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宇宙日本食「リポビタンJELLY FOR SPACE」の誕生秘話を公開

~「リポビタン」が宇宙応援活動20年。「はやぶさ」着陸からの軌跡~

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2025年3月6日 11:00
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大正製薬株式会社(以下、当社)の「リポビタンD」を通じた宇宙応援活動は、2005年に始まり今年でちょうど20周年を迎えます。今回は「リポビタンD」が宇宙応援に取り組んだきっかけと、宇宙日本食 「リポビタンJELLY FOR SPACE」 の誕生秘話についてお伝えいたします。
■サマリー
1. 宇宙開発を応援する理由:「はやぶさ」管制室内にリポビタンD
・3代目社長上原正吉が科学技術庁長官時代に、種子島宇宙センター建設開始
・「はやぶさ」着陸の偉業を伝える管制室内ブログ執筆スペースに「リポビタンD」
・「はやぶさ」を応援している人を「リポビタンD」で応援したい!

2. リポビタンの挑戦 宇宙に携わる人々を支えるべく宇宙日本食の開発
・「宇宙に携わる人々をもっと支えたい」これこそがリポビタンの価値と再認識
・宇宙日本食の認証取得に挑戦するも「リポビタンⅮ」に立ちはだかる大きな壁。しかし宇宙飛行士を支えるためにあきらめない。リポビタンJELLYで再挑戦

3. 宇宙日本食「リポビタンJELLY FOR SPACE」の誕生。3回連続宇宙へ
・6か月の審査過程、18項目の指摘をクリア。提出した申請書は400ページ超
・認証後、「若田ミッション」と「古川ミッション」そして、いよいよ2025年3月以降の大西ミッションの3回連続で国際宇宙ステーション搭載品に選出

1. 宇宙開発を応援する理由:「はやぶさ」管制室内にリポビタンD

リポビタンの宇宙応援は、大正製薬の歴史的背景からとなります。1946年3代目社長となった上原正吉は、科学技術の振興に尽力し、正吉が科学技術庁長官時代に建設が始まったのが、種子島宇宙センターです。

正吉は、資源の乏しい日本が世界で繁栄していく為には、衆知を集めた科学技術の振興以外に道はないとの強い思いを持っていました。この正吉の思いが、現在のリポビタンの宇宙開発応援に繋がっています。

時は流れ2005年、「はやぶさ」が、はるか彼方の小惑星「イトカワ」に世界初のタッチダウン(着陸)を果たした頃、地球では、連夜にわたる徹夜でプロジェクトスタッフの疲労は、極限に達していたと想像されます。管制室内にあるブログ執筆スペースでは、この歴史的瞬間を世界に発信すべくスタッフが追い込みを掛けていました。

アップされた写真付きのブログには、飲み干された「リポビタンD」の空きビンと執筆用のキーボードを支える「リポビタンD」の10本箱がつつましく映し出されていました。タッチダウンの様子を伝えるとともにこの執筆スペースの様子も、ありのままに世界に発信されたのです。
はやぶさ管制室内のブログ執筆スペース
はやぶさ管制室内のブログ執筆スペース
この状況を確認した当社は、「はやぶさ」を応援している人を「リポビタン」で応援したい!と考え、「はやぶさ」広報チームへ直接「リポビタンD」を送り、プロジェクトチームのファイトを後押ししました。このことがきっかけで「リポビタンD」と「はやぶさ」に強い絆が生まれました。

2. リポビタンの挑戦 宇宙に携わる人々を支えるべく宇宙日本食の開発

「はやぶさ」の応援をきっかけに「リポビタン」は、宇宙という未知の世界に挑戦し続ける宇宙開発者や宇宙飛行士をもっと支えたい、これこそがブランドとして届ける価値だと再認識させられました。

