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Assurant、2024年のスマートフォンの 下取り・アップグレードの市場トレンドを発表

米国においては、AI対応スマートフォンの発売を契機に スマートフォンの下取りとアップグレードが加速する兆し

調査・報告
2025年4月1日 11:00
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世界有数のブランドと提携してスマートフォンを始めとするIoT機器、住宅、自動車などの包括的な保証サービスを提供するリーディングカンパニー、Assurant, Inc.(NYSE: AIZ)が、中古スマートフォン市場の進化を追跡する「スマートフォン下取り・アップグレード市場トレンドレポート」2024年版を発表しました。同レポートは、2024年後半に比較的新しい機種のスマートフォンが下取り端末の首位となったことから、2025年に消費者がスマートフォンをアップグレードする際の意思決定において、AIがより優先順位の高い要素として浮上する可能性があることを示しています。


AssurantのDevice IQ分析プラットフォームからのデータと業界全体のデータを組み合わせた同レポートによれば、2024年の第1四半期には、消費者のスマートフォン所有期間が前四半期比で伸長し、平均端末使用年数は3.6年を超えました。しかしその後、SamsungのGalaxy 24の発売以降はAndroidスマートフォンの使用年数に変化がみられ、第1四半期の3.67年から、第3四半期には3.38年へと減少。同様に、iPhoneの平均使用年数は第2四半期に3.78年に達しましたが、第4四半期にはiPhone 16の発売により3.63年に減少しました。AI対応スマートフォンの発売と同時に平均使用年数が減少しているのは、「アーリーアダプター」が比較的新しい世代の5G端末を下取りし、最新のAI対応スマートフォンに買い換えていることを示唆している可能性があります。



2024年のアップグレード動向:

● 下取り上位機種の変化:2024年全体で、下取り・アップグレードプログラムで最も多く下取りされた機種はiPhone 11でしたが、下半期にはiPhone 13が下取り機種の首位となりました。


米国におけるスマートフォン下取り上位5機種 2024年1月~12月

米国におけるスマートフォン下取り上位5機種 2024年1月~12月


● Android端末ではGalaxy S21が引き続きトップ:最も下取りされたAndroidスマートフォンは、2年連続でSamsung Galaxy S21でした。しかし、今年2番目に多く下取りされたAndroidスマートフォンであるGalaxy S22 Ultra 5Gが、下半期には下取り端末の首位となりました。


Assurantのエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼グローバル・コネクテッド・リビング事業のプレジデントを務めるビジュ・ナイア(Biju Nair)は次のように述べています。「2024年の初めには、消費者は既存のスマートフォンを最大限に活用することを優先していました。しかし、AIの大幅な進歩や、年末にかけてのスマートフォンの使用年数の傾向をみると、その傾向は変わりつつあるかもしれません。まだ判断するには早いものの、AIが有意義な機能を提供し始め、より多くの機種で利用できるようになれば、AIによって可能となる新たな機能を利用するために、より多くの消費者が比較的新機種の5Gスマートフォンを下取りに出すようになる可能性があります。」

Assurant独自の「コネクテッド・コンシューマー・トレンド・レポート」によると、米国の消費者の半数近くが、次に所有するスマートフォンがAIの機能やサービス、ツールに対応することを期待しており、およそ20%が、購入の意思決定においてAIが「非常に重要」であると考えていることが明らかになりました。米国の消費者の約11%が最近になって端末をアップグレードしたと回答し、約16%が今後6カ月以内にアップグレードを計画していることから、今年半ばまでには米国の消費者の3分の1がAI対応デバイスを所有することになると予想されます。Assurantの「コネクテッド・コンシューマー・トレンド・レポート」のデータと、2024年後半にかけて、下取り・アップグレードプログラムを通じて下取りされたiPhoneやAndroidスマートフォンの平均使用年数が顕著に低下していることを合わせると、新世代のAI対応端末に対する需要がアップグレードのサイクルを加速させる可能性があることが示唆されます。

消費者にとっての経済的なメリットに加えて、新しい端末を製造する代わりに再利用される機器1台ごとに、環境にプラスの影響があります。個々のコネクテッドデバイスによるCO2の影響に関するインサイトを提供するAssurantのソリューション、Assurant Carbon IQ(SM)の推計によると、2024年には下取り・アップグレードプログラムにより、約180万トンのCO2排出が回避され、約600万トンのスマートフォンが埋め立て処理を免れています。


Assurant Japanが取り扱った日本における2024年のスマートフォンの下取り機種トップ5については、iPhone 13が1位となり38%のシェアを獲得、続いてiPhone 13 Proが19%、iPhone 13 miniが16%となり、iPhone 13シリーズがトップ5全体の73%を占めました。また第4位がiPhone 12で14%、第5位がiPhone SE 2で13%という結果となりました。2013年では下取り機種のトップ5の1位はiPhone SE 2(31%)、2位がiPhone 8(24%)という結果であったことを踏まえると、2024年に新機種へのアップグレードが以前に増して進んだことが考えられます。


Assurant Japan株式会社 代表取締役社長 藤本潤一は、次のように述べています。「AIが急速に進化し普及していく中、スマートフォンの機能もますます進化していくことが考えられます。それに伴い、新機種へのアップグレードに対する興味関心やモチベーションが以前より強まることが考えられます。消費者の皆様が安心して使用済みのスマートフォンを下取りや買取りに出すことができれば、アップグレードへのサポートになります。またスマートフォンの下取りや買取りを取り扱う事業者様にとりましても、下取りしたスマートフォンを適切に、かつスピーディーに処理できれば、経済的な利益に繋がり、循環型経済やサステナビリティへの貢献にも繋がります。当社のAIテクノロジーを駆使した端末処理のオートメーションシステムは、そのようなニーズに応えるものであり、今後とも普及に努めたいと思います。」



■Assurant Japan(アシュラント・ジャパン)について

米国で100年以上の歴史を持ち、全世界21か国で事業を展開するAssurant (NYSE: AIZ) の知見と最新テクノロジーを日本に最適化し、多岐にわたるソリューションで日本の主要なクライアントとその顧客をサポートしています。スマートフォンの保証を始めとする携帯端末エコシステムのトータルサポート、これまでにない画期的な家電延長保証、アプリを通してお客様の快適な家電生活を支えるデジタルライフサポート事業など、コネクテッド時代に求められる最適なサービスと革新的なソリューションを提供しています。

詳細はAssurant JapanのHP( https://www.assurant.co.jp/ )をご覧ください。



■Assurant(アシュラント)について

Assurant, Inc. (NYSE: AIZ) は、世界の主要なブランドと提携し、スマートフォンを始めとするIoT機器、住宅、自動車などを対象に、お客様の暮らしを守る包括的な保証サービスを提供する世界有数のリーディングカンパニーです。Fortune 500企業として21カ国で事業を展開するAssurantは、データドリブンなテクノロジーソリューションを活用し、卓越した顧客体験を提供しています。

詳細についてはAssurantのHP ( https://www.assurant.com/ )をご覧ください。

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