11月20日に開催した陸前高田市感謝祭in東京　復興に向かう様子から特産品まで、陸前高田市の「いま」をPR

～ふるさと納税の使い道を直接報告、寄附者も貢献を実感～

2018.11.30 15:45

一般社団法人ドリームプロジェクト

岩手県陸前高田市のふるさと納税(がんばっぺし応援寄附金)業務を請負う一般社団法人ドリームプロジェクト(本社：岩手県陸前高田市、代表理事：関欣哉)は、11月20日(火)に「陸前高田市感謝祭in東京」を開催したことを発表しました。

陸前高田市感謝祭(戸羽市長挨拶)

【主催】陸前高田市、一般社団法人ドリームプロジェクト

【協賛】ヤフー株式会社

【日時】2018年11月20日(火)

【会場】〒102-8282　東京都千代田区紀尾井町1-3

　　　　東京ガーデンテラス紀尾井町紀尾井タワー　ヤフー株式会社社員食堂

■開催について

陸前高田市ではふるさと納税制度を通じていただいたご寄付を、東日本大震災で被害を受けた産業振興のための「果樹産地化推進」「ピーカンナッツの栽培」「広田湾産イシカゲ貝の普及拡大」等の事業や「子ども支援のため」の事業、「移住・定住促進のため」の事業等に活かしております。

また、障がいのある方や高齢者の方など誰もが安心して暮らせる、ノーマライゼーションやバリアフリーを意識する必要のない社会「ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくり」の実現を目指す一環として、ふるさと納税のお礼の品の梱包・発送業務を障がい者の皆さまに依頼しており、この取り組みは全国の皆さまから多くのご支持をいただいております。

寄附者の皆さまに対しては「寄附の使い道のご報告」や「元気です陸前高田～応援を力に明日へ～」と題した市内の様子を伝える寄附者様限定のパンフレットを送る等、情報発信に常日頃から努めておりますが、さらに“直接”市内の様子や今後の取り組みをご紹介させていただくとともに、感謝の気持ちをお伝えしたいという想いから2016年から毎年、寄附者の皆さまと陸前高田市をご支援していただいている企業・団体の皆さまをご招待して「陸前高田市感謝祭」を東京で開催しております。3回目となる今年は参加者が200名を超え、大変な盛況ぶりとなりました。

■感謝祭の様子

第一部では戸羽太陸前高田市長の挨拶から始まり、担当者からふるさと納税の寄附状況や使い道のご報告、復興状況の紹介、生産者を代表して牡蠣漁師の藤田敦さんからは参加者の皆さまへのお礼と今後の展望についてお話しさせていただきました。

その後は陸前高田市をご支援いただいてる皆さまを代表して、洋菓子研究家の今田美奈子先生から自身が考案して返礼品にもなっている「たかたのゆめ米粉クッキー」について、ノーマライゼーション大使でもあるYahoo!JAPAN所属の車イスフェンシング加納慎太郎選手からはパラリンピックへの意気込みを、公益財団法人みんなの夢をかなえる会(以下みんなの夢をかなえる会)の中川直洋氏からは企業家を支援するビジネスコンテスト「みんなの夢AWARD in 陸前高田」についてお話しいただきました。

続く第二部では料理人の大田忠道氏による牡蠣・鮑・いくらなど特産品の数々を使った料理をご提供させていただきながら、市長をはじめとした市関係者や、牡蠣漁師の藤田敦さんらが寄附者の皆さまとの交流を深めました。洋菓子研究家の今田美奈子先生のレシピで作った「たかたのゆめ米粉クッキー」や今秋に返礼品として受付を始めたばかりの「恋するとまと」の試食もご好評いただけました。

参加者の皆さまからは「陸前高田の皆さんが頑張っている様子や取り組みが知れて良かった。」「恋するとまとが大きさも立派で、甘くて美味しかった」「こういう機会があれば是非来年も参加したい。」等のお言葉をいただきました。

陸前高田市感謝祭(かき小屋広田湾藤田さん発表)

陸前高田市感謝祭(ヤフー加納選手)