特に、宇宙飛行士は、遠く離れた宇宙で半年にもおよぶ長期滞在で非常に大変な日々を過ごします。
そこで「リポビタンD」が、宇宙日本食に適しているのではないかと考え宇宙日本食認証取得への挑戦を始めました。
そこから認証取得に向けて社内では様々な議論を重ねた上で、満を持してJAXAに相談したのですが、審査段階で修正すべき点もありました。それは、宇宙日本食としてビンは適さないとのこと。理由は、ビンだと割れてしまう危険性、ごみ処理や重さなどの問題があるとのことでした。この回答を受けた時の私たちは非常に大きなショックを受けたのでした。
ショックをぬぐい切れない状況の中、ふとした疑問が頭をよぎります。私たちが実現したいことは「リポビタンⅮを宇宙に持っていくこと」なのか…、いやっ、そうではない。私たちが実現したいことは「少しでも宇宙飛行士の支えになりたい」、「頑張る宇宙飛行士を応援したい」ということだ。私たちは、今一度、この原点に立ち返って考えました。
リポビタンⅮ<指定医薬部外品>疲労回復
リポビタンⅮ<指定医薬部外品>疲労回復
よみうりランド「大正製薬SPACE FACTORY」にて、若田宇宙飛行士メッセージお届けイベント
よみうりランド「大正製薬SPACE FACTORY」にて、若田宇宙飛行士メッセージお届けイベント
そのとき開発中の新製品の中に 「リポビタンJELLY」(清涼飲料水)があることを思いつきました。形状は、パウチタイプのゼリー飲料、1袋でおにぎり1個分のカロリーや1日分のビタミンB1・B2・B6(栄養素等標準基準値)を摂取できる「これだ!!」と感じました。すぐさまそのコンセプトをJAXAにお伝えしたところ「パウチ容器なら仕事の合間でも気軽に食べられる」 「キャップ付きは良い」 「エネルギーチャージできるのはうれしいね」との声をいただけたのです。

3. 宇宙日本食「リポビタンJELLY FOR SPACE」の誕生。3回連続宇宙へ

2020年4月、初めて認証取得に向け申請書類を提出。6か月の審査過程でいただいた、のべ18項目にわたるご指摘をひとつずつクリアし、提出した申請書は400ページ超。コロナによる計画の遅れもありましたが、2021年12月、見事「宇宙日本食」の認証を取得することができました。
その後、2022年の若田ミッション、2023年の古川ミッション、そして、いよいよ2025年3月以降の大西ミッションで国際宇宙ステーションに搭載品に選ばれました。2005年からずっと応援してきた当社としては、「リポビタン」で悲願としていた「宇宙飛行士を支えること」が実現できた瞬間であり、まさに感無量でした。 
左:リポビタンJELLY FOR SPACE 外装、 右:宇宙日本食認証書
左:リポビタンJELLY FOR SPACE 外装、 右:宇宙日本食認証書
地球を背景に宇宙でプカプカと浮かぶ「リポビタンJELLY FOR SPACE」提供:JAXA/NASA
地球を背景に宇宙でプカプカと浮かぶ「リポビタンJELLY FOR SPACE」提供:JAXA/NASA
今年は、2005年より宇宙に携わる人々を支え、応援する活動もちょうど20年の節目の年にあたります。そこで、今年は、ますますこの応援活動を盛り上げるべく特別なイベントや企画をどんどん実施して参ります。まずは、2025年1月29日~1月31日まで開催された「国際宇宙産業展」にてブース出展を皮切りに、2025年2月27日~3月1日には「としまMONOづくりメッセ」でも宇宙の取組をご紹介するブースを出展いたします。

この他にも盛りだくさんですので、ご期待ください。当社は、これからもずっと宇宙に携わる人々のファイトを応援いたします。 「ファイトイッパーツ!」

元JAXAはやぶさプロジェクトチーム 寺薗淳也氏のメッセージ(写真向かって左)

寺薗淳也氏(写真向かって左)
寺薗淳也氏(写真向かって左)
「世界中が注目する『はやぶさ』のタッチダウン、それを臨場感を持って、正しく伝えるため、まさしく気合いを入れて臨みました。わざわざキーボードを取り付けたのもその一環です。そのときの熱い気持ちを、今、また感じ取っていただけますと幸いです」

大正製薬について

当社は、「人々の病気を予防し、健康を増進させたい」 こうした思いから大正元年に創業しました。以来、100年以上にわたって生活者の皆さまの 健康で豊かな暮らしの実現に貢献するために、病気の予防や治療、健康によりそうべく、医薬品から食品まで幅広い製品ラインアップで、皆さまのさまざまなニーズにお応えしてまいりました。昨今、健康意識が高まる生活者の皆さまのニーズが多様化しており、このような変化に柔軟に対応しながら高品質な製品とサービスを提供し続けることで、皆さまの健康に寄り添ってまいります。
我々の思いが詰まったこの宇宙日本食「リポビタンJELLY FOR SPACE」 と中身が全く同じ「リポビタンJELLY」が、全国のコンビニ、ドラッグストア、スーパーマーケットにてご購入いただけます。仕事中などエネルギーが必要になったら、ぜひ、チャージしてみてください。