マップマーケティング社、 国内の経済活動を地図で可視化できる 「経済センサス活動調査データ2021」をリリース
マップマーケティング株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:新田 正則)は、TerraMapシリーズのオプションデータ「経済センサス活動調査データ2021」(以下、経済センサス活動調査データ)を2025年4月8日にリリースしました。
経済センサス活動調査データを使った分析イメージ
サービスURL: https://www.mapmarketing.co.jp/data/tokei/keizai.html
経済センサス活動調査データとは、日本国内の全産業分野の経済活動を調査した「経済センサス」をもとに、産業別/経営組織別の情報を収録したデータです。このデータをTerraMapシリーズで可視化すると、以下のような情報が視覚的に把握できます。
● 持ち帰り・配達飲食サービス業の事業所の数
● 飲食料品小売業で働く従業者の人数、または、男女別の従業員数
● 2015~2019年に開設された事業所の数
これらのデータを用いて任意の範囲でヒートマップを作成したり、他の統計/推計データと掛け合わせてエリアを絞り込んだりすることで高い精度でエリア分析がおこなえます。
経済センサス活動調査データを用いた分析の結果は、出店地の購買力を把握したり営業や販促をおこなうエリア選定を効率化したりと、さまざまなマーケティング戦略に役立つでしょう。
【データ項目が11分類1165項目となり詳細な分析が可能に】
今回リリースした最新版では、データ項目が11分類1165項目にアップデートされました。主な追加項目は以下の通りです。
● 産業小分類別の事業所数及び従業者数
● 開設時期別事業所数及び従業員数
● 経営組織別事業所数及び従業員数
● 企業産業別企業数
● 経営組織別企業数
● 企業常用雇用者規模別企業数
● 資本金階級別企業数
以前のデータと比較して、従業者規模別と経営組織別の事業所数および従業者数の項目もより詳細になりました。これらの項目を用いれば、さまざまな視点から国内の経済活動の状況を把握し分析に生かせるでしょう。
【経済センサス活動調査データの活用例1:特定業種が多いエリアを可視化】
「経済センサス活動調査データ2021」では、産業分類に小分類が追加されたため、従来のデータよりも細かい分類でのエリア分析がおこなえるようになりました。
中野区の小売業の事業所数を2種類の分類で可視化した比較図
上の図は、中野区を対象とし、それぞれ産業中分類「その他の小売業」(家具や文房具、スポーツ用品など)と産業小分類「医薬品・化粧品小売業」の事業者数でヒートマップ化したものです。
今回のケースを例に挙げると、以下のような取り組みに対して分析を活用できます。
【活用例】
● 美容品取扱店へプロモーション活動を提案する際に営業エリアを選定する
● 医療品・化粧品小売業が多いエリアの商圏分析を実施し、出店候補地の条件設定に生かす など
このように、「小売業」といった大枠での分類ではなく、より具体化した「医薬品・化粧品小売業」といった具体的な分類でマーケティングが可能になります。
【経済センサス活動調査データの活用例2:小企業が多いエリアを把握】
経済センサス活動調査データでは、従業員規模の項目が詳細になりました。そのため、従業員数が10~99名の小企業や、300名以上の企業などの細かな設定でエリア内の事業所数を可視化できます。
都心3区の従業員数10~99名の企業数を可視化した図
この図は、都心3区(千代田区、中央区、港区)内で「従業員数が10~99名」の企業、いわゆる小企業がどこに多いかを可視化したものです。例えば、自社が小企業向けのビジネスツールを提供している場合、この分析をもとに以下のような取り組みをおこなえば、効率的な営業活動につながり成約数増加に貢献できるでしょう。
【活用例】
● 小企業が多いエリアに飛び込み営業を実施し新規開拓をおこなう
● エリア内の企業の情報を収集し、テレアポ営業のリストを作成する など
【経済センサス活動調査データの活用例3:オフィスワーカーの数を把握】
経済センサス活動調査データでは、エリアで働いている人に焦点を当てた分析も可能です。
副都心地域の小売事業所の従業員数を可視化した図
