社名変更および本社移転、社外取締役就任のお知らせ 「株式会社一冊」へ (旧社名:株式会社カランタ)
~書店と出版社の現場をつなぐ クラウド型受発注プラットフォーム「一冊!取引所」を開発運営~
書店と出版社の現場をつなぐクラウド型受発注プラットフォーム「一冊!取引所」の開発運営を行う株式会社カランタ(代表取締役:三島 邦弘)は、2022年1月20日に社名を「株式会社一冊」に変更いたしました。
また、同年3月8日に本社所在地を東京都目黒区から、京都府京都市上京区へ移転しました。
なお、同年2月25日開催の株主総会において、新たに社外取締役として竹本 吉輝氏と近藤 淳也氏の2名を選任し、同日付で就任したことをお知らせいたします[詳細(3)]。
今回の社名変更および本社移転、社外取締役就任により、「デジタルの力を使って書店と出版社の現場と現場をつなぐ」という創業以来のミッションをさらに推し進めてまいります。
その端緒を開くため、本年1月17日に「一冊!取引所」のリニューアルを実施し、新機能「一冊!決済」を実装いたしました[詳細(4)]。
「出版界の共有地をつくる」「本の文化を次世代につなぐ」という思いから、本好きの一般の人たちに対し「一冊!寄付」という形の応援も募集中です[詳細(5)]。
(1)【社名変更および本社移転、社外取締役就任の概要】
1) 新社名 : 株式会社一冊
旧社名 : 株式会社カランタ
2) 本社新所在地 : 京都府京都市上京区新烏丸通下切通シ上る新烏丸頭町164番地3
3) 社名変更の登記変更日 : 2022年1月20日(木)
4) 社外取締役就任の登記変更日 : 2022年2月25(金)
5) 本社移転の登記変更日 : 2022年3月8日(火)
6) 代表者 : 代表取締役 三島 邦弘
7) 設立 : 2020年1月22日
8) 一冊!取引所 サービス開始日: 2020年6月1日
9) 一冊!取引所 サイトURL : https://1satsu.jp/
(2)【一冊!取引所について】
2020年6月にスタートした書店と出版社の現場をつなぐクラウド型受発注プラットフォーム。書店は無料、出版社は月額有料で参加でき、書店975店、出版社95社が利用中(2022年3月時点)。直取引だけでなく既存の取次ルートを使った注文も可能。電話、FAXが主流の業界のコミュニケーションのあり方から、多様な働き方を可能にするチャットをはじめとするさまざまな機能を導入。完成したサービスを受動的に提供することよりも、参加出版社・書店と次世代のシステムをともに練り上げていくことをめざしている。
(3)【新任社外取締役の氏名および略歴】
■社外取締役 竹本 吉輝(株式会社トビムシ 代表取締役)
1971年神奈川県生まれ。地域社会の共有地(commmon)そのものである「森林」に着目、その地の森林業を再興しながら、素材やエネルギーや食料を域内循環できる仕組みを整え(ることを通じコロニーの動的平衡を担保す)ることを企図し、2009年株式会社トビムシを設立。以降、全国各地で森林及び地域の有機的関係性の再編集に資する(ような)事業をトータルにデザインしている。また地域の自立(律)性を担保し得る手段としての「地域通貨(community coin)」や「地域人材」の再編集を企図した株式会社eumo設立にも参画。専門は環境法。国内環境政策立案に多数関与。同時に財務会計・金融の知見を加味した環境ビジネスの多面的展開にも実績多数。立法(規制)起業(市場)双方の現場を知る。武蔵野美術大学/大学院 非常勤講師(社会造形論)。
※社外取締役 竹本 吉輝 就任コメント
森が在り続けるために、という地域のマイクロな営みに寄り添ってきたトビムシに、本(文化)が在り続けるために、という出版社と書店をつなぐプラットフォームづくりに参加する機会をいただき、本当に嬉しく思っています。本と森の奏でる風景がその地その地に在り続けるよう尽力したいと思います。
■社外取締役 近藤 淳也(株式会社OND 代表取締役社長)
1975年三重県生まれ。京都大学理学部卒業。2000年に同大学院中退後カメラマンなどを経て、2001年にQ&Aサービス「人力検索サイトはてな(現:人力検索はてな)」を開始し、京都で有限会社はてなを設立。2004年に株式会社はてなに改組。ブログなどのサービスを開発。2016年東証マザーズ上場。2017年株式会社OND設立。不動産エンターテーメント「物件ファン」、トレイルランナーのためのトラッキングサービス「IBUKI」、京都市内の複合施設「UNKNOWN KYOTO」を運営。現在、同社代表取締役社長のほか、株式会社はてな取締役、NPO法人滋賀一周トレイル代表理事、トレイルランナー、ときどきカメラマン。
※社外取締役 近藤 淳也 就任コメント
以前から親交のあった三島さんが、新たに本の流通システムを作るということで、参画させていただきました。これまでのウェブサービスの知見を生かして、より良いサービスが実現できるよう尽力したいと思います。
【代表取締役 三島 邦弘 コメント】
竹本、近藤、両氏をお迎えしたことで、一冊!取引所が当初からめざしている「デジタルの力で出版業界のシステムを次世代のものへとアップデートする」という思いが、より実現に近づいたと心強く感じています。日本の山村、ローカルと思われている地域にも、本の文化に触れてもらいやすくなるよう、尽力します。
(4)【新機能「一冊!決済」について】
◆「一冊!決済」とは?
書店と出版社の直取引で「クレジットカード払い」が利用できる新機能です。
これにより、双方の負担となっていた直取引による精算の手間がなくなり、取次と口座を開設せずとも書店開業の可能性が大きく拡がります。
◆具体的には・・・
1. 即時決済のため、直取引による精算の手間が解消され、透明性のある取引を可能に。お互いすっきり気持ちよく直取引ができます。
2. 直取引に必須の与信管理はカード会社が担います。取次に口座を持たない書店の皆さまだけでなく、雑貨店や飲食店などでも新刊書籍を取り扱いやすくなります。
3. 書店のシステム利用は無料。
一冊!決済での仕入れにかかわる御代(書籍代や送料)のみご登録いただいたクレジットカードによって決済いたします。
*出版社の利用には、一冊!取引所への参加(基本料金:月額9,800円+税)が必要です。
*別途、決済金額から手数料が5%かかります。卸価格や送料は出版社側で個別に設定します。
*一冊!決済で仕入れた書籍は、完全買切(返品不可)となります。
(5)【一冊!寄付について】
いただきましたご資金は全額、開発・運営資金として使わせていただきます。クラウドファンドと違い、モノでのリターンなどはございません。ただ、上記の通り、「次世代へパスしていける出版のあらたな仕組み」をしっかりと形にして行きたく存じます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
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