日商エレとアースアイズ、人間の挙動分析におけるAI事業で資本業務提携

2020.04.28 10:00

この企業へ連絡する

日商エレクトロニクス株式会社(本社：東京都千代田区、代表取締役社長CEO：寺西清一、以下日商エレ)とアースアイズ株式会社(本社：東京都港区、代表取締役：山内三郎、以下アースアイズ)は、人間の挙動分析におけるAI事業で資本業務提携します。両社は、今後日本の社会基盤となる自動化ソリューションの共同開発と海外展開を行います。なお、2020年3月31日、日商エレはアースアイズの第三者割当増資を引き受けました。

アースアイズは不審行動を検知する技術を活用し、AIカメラによる万引き防止ソリューション「AIガードマン(R)」を全国展開していますが、万引き防止にとどまらないソリューションの開発や国内外への展開を拡大するため、協業パートナーを探していました。安全安心な社会づくりを支援するICTの実現を目指す日商エレがパートナーとなることで、アースアイズの技術と日商エレのコンサルティングやソリューション提案のノウハウなど、両社の強みを生かせると判断し、本協業に至りました。

■協業の内容

1．ソリューションの共同開発：スーパーマーケットやドラッグストアの店舗だけでなく、人間の挙動分析で今後活用が見込まれる不動産や介護・病院などの医療業界をターゲットに、万引き防止にとどまらないソリューションを共同で開発します。

2．海外展開：日商エレが海外拠点を持つベトナムとインドネシアにおいて、「AIガードマン(R)」だけでなく、上記の新規ソリューションも展開します。万引きの手法など現地固有の状況に対応した、その国にあったソリューションも開発します。

■協業の今後

2020年度は、国内外でソリューション500台の販売を見込んでいます。

■日商エレクトロニクス株式会社　常務執行役員　坂井俊朗

この度の業務提携で両社のビジネス領域がさらに広がることを非常にうれしく思います。当社は2023年度にどうあるべきかを見据えた「2023成長戦略」を進めています。その中で、デジタルトランスフォーメーションを今後の注力分野として据え、AI、データ分析などを活用した顧客支援を中核に、それぞれの強みを生かしたパートナーシップの取り組みにチャレンジしています。AI技術を顧客視点でのサービス立ち上げノウハウを持つアースアイズ様との提携で、少子高齢化社会の日本におけるさまざまな社会課題(医療・労働力不足など)解決の一助を担うソリューションをお客様にお届けすることができると確信しています。

■アースアイズ株式会社　代表取締役　山内三郎

この度の業務提携を大変光栄に感じております。当社の技術は、不審者をAIカメラが自動的に発見し、管理者などに通知するシステムです。現在は、主に万引き対策で小売業の店舗に展開をしております。この基礎技術を応用し、日商エレクトロニクス様の技術力、営業力で幅広い分野への展開を目指していきたいと考えております。現在のカメラは録画装置にしかなっていません。AIカメラが自動的に事件や事故を察知し、未然に防ぐシステムを世界に拡げていきたいと考えております。

■アースアイズの技術「アースアイズ(R)テクノロジー」

アースアイズの特許技術である「3D空間把握技術」と「AI」による自動監視ソリューションです。カメラで取得した映像情報を元に仮想的に立体空間を作り出し、人や物の距離を把握し、AIが「人」に代わって「危険」な事象を検出し、発報・通知をします。「人の感覚」に限りなく近い情報処理をすることができます。

https://earth-eyes.co.jp/technology/

■万引き防止ソリューション「AIガードマン(R)」

万引きをしそうな人、または店舗内でお困りのお客様をAIにより自動検知し、従業員の方のスマートフォンやタブレット端末へ検知情報(不審行動コード、場所、静止画)をダイレクト通知する画期的な防犯・サービス向上のためのシステムです。

https://earth-eyes.co.jp/aiguard/