おかめ「納豆サイエンスラボ」Webサイトで 納豆菌による冬の感染症予防の可能性について新コラムを掲載
冬の猛威に負けたくない!正しく知ることからはじめよう
おかめ「納豆サイエンスラボ」は、感染症研究のスペシャリストであられる、中部大学大学院工学研究科客員教授の林 京子先生に独自インタビューを実施。おかめ「納豆サイエンスラボ」Webサイト内で、11月コラム「冬の感染症は早めの予防が大切!」( http://www.natto-science.jp/column08.html )を公開しました。
◆インフルエンザ流行シーズンへ。100年前にも悩まされたウイルスの猛威
すっかり夜も長くなり、寒さや乾燥が気になりはじめるこのシーズン。冬の猛威「インフルエンザウイルス」と「ノロウイルス」が例年流行しはじめるタイミングです。特に2018年は9月時点で、東京をはじめとするいくつかの地域でインフルエンザによる学級閉鎖が報告され、早い時期から全国的にインフルエンザウイルスの感染が拡がっています。
実は、のちに「インフルエンザA型」と解明された「スペイン風邪」が、日本を含め世界中でパンデミックを起こしたのが、今から100年前の1918年でした。当時は、ワクチンはもちろんのこと、薬など現代ほどの疫学がありませんでしたが、現代における科学の進化、様々な研究によって、私たちはウイルスに対して、予防策を持てるようになりつつあります。
◆基本的な対策「手洗い」「うがい」の見落としがちなポイントは?
「S-903 納豆菌」による感染症予防の研究結果も紹介!
冬の感染症の基本的な予防としては、「手洗い」「うがい」が一般的ですが、正しくできている人は意外と少ないかもしれません。「アルコールで死滅するから」と、手洗いをせずアルコールだけで済ませる方もいますが、林先生によると、アルコールだけではウイルスは完全に死滅しないため、石鹸を使ってしっかりウイルスを洗い流すことが重要です。さらに、コラム内では「うがい」の注意すべきポイントも紹介。
そして、現代の研究の進歩によって明らかになりつつある、納豆を作る際に必要な“納豆菌”による最新の感染症予防も紹介。実際に、林先生が行った研究として、「S-903 納豆菌」による、インフルエンザウイルスとノロウイルスの予防に関する研究結果など、多様化する“納豆菌”に関する情報もお伝えします。
◆林 京子先生
中部大学 大学院工学研究科 客員教授、薬学博士
1976年3月京都大学薬学研究科博士課程修了。富山大学大学院医学薬学研究部の講師を経て2017年4月から現職。主な研究内容は、植物由来の天然成分や合成化学物質のウイルス増殖阻害作用の解明による抗ウイルス薬の開発。感染防御機能に着目したウイルス感染症対策の検討、など。
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