年間4000件のがんの物語と向き合った緩和ケア医の新刊『がんを抱えて、自分らしく生きたい』がランキング1位発進
サービス
2019年6月17日 15:00株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 清水卓智)は、西 智弘著『がんを抱えて、自分らしく生きたい』(PHP研究所/1400円税別)を、2019年5月30日に発売し、アマゾン(※)ランキング第1位(売れ筋ランキング 本 闘病記2009/6/9)となりました。昨今、多くのがん種では5年生存率が改善しており、がんと診断されてから、患者のQOL(人生・生活の質)を高める重要性が求められています。本書は、抗がん剤の専門家でもある緩和ケア医が年間4000件ものがん治療の現場で見聞きした、患者の言葉を紹介して伝える生と死の物語です。
※AmazonおよびAmazon.co.jpは、Amazon.com,Inc.またはその関連会社の商標です。
※AmazonおよびAmazon.co.jpは、Amazon.com,Inc.またはその関連会社の商標です。
緩和ケアは終末期医療にあらず
「緩和ケア」に対して、「終末期になったら受けることになる治療」というイメージを抱く人は多いでしょう。しかし、緩和ケアとは、がん治療と同時に行ない、患者の心身の苦痛を軽減させるケアで、がんと診断されたその時から、患者のパートナーとなりうるケアです。
がん患者のリアルな10の言葉
「がんという病を抱えてどう生きていくのか」ということについて、本人以上に考えられる人はいない。そして、自分の最期をあらかじめ知ることもできません。本書は、がん患者が遺した「言葉」と「物語」を伝えることで、読者に自らの人生をどう生きたいかを考える機会を与えます。
「子どもとの時間を奪われるなら治療なんて受けません」――5歳の息子を
抱えた母、タムラさん
「私は会話に飢えている」――娘にやっと本心を語れた父、カトウさん
西氏が受け止めてきた患者とその家族の10の言葉。それらは日頃から「どう
生きたいか」を家族や医師に伝えることで、自らの意思を治療に反映することができ、最期まで自分らしく生きられるという、心の支えになります。
「子どもとの時間を奪われるなら治療なんて受けません」――5歳の息子を
抱えた母、タムラさん
「私は会話に飢えている」――娘にやっと本心を語れた父、カトウさん
西氏が受け止めてきた患者とその家族の10の言葉。それらは日頃から「どう
生きたいか」を家族や医師に伝えることで、自らの意思を治療に反映することができ、最期まで自分らしく生きられるという、心の支えになります。
著者は抗がん剤治療と同時に緩和ケアを行う医師
著者は川崎市立井田病院 かわさき総合ケアセンターで抗がん剤治療と緩和ケアを統合した診療を行なう医師。2005年北海道大学医学部卒業後、家庭医を目指して初期研修中に、ベッドの上で苦しむだけだったがん患者が、「魔法のように」元気になっていく緩和ケアに魅了され、緩和ケア・腫瘍内科医として研修を受けます。2012年より現職。現在は診療の一方で、地域に根差した緩和ケアの活動に取り組み、その大切さをメディアでも積極的に発信しています。
電子書籍は読み上げ機能を利用した「耳で読む本」を意識した構成に
本書の電子版は、iPhoneやアレクサなどの読み上げ機能を利用して、耳で聴くことができます。これまでの電子書籍は句読点や図などが、スムーズに聴けない原因となっていましたが、本書ではレイアウトを整えることで、解決を試みました。活字を読む体力がない方にも手に取っていただける構成となっております。
『がんを抱えて、自分らしく生きたい』についての詳細
「マギーズ東京」へ本書売り上げの一部を寄付
マギーズ東京は、英国発祥のマギーズキャンサーケアリングセンターの国内
第1号施設。がんを経験した人とその家族や友人のための無料相談施設です。
2016年10 月、東京都江東区にオープンしました。
本書は「マギーズ東京」の理念に賛同し、その活動を支援するため、売り上げの一部を認定NPO 法人マギーズ東京に寄付しています。
第1号施設。がんを経験した人とその家族や友人のための無料相談施設です。
2016年10 月、東京都江東区にオープンしました。
