明治学院大学国際平和研究所が3月16日(土)に 公開研究会「関東大震災時の朝鮮人虐殺、 新資料から読み解く~姜徳相・山本すみ子共編 『神奈川県関東大震災朝鮮人虐殺関係資料』をめぐって~」を開催
明治学院大学国際平和研究所(PRIME)は、2024年3月16日(土)に公開研究会「関東大震災時の朝鮮人虐殺、新資料から読み解く~姜徳相・山本すみ子共編『神奈川県関東大震災朝鮮人虐殺関係資料』をめぐって~」を開催いたします。
■開催背景
関東大震災発生から100年を迎えた昨年、震災時の朝鮮人虐殺に関する資料集『神奈川県関東大震災朝鮮人虐殺関係資料』(姜徳相・山本すみ子編、三一書房)が刊行されました。
この資料集には、虐殺への軍隊の関与を示す「神奈川方面警備部隊法務部日誌」や自警団に関する報告、横浜の虐殺に関する証言集に加えて、朝鮮史研究者である故・姜徳相氏が古書店より入手した新発見の文書「震災に伴う朝鮮人並びに支那人に関する犯罪及び保護状況その他調査の件」が収録されています。
この文書は神奈川県知事が内務省警保局長にあてた報告書とみられ、神奈川県内で起きた59件の朝鮮人殺傷事件の概要等が記載されています。神奈川県内の朝鮮人被虐殺者は2名、横浜では0名とする震災直後の政府発表を覆す内容が含まれていることから、新聞をはじめ大きな注目を集めましたが、虐殺の全体像の解明にあたり本資料集が有する意義の本格的な検討は今後の課題として残されています。
明治学院大学国際平和研究所(PRIME)では、こうした課題に応えるべく、関東大震災時朝鮮人虐殺の事実を知り追悼する神奈川実行委員会とともに公開研究会を開催いたします。震災時の朝鮮人虐殺問題に関心を寄せる、多くの方にご参加いただければ幸いです。
■公開研究会詳細
タイトル:「関東大震災時の朝鮮人虐殺、新資料から読み解く
~姜徳相・山本すみ子共編
『神奈川県関東大震災朝鮮人虐殺関係資料』をめぐって~」
主催 :明治学院大学国際平和研究所(PRIME)研究プロジェクト
「多文化主義と分極化」
共催 :関東大震災時朝鮮人虐殺の事実を知り追悼する神奈川実行委員会
日時 :2024年3月16日(土)13時30分開会(17時30分終了予定)
場所 :明治学院大学白金キャンパス 本館10階 大会議場
開催方法:対面のみ
申込み :不要(学内外どなたでもご参加いただけます)
参加費 :無料
使用言語:日本語
■プログラム
13時00分 開場
13時30分~13時40分 開会宣言と趣旨説明:鄭栄桓
(明治学院大学教授、PRIME所員)
13時40分~14時00分 共催団体挨拶:山本すみ子
(関東大震災時朝鮮人虐殺の事実を知り
追悼する神奈川実行委員会)
14時00分~14時45分 報告(1):前田朗(東京造形大学)
「震災朝鮮人虐殺のタブー・摂政裕仁の責任をめぐって」
14時45分~15時30分 報告(2):愼蒼宇(法政大学)
「神奈川における朝鮮人虐殺の背後にある
植民地戦争経験を読み解く」
15時30分~15時45分 休憩
15時45分~16時05分 コメント(1):藤野裕子
(早稲田大学)
16時05分~16時25分 コメント(2):李圭洙
(東農文化財団姜徳相資料センター)
16時25分~17時25分 質疑応答と総合討論
17時25分~17時30分 閉会挨拶
■問い合わせ先
明治学院大学国際平和研究所(PRIME)
TEL : 03-5421-5652
FAX : 03-5421-5653
URL : http://www.meijigakuin.ac.jp/~prime/
E-MAIL: prime@prime.meijigakuin.ac.jp
□■明治学院大学について■□
創設者は“ヘボン式ローマ字”の考案や和英・英和辞書『和英語林集成』の編纂、聖書の日本語訳完成などの業績があるヘボン博士。建学の精神である「キリスト教による人格教育」と学問の自由を基礎とし、ヘボン博士が貫いた“Do for Others(他者への貢献)”を教育理念としています。広く教養を培うとともに、各学部学科において専門分野に関する知識・技能および知的応用能力を身につけた人間の育成を目指します。2023年は創立160周年を迎え、2024年には本学初の理系学部「情報数理学部」を開設します。
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