■プログラム

＜第一部＞

1.開会

2.挨拶

　陸前高田市長　戸羽太

3.陸前高田市の取り組みについてご報告

　「ふるさと納税について」陸前高田市まちづくり戦略室　佐藤秀則

　「生産者感謝の言葉」かき小屋広田湾代表　藤田敦

4.ゲスト応援メッセージ

　・洋菓子研究家　今田美奈子先生

　・Yahoo! JAPANの障がい者アスリート　加納慎太郎選手

　・公益財団法人みんなの夢をかなえる会　中川直洋氏

＜第二部＞

5.食味会

6.閉会

■ゲスト紹介

【洋菓子研究家　今田美奈子先生】

http://www.imada-minako.co.jp/

株式会社今田美奈子食卓芸術サロン代表取締役社長。日本で初めてヨーロッパ伝統のお菓子を紹介する著書を執筆。白百合短期大学英文科卒業後、ヨーロッパ各国の国立製菓学校やホテル学校で学び、2003年にテーブルアートでフランス国家より芸術文化勲章、2011年には製菓・技術で農事功労勲章を受章。

陸前高田のブランド米「たかたのゆめ」を使ったクッキーの考案および製作監修、陸前高田にて直接の指導もいただきました。

【Yahoo! JAPAN障がい者アスリート　加納慎太郎選手】

https://team.yahoo.co.jp/athletes/

従業員一人ひとりの「才能と情熱を解き放つ」ことが、Yahoo!JAPANの人事のコアコンセプト。個人の能力と意欲を重視した採用を行い、成長意欲がある人に対して、さまざまな経験を積み、成長できる機会・場を平等に提供しています。加納慎太郎選手は車イスフェンシングの選手として2020年東京パラリンピックでのメダル獲得を目指しています。

陸前高田市は加納選手をはじめ、Yahoo! JAPAN所属の障がい者アスリート4選手を「陸前高田市ノーマライゼーション大使」として任命させていただいております。

【公益財団法人みんなの夢をかなえる会専務理事　中川直洋氏】

http://www.yumeaward.org/rikuzentakata/

中川氏は東日本大震災後に、陸前高田街づくり復興プロジェクト委員会副委員長として、被災地最大規模の復興市場の開催。瓦礫撤去ボランティアでは大型バスをチャーターし、3,000名を動員、早期復興のために活動。

みんなの夢をかなえる会はみんなの夢となる社会の夢を起業に、仕事にする「ソーシャルドリーマー」の発掘、育成、発表、経営支援など幅広く活動している団体です。今年3月には、ビジネスコンテスト「みんなの夢AWARD in 陸前高田」の総合プロデューサーとして開催にご尽力いただきました。

【有馬温泉天地の宿奥の細道　館主兼料理人　大田忠道氏】

https://www.arima-okunohosomichi.com/

有馬グランドホテル副料理長、中の坊端苑総料理長を経て、2002年「四季の彩・旅篭」を開設。旅館・料理店の料理長のネットワーク「百万一心味全国天地の会」会長として料理の指導を行う。大田氏のもとで修行した料理人や弟子は700人以上となり、全国の旅館・ホテルの料理長、調理長として活躍。黄綬褒章・瑞宝単光章を受賞。

陸前高田市を何度も訪れ、特産品についても造詣が深く、商品開発にもご協力いただきました。今回の感謝祭の料理の数々は大田氏によるものです。

■陸前高田市ふるさと納税の状況

陸前高田市では2015年7月からふるさと納税の受付を再開し、初年度は293,543千円、昨年2017年度は439,870千円と推移しています。2018年度も全国の皆さまからご寄付をいただき、10月までの前年対比で＋9,446千円となっております。　

「陸前高田市ふるさと納税(がんばっぺし応援寄附金)受付ページ」

https://www.furusato-tax.jp/city/product/03210

■返礼品のご紹介

【牡蠣のガンガン焼きセット】

https://www.furusato-tax.jp/product/detail/03210/4491764

かき小屋広田湾を経営する牡蠣漁師の藤田敦さんがお送りする牡蠣と専用缶のセットです。かき小屋広田湾は陸前高田唯一のかき小屋として漁港近くで営業しておりましたが、復興工事のため2018年10月にかさ上げ後の中心市街地「アバッセたかた」近くに店舗を移し営業をしております。

牡蠣のガンガン焼きセット