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春休みの小中学生向けの不親切なアートプログラム 「Let's make PLAY-WORK TOWN! こどものまちをつくろう」  豊島区南長崎にて3月25日(土)からスタート

PLAY-WORK実行委員会(本社:東京都新宿区、代表理事:さかたともえ、企画運営:株式会社ティンカリングタウン)は豊島区ターナーギャラリーにて、2023年3月25日(土)から4月1日(土)の日曜日を除く7日間、「Let's make PLAY-WORK TOWN! こどものまちをつくろう」を開催します。


公式ホームページ: https://haruhanonbiri.amebaownd.com


Let's make PLAY-WORK TOWN! こどものまちをつくろう


大人の入れないこどもだけのまちの中では、初めての社会体験を通して毎回たくさんのドラマが起こります。


もうけのはなし


まちの中にはデパートがあり、工房でできた作品を買い付けて利益をのせて販売します(やりとりは疑似通貨を使います)。しかしこどもたちは利益をのせずに販売し、とうとう買い付けの資金がなくなりました。「どうして利益をのせないの?」と尋ねた時にかえってきた反応が「えっ?儲けるって人のお金をとることだから悪いことじゃないですか!」


起業家のはなし


その一方で、起業をしていかにしてたくさんお金を稼ぐかに夢中になる子もいます。

スライムを作って遊べる「スライムランド」の経営を任された男の子は、どうやったらたくさんお客さんが来てくれるかを考え始めます。まずは宣伝をしようと「ポスター看板屋」に看板を発注し、それを持って会場内を練り歩く宣伝マンをどんどん雇います。価格も値下げ。ところが雇った人に給料を払えなくなり、「倍にして返すから!」と他の子にお金を借りて回り、最終日までに借金を返し終わったようです。そこそこ儲けることができた彼はその資金を元手に、今年も新たな起業の準備をしています。


そのほかにも税金の使い道を考えたり、ATMの機能を作ったり、公園に建物を建設したり、みんなにお給料を払う仕事があったりと、普段の生活では体験できない仕事がたくさんあります。大人のいないこどものまちでは、その中で起きる揉め事や困りごとも全部こども自身で解決していく、生きた学びがあります。



【テーマソングができました】

主人公の「まこちゃん」、頼りにならないボランティアスタッフ「精霊」を中心にこどものまちの中の様子を紹介しています。レジャー施設とは違い、決められたルールに従って遊ぶのではなく、予想もしないトラブルを含めての遊びであることを表現しています。

こどものまちでは資金が底をついて給料を払えなくなったり、失業者が増えたり、よくわからないお店を起業したり、ギャンブルでお金を失ったりと自由もあれば葛藤もあります。

「これはただのお遊びだから」とまこちゃんが言うように、禁止事項が増えすぎた現代において、ちょっぴり悪いことをして失敗する経験を取り戻すことを大事にしています。

参加するこどもたちや保護者の方に知って欲しいと制作しました。

ぜひ面白がってご覧ください。


2023こどものまちのテーマソング: https://www.youtube.com/watch?v=pzI-ZNGLsSw



【メタバース設計図ができました】

小3から中2を対象にした建築設計チーム「こねくりケンチク研究所」が考えた、こどものまちの設計図をメタバース上に再現。これをイメージにして公園で建設をしていきます。下のURLからどなたでもご覧いただけます。(無料の専用アプリが必要です)

https://cluster.mu/w/14a71b06-e3b7-41ef-a62a-fffc639b4e76



【開催までの背景】

2015年にスタートして今年で7年目の開催です。2013年に設立された「こどもDIY部」(PLAY-WORK実行委員会の前身)の活動の際に、周囲の大人から「うるさい」「こどもは児童館に行って遊べ」といったクレームを受けたことで、こどもたちから「大人のいない自由な遊び場が欲しい」と訴えが上がったことをきっかけに始まりました。

7回目となる本年は新型コロナウイルスで失われた共同体験を取り戻すこと、こども家庭庁の創設もありこどもの権利を可視化することをコンセプトに、アートプログラムとして進化します。

主なコンテンツは以下の通り。


○こどもの権利を表現するスカイタワーの建設

アーティスト蓮輪友子氏とこどもたちが、こどもの権利や自由を表現するスカイタワーを公園に建設します。


○多様なTOKYOを表現するアートカー

サイバーアーティスト・サイバーおかんタナゴ氏デザインのアートカーを、こどもたちが制作します。


○こども中心の小さな東京「mini TOKYO」を建設します

建築家と小学生で作られた「こねくりケンチク研究所」が考えた「mini TOKYO」のプランをベースに、公園にこどもが欲しいまちを形にします。


○大使館を開設し、多様な文化のこどもたちを招待します。

英語、中国語、韓国語の通訳スタッフが常駐し、日本語がわからないファミリーの遊びをサポートします。


今年はアートカーを作ります


【事業の概要】

大人の干渉を受けず、遊ぶように建物や商品を作って売ったり、給料をもらって遊んだり、買い物をしたり、みんなと協力して問題を解決したり、あったらいいなと思うビジネスを立ち上げることができます。参加者はハローワークで20のコンテンツから仕事を探して好きなだけ働き、銀行で税金を引かれたお給料を受けとります。より楽しくしたい、より良くしたいと試行錯誤しながら7日間でまちを成長させていきます。



【この事業で解決したい課題とは】

1. 「こどもの権利」を守る=「こどもの意見を尊重する」

私たちがこの事業を始めたきっかけは、周囲の大人からの「うるさい」というクレームに対し「大人のいない遊び場が欲しい」というこどもの声を実現させること。つまり「自由に遊ぶ権利」を守ります。


2. 学校ではできない体験を

こどものまちにいると銀行でお金を数えるだけの仕事もすごく大事で、誰にでも役割があり生きる権利があることがわかります。学校や塾など既存のコミュニティに入れない子も受け入れる場所になっています。


3. 教育・体験格差の解消

新型コロナウイルスの影響で貧困の格差が進んだと言われています。せっかくの宿題のない春休みに遊びに行けない子でも参加しやすいよう、低価格で参加できるように事業を行っています。もしかしたらこどものまちで大金持ちになれるかもしれません。仕事や社会を体験して自分の将来を考えるきっかけになるかもしれません。それが未来への希望や生きる活力、自信になることを願っています。


4. 地域コミュニティの復興

「親はなくても子は育つ」と言われたのも昔のこと。現代は地域社会の崩壊により「学校」「家庭」に居場所がなくなると八方塞がりです。それは巡り巡って子育て家庭を苦しめる結果になっています。共に地域のこどもを育てる場をつくることを目指しています。



【“不親切なアートプログラム”とは】

当事業ではこども達が自由に遊ぶために軋轢を乗り越え、失敗経験ができることを大事にしています。そのために分からないことや困ったことがあっても大人が助けてくれません。周りの子に助けを求める勇気が必要です。

大人は助けてくれない代わりに干渉されない自由があり、こどものまちに参加することで課題発見力、総合的思考・判断力、技能・表現力、コミュニケーション力、実践力等が上昇するという結果が研究論文で明らかにされています。



【開催概要】

会期      : 2023年3月25日(土)~4月1日(土) 日曜日をのぞく7日間

時間      : 11:00~16:00(受付開始は10:30)

会場      : ターナーギャラリー(豊島区南長崎6-1-3)、

          豊島区立南長崎はらっぱ公園の一部(雨天の場合公園会場はお休み)

対象      : 小中学生(2023年3月時点)

定員      : 1日150名

参加費     : 一日につき1,000円(税込)

公式ホームページ: https://haruhanonbiri.amebaownd.com

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