日本機械学会、持続可能な脱炭素社会を目指す エネルギーシステムについての講演をオンラインで4月21日に開催!
一般社団法人日本機械学会(会長:佐田 豊 株式会社東芝)は、カーボンニュートラル実現のための課題や方向性に関する議論、具体的な取り組み等について各分野からご講演いただく定時社員総会特別企画を開催いたします。持続可能な脱炭素社会を目指す新たなエネルギーシステムについて、学問領域の枠を超えたより幅広い取り組みを考えます。オンライン開催でどなたでも無料でご参加いただけます。
■定時社員総会特別企画案内
◇開催日時
2022年4月21日(木)12:45~15:15
◇講演内容
(1) 12:50~13:20「脱炭素社会実現に向けたエネルギーシナリオ」
山地 憲治(公益財団法人地球環境産業技術研究機構(RITE)理事長・研究所長)
2050年カーボンニュートラル(脱炭素社会)実現を目指した取組みが加速し、我が国は2030年に13年度比で温室効果ガス46%削減という野心的目標を表明している。本講演では、グリーン成長戦略、エネルギー基本計画などの政策動向を整理した上で、2050年カーボンニュートラル実現に関するRITEのシナリオ分析を紹介する。
(2) 13:20~13:45 「2050年社会像から逆算したエネルギーシステム選択と経済活性」
近久 武美(北海道職業能力開発大学校・校長)
エネルギー選択を論ずる場合、現在から将来を分析すると解を見出し難いが、将来目標から逆算すると選択肢が見えてくる。本講演ではコストを含めたエネルギー分析結果を紹介し、民生やオフィス等の分野では顕著に低炭素化が進むことを示す一方、産業や運輸部門で今後求められる技術と社会インフラについて論じる。さらに、こうした変革は一見コスト高になるものの、最終的に国内の経済活性につながることを論ずる。
(3) 13:45~14:10「カーボンニュートラルに貢献する水素エネルギーの役割とその実現に向けた取組み」
佐藤 純一(東芝エネルギーシステムズ株式会社・水素エネルギー技師長)
カーボンニュートラルに向けた世の中の動向を示すとともに、カーボンニュートラルにおける水素の位置づけ、意義を概説する。さらに、水素エネルギー社会の実現に向けた東芝の取組みを、CO2排出ゼロ、CO2リサイクル、CO2フリー水素活用の観点で紹介する。
(4) 14:10~14:35「カーボンニュートラル社会に向けた水素・アンモニア焚きガスタービンへの取り組み」
斉藤 圭司郎(三菱重工業株式会社総合研究所GTCCセンター長)
三菱重工は、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、水素・アンモニア焚きガスタービン複合発電(GTCC)の開発に取り組んでいる。当社は海外の水素焚きGTCCプロジェクトに参画し、2020年代半ばからの実用化を目指しており、大容量GTCCにより水素需要を喚起し、国際的な水素サプライチェーン構築を牽引する。また、水素エネルギーキャリアとして有望なアンモニアを利用するGTCC開発にも取り組んでいる。そこで、本報では、水素・アンモニアを利用した当社の発電用ガスタービンの開発状況、および海外の水素発電プロジェクトへの参画状況を概説する。
(5) 14:35~15:00「ヒト中心の街『Woven City』での取り組みについて」
James Kuffner(トヨタ自動車株式会社 取締役・執行役員/ウーブン・プラネット・ホールディングス株式会社代表取締役CEO)
100年に一度の大変革期に直面している自動車業界において、イノーベーションを起こし、次世代のモビリティ社会を実現するための鍵は何か。モビリティ・カンパニーへの変革を進めるトヨタにおいて、自動運転開発、Woven Cityなどを担当するWoven Planetの取り組みについて紹介する。(タイトルおよび講演内容は予定)
◇総合質疑
15:00~15:15
◇申込方法・詳細は本会Web参照
プレスリリース添付資料
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