『岩とからあげをまちがえる』(大前粟生著)が12/15発売! 「一冊!取引所」×「ちいさいミシマ社」が 書店向け事前受注について共同施策を実施
~クラウド型受発注サービス「一冊!取引所」と 少部数出版レーベル「ちいさいミシマ社」が共同で施策する 「一冊!取引所」限定企画!~
株式会社カランタ(代表:蓑原大祐)と株式会社ミシマ社(代表:三島邦弘)は、ミシマ社の少部数出版レーベル「ちいさいミシマ社」より2020年12月15日に刊行する新刊書籍『岩とからあげをまちがえる』(大前粟生著)の書店向け事前受注を対象とした共同施策を実施します。カランタが運営する“書店と出版社をつなぐクラウド型受発注サービス”「一冊!取引所」を経由した書店からの事前予約注文を対象に、「直取引で特別卸正味の適用」や、「著者直筆サイン本での出荷」、「読者向け・特典ペーパー」を提供するという内容です。
一冊!取引所
※「ちいさいミシマ社」レーベルについて・・・ミシマ社が2019年7月よりスタートした少部数出版レーベル。「一人へより濃く」届けることをモットーに、絵本、詩画集、小説などこれまでに4点を刊行。書店との直取引をメインに「買切・6掛」の条件設定によって、一冊を販売することできちんと書店側に利益が出ることを目指している。また制作面では、編集スタッフが営業も行い、少ない人数でも出版活動が行えるモデルの構築に努めている。
※「一冊!取引所」について・・・株式会社カランタが開発・運営する、書店と出版社をつなぐクラウド型受発注サービス。書店はサイト内に登録された参加出版社の刊行物をWeb経由で簡単に注文でき、カランタはプラットフォーマーとして、その情報を出版社へ提供。流通経路は、ユーザーが持つ販路に応じて、取次経由/直取引/トランスビュー取引代行のなかから任意の取引タイプを選択できる。PCからだけでなく、スマホやタブレットからも利用でき、システム内でユーザー同士がチャットでコミュニケーションできるのがほかのサービスにはない特徴。コロナ禍のなかで開発を進め、2020年6月1日より本稼働を開始。出版社は月額制、書店は無料で利用でき、11月現在、出版社50社、書店460店が参加中。
1. 書店向け事前受注、共同施策について
「一冊!取引所」( https://1satsu.jp/ )経由でちいさいミシマ社刊『岩とからあげをまちがえる』(大前粟生著)を事前予約注文した書店に対して、下記の特別条件を適用します。
(1)ちいさいミシマ社 直取引での通常卸正味60% → 特別卸正味55%の適用
(2)大前粟生さん著者直筆サイン本で出荷します。
(3)読者向け・特典ペーパーを提供します。(1冊につき1部、本に挟み込み)
あわせて「一冊!取引所」サイト内に共同施策の告知ページ( https://1satsu.jp/media/0005/ )を開設し、書店からの事前受注を促進するほか、ちいさいミシマ社ホームページと連動し、一般読者向けに「この本が買えるお店」の情報開示を行います。
※注意事項:発刊前日の2020年12月14日(月)までに「直取引」で予約注文した分が対象となります。サイン本と特典ペーパーとも数に限りがあるため、定数を超えた場合、提供を終了させていただく場合がございます。発売日にあわせて出荷可能な初回注文締切は2020年11月25日(水)です。以降のご注文分は発売日以降の店着となります。
書店向け事前受注、共同施策について
2. 本施策が目指すこと
・Webで受発注が可能な「一冊!取引所」の利用を促進し、出版業界では版元・書店ともに利用頻度の高い「FAX注文」から「Web注文」への移行を目指します。
→ FAX注文による資源ロスや、通信費、人件費の削減。
→ コロナ禍における非接触型の営業モデルの実例を作る。
→ 営業に時間と人員を割きにくい小出版社にとっての販促モデルケースになる。
・出版情報が書店や読者にきちんと届き、書店が仕入れやすい仕組みを作ることを目指します。
→ 事前予約をした書店を出版社が正確に把握。
→ 「取扱店舗情報」を読者に公開し、読者から書店への予約客注の流れを促進。売り損じや過剰仕入れによるロスを防ぐ。
→ 直取引や買切といった条件面の理由により、少部数の出版物が店頭に並ぶ機会が失われることを防ぐ。
3. 本作と著者の大前粟生さんについて
・『岩とからあげをまちがえる』について
100の文と絵を収録した短編作品集です。著者初となる絵の書き下ろしを加えることで、小説でありながら、詩や歌、アートブックのような趣もあり、既存のどのジャンルにも収まらない新たな表現の可能性を拓く挑戦作です。90年代生まれ、新進気鋭の作家が紡ぎ出す、瑞々しい感性が一冊に凝縮しています。
・著者 大前粟生(おおまえ・あお)さんについて
1992年生まれ、京都市在住の作家。『回転草』『私と鰐と妹の部屋』などの掌編小説で人気を集め、『ぬいぐるみとしゃべるひとはやさしい』「おもろい以外いらんねん」(『文藝』2020年冬季号収録)などの中編作品では、性別や年代を問わず、多くの読者から共感を集めています。これからの文芸を担う人物として、今もっとも注目される作家のひとりです。
『岩とからあげをまちがえる』(装丁ラフ)
【会社概要】
<株式会社カランタ>
代表 : 蓑原大祐
所在地 : 東京都目黒区自由が丘2-6-13
設立 : 2020年1月
ホームページ: https://quaranta.jp/
■「一冊!取引所」URL
■「岩とからあげをまちがえる」予約特設ページURL
<株式会社ミシマ社>
代表 : 三島邦弘
所在地 : 東京都目黒区自由が丘2-6-13
設立 : 2006年10月
ホームページ: https://www.mishimasha.com/
■「ちいさいミシマ社」URL
https://mishimasha.com/little-mishimasha/
■『岩とからあげをまちがえる』書誌ページ
https://mishimasha.com/little-mishimasha/books/978-4-909394-44-6-C0093/