この図は副都心地域(豊島区、文京区、新宿区、渋谷区)の小売関係の事業所で働く従業員の人数をヒートマップ化したものです。凡例から上位のエリアを抽出したところ、白枠で覆われた範囲に小売業従業員が多いことがわかります。
このように、エリアで働く人がどのような業種に携わっているかを把握できれば、以下のようなマーケティング施策を実施する際の判断材料になるでしょう。
【活用例】
● ターゲットとなる業種の従業員が集まるエリアに街頭ビジョンで広告を設置する
● 沿線の駅構や電車内にポスターや中吊り広告を設置する など
【経済センサス活動調査データの詳しい活用例の資料を配布中】
経済センサス活動調査データ活用例紹介
以下のページでは、経済センサス活動調査データの活用例を、業種や課題別により詳しく解説した資料をご用意しています。ぜひお役立てください。
https://www.mapmarketing.co.jp/whitepaper/keizai-census-katsuyou
【経済センサス活動調査データレポートが簡単な操作で出力可能】
経済センサス2021には、ワンクリック商圏レポート機能の「経済センサス活動調査レポート」が付随します。
経済センサス活動調査レポートのサンプル
ワンクリック商圏レポート機能とは、TerraMapシリーズでおこなった分析の結果を、画像や表、グラフなどで分かりやすくまとめたレポートが簡単に出力できる機能です。
この機能を活用すれば、画像やデータ値を一つずつ配置してレポートを作成する手間が軽減され、効率的に資料作成がおこなえます。
【経済センサス2021の概要・価格】
項目数 :全1165項目
収録データ(抜粋):産業大分類別事業所数・従業者数
産業中分類別事業所数
産業中分類別従業者数(D~E)
産業中分類別従業者数(F~R)
産業小分類別事業所数
産業小分類別従業者数
従業者規模別事業所数
従業者規模別従業者数
経営組織・開設時期別事業所数
経営組織・開設時期別従業者数
企業数
集計単位 :町丁目(大字、市区町村、都道県含む)、500mメッシュ
更新頻度 :5年
販売単位 :1PC
販売価格 :全国:300,000円(税別)
※データによっては、推計データの項目がある場合やマップマーケティング株式会社が独自に加工をしたデータの場合がございます。
※内容につきましては、予告なく変更する場合がございますのでご了承ください。
※収録データは大分類のみを抜粋したものです。データの詳細は下記ページをご確認ください。
サービスURL: https://www.mapmarketing.co.jp/data/koumoku/2021keizai.html
【マップマーケティング株式会社について】
マップマーケティング株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:新田 正則)は、デジタルエリアマーケティングの力でお客様を支えるオンリーワンテック企業です。
1998年の創業以来、他社には実現不可能な圧倒的な低コストでエリアマーケティングに必要とされるGISエンジンおよびオリジナル推計データを提供し続け、エリアマーケティングGISソフトの「TerraMapシリーズ」の販売は、累計約2,500社を超える導入実績(2024年3月時点)を誇ります。また、エリアマーケティングのプロフェッショナル集団として、店舗開発業務や店舗運営業務の課題解決事例も多数ございます。
また、DX推進における、BIツールやデータクラウドを利用した、お客様データとエリアマーケティングデータの組み合わせによる分析の提案や、人流データのエリアマーケティングへの活用に取り組んでいます。
地図システム開発支援Web API「TerraMap API」は、常に更新・整備されたエリアマーケティングデータを自社で用意せずにシステムに組み込みたい方向けのミドルウェアです。
マップマーケティング株式会社の詳細は、 https://www.mapmarketing.co.jp/ をご覧ください。
【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】
マップマーケティング株式会社 ビジネスパートナーグループ
E-mail: info@mapmarketing.co.jp
Tel : 03-6455-0478
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