本書は「マギーズ東京」の理念に賛同し、その活動を支援するため、売り上げの一部を認定NPO 法人マギーズ東京に寄付しています。
著者について
西 智弘(にし・ともひろ)
川崎市立井田病院 かわさき総合ケアセンター
腫瘍内科/緩和ケア内科 医長(日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医)
一般社団法人プラスケア代表理事、リレーショナルアーティスト
2005年北海道大学医学部卒。室蘭日鋼記念病院で家庭医を目指して初期研修中、がんで苦しむ患者さんが「魔法のように」元気になっていく緩和ケアの技術を目の当たりにして緩和ケア医を志す。2007年から川崎市立井田病院で総合内科/緩和ケアを研修したが、終末期のみを中心とした当時の緩和ケアの関わりに限界を感じ、抗がん剤治療を学ぶことに。2009年から栃木県立がんセンターにて腫瘍内科を研修。2012 年から川崎に戻り、抗がん剤治療と緩和ケアが統合された診療システムを構築。在宅診療にも関わり、「抗がん剤治療から在宅まで」を実践している。また一方で、一般社団法人プラスケアを2017年に立ち上げ代表理事に就任。「暮らしの保健室」「社会的処方研究所」の運営を中心に、地域での活動に取り組む。2018 年から、リレーショナルアーティストとして「奢られる人奢る人」「まちへの手紙」「花言葉」などの作品を発表している。著書に『緩和ケアの壁にぶつかったら読む本』(中外医学社)、『「残された時間」を告げるとき』(青海社)がある。
川崎市立井田病院 かわさき総合ケアセンター
腫瘍内科/緩和ケア内科 医長(日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医)
一般社団法人プラスケア代表理事、リレーショナルアーティスト
2005年北海道大学医学部卒。室蘭日鋼記念病院で家庭医を目指して初期研修中、がんで苦しむ患者さんが「魔法のように」元気になっていく緩和ケアの技術を目の当たりにして緩和ケア医を志す。2007年から川崎市立井田病院で総合内科/緩和ケアを研修したが、終末期のみを中心とした当時の緩和ケアの関わりに限界を感じ、抗がん剤治療を学ぶことに。2009年から栃木県立がんセンターにて腫瘍内科を研修。2012 年から川崎に戻り、抗がん剤治療と緩和ケアが統合された診療システムを構築。在宅診療にも関わり、「抗がん剤治療から在宅まで」を実践している。また一方で、一般社団法人プラスケアを2017年に立ち上げ代表理事に就任。「暮らしの保健室」「社会的処方研究所」の運営を中心に、地域での活動に取り組む。2018 年から、リレーショナルアーティストとして「奢られる人奢る人」「まちへの手紙」「花言葉」などの作品を発表している。著書に『緩和ケアの壁にぶつかったら読む本』(中外医学社)、『「残された時間」を告げるとき』(青海社)がある。
目次
第1章 この場所に来ると心がフワッと軽くなる。
第2章 友人と富士山に登りたい、だから治療してくれ
第3章 私、がんになってもいい、と思えるようになりました。
第4章 私に死に方を教えてください。
第5章 もう一度、仕事に戻りたい。
第6章 病院で死ぬというのは、旅先で死ぬようなものだよ。
第7章 レールに乗って死を待つのも人生、レールから外れてそれに抗うのも人生。
第8章 死ぬのはこわくない。家族を苦しめるのがこわい。
第9章 家族は受け入れてくれない。だから私は家族のために生きる。
第2章 友人と富士山に登りたい、だから治療してくれ
第3章 私、がんになってもいい、と思えるようになりました。
第4章 私に死に方を教えてください。
第5章 もう一度、仕事に戻りたい。
第6章 病院で死ぬというのは、旅先で死ぬようなものだよ。
第7章 レールに乗って死を待つのも人生、レールから外れてそれに抗うのも人生。
第8章 死ぬのはこわくない。家族を苦しめるのがこわい。
第9章 家族は受け入れてくれない。だから私は家族のために生きる。
書籍概要
タイトル:がんを抱えて、自分らしく生きたい
著者:西 智弘(にし・ともひろ)
判型:四六判並製
定価:1400円+税
著者:西 智弘(にし・ともひろ)
判型:四六判並製
定価:1400円+税