年間1.4億本のポケットおしぼりを売り上げる FSXの基幹技術ブランド『VB/VB-COSME-』を紐解く 開発者インタビューを公開
「おしぼり」のレンタル・企画開発を手がけるFSX株式会社(本社:東京都国立市、代表取締役社長:藤波克之、以下略:FSX)は、FSXの基幹技術ブランドである『VB(ブイビー)/VB-COSME-(ブイビーコスメ)』の開発者インタビューを実施し、そのインタビュー記事を前編・後編に分けて、ポケしぼ通信で公開しましたので、お知らせします。
おしぼりにとって一番重要となる手指衛生に着目し、東京工業大学と慶應義塾大学発の合同ベンチャーとFSXの共同研究によって生まれた「VB」は、抗ウイルス・抗菌を安全に叶えるFSXの特許技術です。おしぼりを使った新たな衛生技術として、新型コロナ感染拡大の際には、ダイヤモンドプリンセス号へのVBおしぼり提供をはじめ、おしぼり上のウイルスや菌を99.99%以上抑制するVBの需要は大幅に伸張し、工場の生産能力を2倍に増強しています。そしてこのVBをさらに広いシーンで活用いただきたい、VBの秘めた可能性をもっと引き出したいと考え、FSXは昨年11月に化粧品認可を得た「VB-COSME-」を開発しています。今回「VB/VB-COSME-」の開発者である、FSX社長の藤波克之と理学博士の団克昭氏による対談を実施し、開発にたどり着くまでのプロセスや、「VB-COSME-」とともに描こうとしている未来について語り合いました。
==以下、ポケしぼ通信より抜粋==
■医薬品分野の技術とおしぼりの邂逅
藤波:2009年関西でインフルエンザが流行した時に、ウイルス対策ができるおしぼりを求める声が寄せられました。その問い合わせをきっかけに「おしぼりの本質にかかわる衛生技術を持ちたい」と考えていたときに、人を介して「ポリ酸を活用した新技術をおしぼりに活用できないか」という相談が入ってきました。当時、団先生は東京工業大学と慶應義塾大学発の合同ベンチャーで研究を進めていた新素材の活用先を模索していたところだったのです。
団:当時研究していた何百種類とあるポリ酸の中に、抗ウイルス・抗菌に効果を発揮するものが見つかっていました。ですが私の本来の研究フィールドである医薬品には適さない側面が見えてきたタイミングだったんです。でも、おしぼりならば…。そこからポリ酸を主成分としたVBの共同研究が始まりましたね。
藤波:早速、おしぼりで試験していただいたら、これがもう素晴らしかった。当時の私は菌とウイルスの違いも分からない知識でしたが、VBがあれば「手指からの感染を防ぐ、手指衛生のためのおしぼり」ができるのではないかとワクワクしましたね。
■雑貨のVBから化粧品のVB-COSME-へ、VB-COSME-が秘める可能性
藤波:新型コロナウイルスによるパンデミックで、VBおしぼりはまさに飛ぶように人々に求められましたが、この協奏曲とも言える状況が過ぎたら、VBの需要も一緒に終わるだろうとも感じていました。だからこそ、ウイルス対策を超えた「おしぼりはこうあって欲しい」という理念を、今こそ求めたいと思ったんです。非常時や一部の人々だけに必要とされるのではなく、持続的な成長に寄与できるものにしたかった。
団:たしか電話で「VBを化粧品素材にすることは、あり得ますか?」とご相談いただいたんですよね。正直、ずっと医薬品を開発してきた私からすると、あのお話は嬉しかったですね。おしぼりという異なる領域に送り出した技術が、また自分のフィールドに戻ってきたような感覚がありました。おしぼりでは手指衛生の範囲だけで語られる技術でしたが、化粧品になると身体や細胞に対しての効果を謳えるようになる。つまり、VBが持つ「安心・安全」の側面が強調できるんですね。
藤波:おしぼりを化粧品グレードにしたい。それは、じつは前から思っていました。日本の文化であるおしぼりを海外にも広げていくならば、雑貨のままでは難しいんですよね。「おしぼり」を、世界の「Oshibori」にしていきたいという思いがあるんです。おしぼりって、水分を含む「生もの」として難しい部分があったんです。でも、団先生に出会ったことで、デリケートだと思っていた部分に価値を見出せた。水溶液から可能性が広がっていくなんて、思いもよりませんでした。おしぼりを進化させるどころか、超えていくかもしれない。
団:私はVBもVB-COSME-も、まだ完成したとは思っていませんから、さらに進化する余地はありますよ。
インタビューの詳細は、ポケットおしぼり製品サイトの「ポケしぼ通信」をご覧ください
前編: おしぼり産業から生まれた技術を、世の中に広めていく。
https://www.pocket-oshibori.jp/journal/01-2/
後編: 「VB」がより進化した、「VB-COSME-」が描く未来。
