスを使用。最高速度は40㎞/hに設定されている
※1 BRT=定時性、速達性に優れたバス高速輸送システム(Bus Rapid Transit)
日立市では現在、道の駅日立おさかなセンターから常陸多賀駅までの約8.7㎞を走行
※2 特定の走行環境条件を満たす限定された領域において、自動運行装置が全ての運転操作を担い、車を自動で走らせる「ドライバーレス走行」の状態
※3 車両は、自動運転技術の開発を行う東大発ベンチャー企業「先進モビリティ株式会社」が改造した国産中型バスを使用。最高速度は40㎞/hに設定されている
【運行区間】
日立電鉄線跡地を活用したBRT専用道区間である、南部図書館から河原子(BRT)間の約6.1㎞をレベル4自動運転で走行します。この距離は、国内のレベル4自動運転の中で最長となり、1台の自動運転バスが平日に8便(4往復)運行します。(当面の間、運転席に乗務員が乗車した状態で運行します。)
今回の対象区間には、バス停が14箇所、一般道との交差部が11箇所、横断指導線(歩行者等の横断部)が15箇所(バス停に9箇所、走行路線上に6箇所)含まれています。また、車道と歩道の間にガードレール等がある場所や縁石のみで仕切られている場所が混在するうえ、手動運転バス車両とのすれ違いなど、技術的に難しい走行環境が含まれています。
今回の対象区間には、バス停が14箇所、一般道との交差部が11箇所、横断指導線(歩行者等の横断部)が15箇所(バス停に9箇所、走行路線上に6箇所)含まれています。また、車道と歩道の間にガードレール等がある場所や縁石のみで仕切られている場所が混在するうえ、手動運転バス車両とのすれ違いなど、技術的に難しい走行環境が含まれています。
■ ひたちBRTレベル4自動運転移動サービス出発式を開催
令和7年2月2日、自動運転バスの営業開始に先立ち、道の駅日立おさかなセンター多目的広場で、ひたちBRTレベル4自動運転移動サービス出発式が開催されました。当日は、自動運転バスの試乗会も行われ、地域に根付いた新たなモビリティサービスへの期待が寄せられました。
■ 日立市でのこれまでの自動運転の取組
日立市は明治時代から鉱業、電気機械産業を中心とする近代産業が発達し、日本有数の工業都市として発展してきました。市内には多くの企業の事業所や工場が立地し、環境面などへの影響が心配される朝夕の激しい交通渋滞が課題となっていたため、その解決を目指し、2018年度にひたちBRTバス路線において自動運転走行の実証実験を開始しました。
2022年度からは、特定の条件下で人が運転に関わらない専用道路内での「レベル4」運転を見据えた実証実験が行われ、2025年2月3日から自動運転レベル4の営業運行を開始しました。
2022年度からは、特定の条件下で人が運転に関わらない専用道路内での「レベル4」運転を見据えた実証実験が行われ、2025年2月3日から自動運転レベル4の営業運行を開始しました。
■ 今後の取組について
レベル4での走行実績を積み重ね、技術開発をさらに進めることで、今後バス車内に乗務員が乗車しない、国内初の車内無人での路線バス運行を2025年度中に実施することを目標としています。
また、日立市は経済産業省が策定した「デジタルライフライン全国総合整備計画」のアーリーハーベストプロジェクト(※)に選定されており、BRT専用道での取組の成果を一般道へも拡張することで、デジタル技術を活用した「多様な移動手段を組み合わせた誰もが移動しやすいまち」を目指します。
地域課題解決のための新たなモビリティサービスの実現に向けた日立市の今後の取組にご注目、ご期待ください。
※ デジタル技術を活用して日本全体の社会インフラを整備し、多岐にわたる社会課題を解決することを目指す重要な取組。ドローン航路や自動運転サービス支援道、インフラ管理DXの導入により、物流や交通の効率化を図り、災害対応力の向上を目指す。
また、日立市は経済産業省が策定した「デジタルライフライン全国総合整備計画」のアーリーハーベストプロジェクト(※)に選定されており、BRT専用道での取組の成果を一般道へも拡張することで、デジタル技術を活用した「多様な移動手段を組み合わせた誰もが移動しやすいまち」を目指します。
地域課題解決のための新たなモビリティサービスの実現に向けた日立市の今後の取組にご注目、ご期待ください。
※ デジタル技術を活用して日本全体の社会インフラを整備し、多岐にわたる社会課題を解決することを目指す重要な取組。ドローン航路や自動運転サービス支援道、インフラ管理DXの導入により、物流や交通の効率化を図り、災害対応力の向上を目指す。
【自動運転バスの取組をもっと知りたい方はこちら】
○ ひたち無人自動運転バスプロジェクト
○ ひたちBRT自動運転バスの営業運行開始について
【問合せ】
日立市都市政策課 TEL 0294-22-3111(内線223)
茨城交通日立オフィス TEL 0294-32-7380
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