ラック、島根県益田市教育委員会との情報リテラシー啓発・教育取...

ラック、島根県益田市教育委員会との情報リテラシー啓発・ 教育取り組みを開始

~地方圏の都市におけるICT利用環境の整備と次代のICT利活用人材育成を支援~

株式会社ラック(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:西本 逸郎、以下 ラック)は、島根県の益田市教育委員会との相互協力のもと、益田市および周辺地域である津和野町、吉賀町などの地域における安心安全なICT(Information and Communication Technology)利用環境の整備と、次代ICT活用人材の育成に向け、小・中学生を対象とした情報リテラシー啓発・教育支援を2019年6月から開始します。


IT人材およびセキュリティ人材の不足が各所で叫ばれており、少子高齢化を迎えた労働人口減少の中にあって、特に地域の人材不足感は都市部よりも大きいものとなっています。益田市は島根県西部にあり、日本海に面した人口約48,000人の地方圏の都市です。地域の人口減が進むなかで、益田市は地域活性化に向けてICTの利活用やこれに必要な情報リテラシーに関する啓発に力を注いでいます。IoTやAIといった新たな技術が登場し、ICTの安心安全な利用だけでなくSociety5.0(※1)時代を見据えた積極的な活用が望まれていますが、日常生活や経済活動において地理的な制限を克服するために、このような地域ではICTの利活用能力がより必要であるといえます。


ラックの研究開発部門である「サイバー・グリッド・ジャパン(R)」では、情報リテラシー啓発のための羅針盤(コンパス)の発刊を含め、日本各地で情報セキュリティに関する啓発活動を進めています。益田市を中心とした広域連携においては、2015年度から情報モラル・セキュリティ、キャリア教育などの視点により、子どもたちを含め、保護者や高齢者、教育関係者など地域のあらゆる世代、立場の方にICT利活用のための巡回講座を実施してきました。「令和」元年となる今年度はこれをより強化し、次世代を担う小・中学生を主な対象に、ICTに対する安全利用や、ICTに対する地域的なデバイド解消を目的として、益田市を含めた広域連携体制で、以下3つの啓発・教育の取り組みを展開します。


実施1:対象地域にある各小中学校の要望に応じた情報リテラシー啓発巡回講座の実施

実施2:ノミネーションされた小・中学生約10名を対象としたICT活用セミナー実施

実施3:ICT志向を持つ小・中学生へのアドバイス環境「チューター制度」のトライアル実施


ラックは、サイバーセキュリティ分野のリーディングカンパニーとして、情報セキュリティや情報モラルに関する教育活動を各地で推進するとともに、今後さらなる地域との連携強化を図り、地域に根ざした啓発活動の自主的・自律的展開を支援してまいります。


※1 サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society) https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/index.html



【主な実施内容】

●実施1:小・中学生および地域関係者を対象としたモラル向上のための情報リテラシー啓発巡回講座の実施

情報教育広域連携を図る益田市、津和野町、吉賀町の小・中学校のうち、おおよそ5割に当たる15校から情報リテラシー啓発講座を巡回実施します。ラックが2019年3月1日に発行した「情報リテラシー啓発のための羅針盤(コンパス)」を活用し、これまでの既成の講座ではなく、現在学校が抱える課題や受講する児童・生徒が主体的に考える個別オーダー型の講座を実施します。


●実施2:小・中学生対象のICT活用セミナー実施

子どもたちが触れるインターネット上の動画は、興味本位による視聴や投稿が先行している状況です。動画制作のワークショップを通して、情報技術者の直接指導および正しく情報技術に向き合う機会を提供し、ICTを利活用する上でのルールやマナーを学びます。また、将来の職業選択の一つとして情報技術者への理解と興味を喚起する機会につなげます。巡回講座を受講した小・中学生の中から10名をノミネートしてICT活用セミナーを実施します。


●実施3:ICT志向を持つ児童・生徒へのアドバイス環境「チューター制度」のトライアル実施

ICTに興味・志向を持ちこれらの技術習得をする子どもたちを「トレーニー」と称し、情報技術を習得する上で日常的に相談できる技術者「チューター」と相談できる場所をクラウド上に設け、将来ビジネス上で要求される職業倫理感をそなえた正しい技術の習得と将来の職業選択の一助となるよう支援します。



【年間スケジュール(予定)】

スケジュール



【参考情報】

サイバー・グリッド・ジャパンとは - 情報リテラシー啓発のための羅針盤(コンパス)

( https://www.lac.co.jp/corporate/unit/cyber_grid_japan.html )



【株式会社ラックについて】( https://www.lac.co.jp/ )

ラックは、1986年にシステム開発事業で創業、多くの実績を誇る「金融系の基盤システム開発」など、社会の基盤システムの開発を行っています。1995年にはいち早く情報セキュリティ事業を開始し、現在ではサイバーセキュリティ分野のリーディングカンパニーとして、企業・官公庁・団体等のお客様に業界屈指のセキュリティ技術を駆使した、先端のITトータルソリューションサービスを提供しています。


* ラック、LAC、サイバー・グリッド・ジャパンは、株式会社ラックの国内およびその他の国における登録商標または商標です。

* その他、記載している会社名・団体名、製品名などは、各社の登録商標または商標です。



●掲載記事に関するお問合せ先

お気づきの点・ご要望等ございましたら、こちらにお寄せください。

本取り組みにご興味のある自治体および教育ご担当者様からのお問合せもお受けします。


株式会社ラック サイバー・グリッド・ジャパン

ICT利用環境啓発支援室

Tel  : 03-6757-0100(代表)

E-mail: cgj-info@lac.co.jp

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