https://www.pocket-oshibori.jp/journal/journal02/
ポケしぼ通信では、「持ち運びできる」「個包装」「使い切り」のポケットおしぼりだからこその活用法や関連するインタビュー、導入事例や紹介記事など、ポケットおしぼりに関する記事コンテンツを随時更新していきます。FSXはこれからも、ポケットおしぼりを通じて、これまでの利用シーンとは異なるおしぼりの新たな使い方を創造し、お客様のライフスタイルを豊かにする製品の開発に努めていきます。そして日本文化である“おしぼり”をグローバルに展開し、「おしぼり(Oshibori)」の持つ無限の可能性を世界中に広げていきます。
【参考資料】
<VB/VB-COSME-について> https://www.virusblock.jp/
『VB(ブイビー) 』は、おしぼりにおいて一番重要となる「衛生面」に着目し開発されたFSXが誇る特許技術です(特許第6739772号)。世界初の抗ウイルス・抗菌のおしぼりを可能にする水溶液で、おしぼり上にある菌より細かなウイルスも99.99%抑制します。経口毒性や皮膚への刺激性等もないので、肌の弱いお年寄りやお子様にも安心してお使いいただけます。
また、『VB』を進化させた『VB-COSME-(ブイビーコスメ)』は、おしぼりと肌との関係に着目して開発された、エイジングケアをサポートする機能を備えた特許技術(特許第7278638号)で、使うことで肌を洗浄し、整え潤いを与える効果が認められています。ヒトパッチテストも含め安全性を確認し、手指だけでなく、体や顔を含む全身に使用できる、業界初の化粧品区分として登録されたおしぼりです。化粧品製造工場として新設された山梨県上野原工場で製造しています。
<FSX株式会社について> https://www.fsx.co.jp/
「おしぼりは物のサービスではなく心のサービス」を理念に、1967年に貸しおしぼり業の「藤波タオルサービス」として創業。以来、東京・国立市を本拠地として、おしぼりを軸とした事業活動は多岐にわたっています。おしぼりの素材や加工機開発に始まり、香り(アロマ)をつける特許技術、抗ウイルス・抗菌の衛生技術『VB(ブイビー)』、おしぼりを最適な温度で提供するおしぼり冷温庫『REION』の開発の他、EC運営や同業者向けパートナー事業を手がけるなど、ソフトとハードの両面からおしぼりの価値を創造する開発を行っています。創業50年を機に、社名を「FSX株式会社」に一新し、次の50年に向けて、おしぼりの新たな可能性を引き出し、国内外へ広くOSHIBORI文化を広めるための革新的なサービスを創造する事業を展開していきます。
通販サイト「イーシザイ・マーケット」: https://www.e-shizai.net/
ポケットおしぼり : https://www.pocket-oshibori.jp/
抗ウイルス・抗菌『VB』 : https://www.virusblock.jp/
エイジングケアサポート『VB-COSME-』 : https://www.pocket-oshibori.jp/
おしぼり冷温庫『REION』 : https://www.reion.jp/
FSX Facebookページ : https://www.facebook.com/fsx.co.jp/
FSX Instagram( @fsxkoho ) : https://www.instagram.com/fsxkoho/
FSXリクルーティングサイト : https://www.fsx.co.jp/careers/
<FSX富士株式会社について> https://www.fsx.co.jp/fsxfuji_oshibori/
FSX富士株式会社は、東京・国立の地で創業55年を迎えるFSX株式会社のグループ会社として、2020年9月に富士河口湖町に設立いたしました。「おしぼりは物のサービスではなく心のサービス」を理念として、富士五湖を中心におしぼりのレンタル、企画販売事業を展開しています。FSXグループならではの、抗ウイルス「VBおしぼり」や、天然アロマのおしぼり等、エリア唯一のおしぼりを提供しています。今年、富士河口湖町の観光資源であるラベンダーを活用した『ふじぴょん』おしぼりを開発。今後も観光資源豊富な富士山麓の地で、地域密着型事業による利点を活かしたマーケティングにより、おしぼりの新たな可能性を引き出す積極的な製品開発を行ってまいります。
プレスリリース添付資料
- カテゴリ:
- 企業動向
- タグ:
- その他ライフスタイル 生活用品・雑貨 経済(国内)
記事掲載数No.1!「@Press(アットプレス)」は2001年に開設されたプレスリリース配信サービスです。専任スタッフのサポート&充実したSNS拡散機能により、効果的な情報発信をサポートします。(運営:ソーシャルワイヤー株式会社)