和歌山「湯治のできる宿 しらさぎ」が自炊室を3月5日に リニューアルオープン!リモートワークも可能な環境を整備
椿温泉の湯治文化を未来へ継承
湯治宿を営む有限会社ホテルしらさぎ(所在地:和歌山県西牟婁郡白浜町椿、女将:熊野 幸代)は、「湯治のできる宿 しらさぎ」の自炊室を2025年3月5日にリニューアルオープンいたしました。リモートワークも可能な、明るい空間に生まれ変わりました。
リニューアルした自炊室
■自炊湯治ができる宿の減少
和歌山県白浜町にある椿温泉は古くから湯治場として愛されてきました。
古い時代は、どの宿でも自炊ができ多くの湯治客が訪れていました。
しかしそんな湯治で名高い椿温泉でありながら、現在では自炊湯治ができる宿はしらさぎ一軒です。
湯治客の減少により、関西を探しても自炊湯治ができる宿は数少なくなっております。
危機感を持ったしらさぎの女将は、椿温泉の湯治文化を未来へ継承するため15年前からPR活動に努めています。講演やテレビ出演などで特に若い世代に向けて発信を続けています。
その理由は湯治を知らない若い世代に知ってもらうことが継承するために必要だということ、またこの世代こそが湯治を必要としていると感じるからです。
椿温泉の湯治への想いを語る女将
■コミュニティの場を湯治宿から地域全体へ
今までは痛みの治療や緩和のためご年配の方や病気を患った方が湯治をしていました。
新たな湯治ではストレスや悩みを抱えた都市部労働者に訴求し温泉による体への効果に加え、心も共に元気に豊かになることを目指しています。
また宿がお客様と地域を繋ぎ、やりがいや生きがいを感じられ地域愛を育む環境を作ることも大切だと思います。今までは湯治宿がお客様のコミュニティの場でした。これからはコミュニティの場を地域全体へと広げていきたいと考えます。
宿が湯治客と地域の人や産業と繋げる役割を担うことが重要です。
そのため様々な湯治ツアーを開催し地元の農家さんや語り部さんなどと湯治客を繋ぐ役割も積極的に行っています。
東京からワーケーション湯治
若い世代に向けた湯治館客室一例
■自炊室のリニューアルについて
自炊室を地域の方と湯治客のコミュニティの場になるよう明るい空間にリニューアルしました。Wi-Fiも整えリモートワークもできます。
ビジネスパーソンである湯治客との交流により地域側も人脈が拡がる、アイデアやスキルの提供により地域力がアップするなど双方が良くなる新しい湯治を提供していきたいと思います。
■施設概要
施設名 : 湯治のできる宿 しらさぎ
所在地 : 〒649-2326 和歌山県西牟婁郡白浜町椿1056-22
アクセス: JRきのくに線「椿駅」 徒歩20分(宿泊者は送迎可)
客室数 : 20室
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