明治学院大学言語文化研究所が2023年2月25日に“受け継ぐ...

明治学院大学言語文化研究所が 2023年2月25日に“受け継ぐ”をテーマに 「受け継ぐもの しまくとぅばとやちむん」を開催

~沖縄の伝統文化・言語を考える~

2022年に沖縄は本土返還50周年を迎えました。51年目に入る今、私たちが考えるべき課題は沖縄の伝統工藝、固有の言語、民藝をどのように次の世代に伝え、受け継いでいくかです。

明治学院大学言語文化研究所では、この課題について考えるため、「受け継ぐ」をテーマに一般公開のイベント「受け継ぐもの しまくとぅばとやちむん」を開催します。



【本イベントのポイント】

(1) 沖縄固有の伝統文化・言語に精通した登壇者たちによるトークイベント

(2) 本土返還50周年を迎えて、沖縄の貴重な伝統文化・言語のこれからを考えるための機会


本シンポジウムでは、3名の方に登壇いただきます。

白土慎太郎氏:日本民藝館芸員。専門分野は日本美術と柳宗悦

松田共司氏 :陶芸家の工房が集まる読谷村で作陶を行う読谷山焼北窯松田共司工房親方。伝統工藝の一つである「やちむん」の継承者。

宮良信詳氏 :琉球大学名誉教授。専門分野は琉球の伝統的な固有の言語(しまくとぅば)。

※聞き手を明治学院大学文学部教授の平岩健が担当します。



【用語解説】

しまくとぅば:「故郷のことば」を意味し、日本語の方言ではありません。琉球諸島で地域ごとに発展してきたもので、地域固有の言い回しや音韻変化があり、多様性のある言葉です。


やちむん  :沖縄の伝統工藝の一つ。「やちむん」とは、沖縄の言葉で焼物のこと。琉球王国時代の17世紀以降ごろ、薩摩藩の連れてきた陶工により朝鮮式技法の指導を受けたのが起源といわれています。厚みと重さがあり、独特の模様が印象的です。


柳宗悦   :沖縄の伝統工藝や言語にいち早く着目したのが柳宗悦でした。民衆の日常品の美に魅せられ「民藝」という新語をつくり、その民衆的工芸品の美を広めるために運動を行いました。1938年に初めて沖縄を訪れ、「やちむん」を日本全国に広めるきっかけをつくっています。彼が創設した日本民藝館には1,600点以上の沖縄伝統工藝品が所蔵されています。



【イベント詳細「受け継ぐもの しまくとぅばとやちむん」】

■日時    : 2023年2月25日(土)15:00-16:30

■場所    : 明治学院大学 白金キャンパス アートホール

■参加費   : 無料

■申し込み方法: 事前申込制、以下Googleフォームよりお申し込みください。

         ※満席になり次第、締め切ります。

         https://forms.gle/HKAF8DQfoQvy3s1x8

■主催    : 明治学院大学言語文化研究所

         https://www.meijigakuin.ac.jp/gengobunka/


「受け継ぐもの しまくとぅばとやちむん」ポスター

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