首都圏の単身生活者『生活事情』アンケート第18弾 2024年...

首都圏の単身生活者『生活事情』アンケート第18弾  2024年 ひとり暮らしの「ふところ事情」アンケート

・ひと月のお小遣い、物価高が影響?「10万円以上」が減り、平均金額も減 ・約4割が投資をしており、その目的は「老後の備え」 ・支払いの「8割~9割」は電子決済で。「10割」という人も ・最も行っている物価高対策は「ポイ活利用」。キャッシュレス時代の象徴?

円安、物価高騰、金利の見直し、進むキャッシュレス化、新紙幣発行など、私たちの身の回りではお金に関する様々な動きが起きており、日々の生活に影響を与えています。

このような中、「ひとり暮らし」の人たちはどのような意識で“お金”に接しているのでしょうか?

株式会社FJネクストホールディングス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:肥田 恵輔)は、ひとり暮らしの「ふところ事情」をテーマに調査を実施し、投資・副業の実態、物価高対策、キャッシュレス対応、新紙幣への関心など、お金にまつわる事柄について聞いてみました。当社は2022年にも同様の調査( https://www.fjnext-hd.co.jp/ss/2022/07/pr_20220720.pdf )を実施しており、項目によっては、前回の結果と比較分析しました。



■調査概要■

◆ 調査期間:2024年6月28日~30日

◆ 調査方法:インターネットによる調査

       (インターネット調査会社を通じてサンプリング・集計)

◆ 調査対象:首都圏※在住 独身・ひとり暮らしの20代~30代 男女400人

※1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)


調査対象


<質問1> 公共料金、家賃など必要経費を除いたひと月のあなたのお小遣い(自由に使えるお金)はおおよそいくらですか?


質問1


◆ ひと月のお小遣い、物価高が影響?

  「10万円以上」が減り、平均金額も約8千円減

回答数が多かったのは「3万円」(28.5%)、「5万円」(25.0%)でした。前回調査(「3万円」29.5%、「5万円」23.0%)と変化はなく、このあたりがひと月のお小遣いの相場と言えそうです。

一方、「10万円以上」(※1)は16.0%いますが、前回調査(22.5%/90人)から6.5ポイント減りました。また、全体の平均金額(※2)も前回の58,230円から8,243円減り49,987円でした。最近の物価高が影響していると思われます。

※1「10万円」+「15万円」+「20万円以上」

※2「9千円以下」を9千円、「20万円以上」を20万円として算出



<質問2> 現在の貯金額(銀行預金・郵便貯金)はおおよそいくらですか?近い金額をお選びください。※投資資産は除いてお答えください。


質問2


◆ 貯金額は100万~500万円が中心。「貯金をしている」が7割超も、減少傾向

貯金額は「500万円」(9.5%)、「100万円」(8.5%)、「5万円」(7.0%)、「1,000万円」(7.0%)、「200万円」(6.8%)の順でした。ボリュームゾーンは100万円から500万円というのが一般的のようです。

なお「1,000万円以上」(※1)という人が12.5%いました。前回調査も13.0%(52人)でしたので、割合としては1割程度と多くはありませんが、一定数はいるということがわかります。ひとり暮らしゆえに養育費など家族世帯で発生する諸経費がない分、“ふところ具合”に余裕があるということでしょうか。

貯金している人は7割超(73.8%/295人)で、前回調査(84.2%)より約10ポイント減りました。これも物価高の影響で、なかなか貯金に回せないということでしょうか。ただし、貯金をしている人(295人)の平均金額は4,119,322 円(※2)で、前回調査(3,962,462円)より約15万7千円増えました。

※1「1,000万円」+「1,500万円」+「2,000万円以上」

※2「2,000万円以上」を2,000万円として算出



<質問3> 投資はしていますか?している方は、投資の種類を下記から該当するものすべてお答えください。(いくつでも)


質問3


◆ 約4割が「投資をしている」。投資信託、株式投資が一般的

全体の約4割(40.5%/162人)が投資をしていることがわかりましたが、その割合自体は前回調査(50.3%)より10ポイント程度減りました。新NISAの運用などで投資ブームと言われる昨今ですが、<質問1>でひと月のお小遣い金額が減っていることも併せて考えると、物価高の影響でなかなか投資に回す資金が捻出できないということが考えられます。また、男性46.0%に対し女性35.0%と、男性の方が投資に積極的のようです。

投資をしている人(162人)にその種類を聞いたところ、回答が多かったのは一般的な「投資信託」(63.0%)、「株式」(58.6%)でした。ただ、「債権(国債など)」(13.6%)、「不動産投資」(8.6%)、「金・プラチナ」(7.4%)という人もおり、投資の種類が拡がっていることがわかります。



<質問4>では、投資する理由は何ですか?3つ以内でお答えください。〔複数回答〕


質問4


◆ 投資の目的は「老後の備え」がトップ。将来に不安?

投資をしている人(162人)にその目的を聞いたところ、「老後の備えを確保したいから」がトップで過半数(51.9%)が回答しています。次いで「いざという時に備えたいから」(43.2%)、「単純に資産を増やしたいから」(43.2%)となり、上位3項目に回答が集中した格好です。一方、「旅行・レジャーをしたいから」(13.6%)や「不動産を購入したいから」(9.3%)といった具体的な目的の回答は1割台以下でした。

このことから、投資は長期的な視野で“将来のために蓄えておく”ことを念頭に行っていることがわかります。老後資金2,000万円問題、年金支給額、円安、地球温暖化や国際紛争など、先行き不透明感が増す中で、20・30代ひとり暮らしの人たちの将来に対する不安が見え隠れするようです。



<質問5>副業をしていますか?している方は、副業の収入が全収入の何割を占めていますか?


質問5 (1)

質問5 (2)


◆ 「副業をしている」は17.5%。副業収入は全収入の2割以下

「副業をしている」人は、全体の17.5%(70人)で、前回調査(21.3%/85人)より若干減りました。2018年の「働き方改革関連法」の施行で、副業を認める企業が増えてきたとはいえ、拡がりは一定の範囲にとどまっている印象です。ちなみに、<質問9>で聞いた物価高対策で「副業をしている」という人はわずか5.5%でした(→質問9参照)。

全収入に占める副業収入の割合は、「1割未満」が32.9%と最も多く、以下、「1割」(21.4%)、「3割」(20.0%)、「2割」(15.7%)の順で、前回調査と比べ、「1割未満」が減り(41.2%→32.9%)、「3割」が増え(11.8%→20.0%)ました。

とは言え、「1割未満」~「2割」の回答の合計が7割(70.0%)に達しており、副業収入は多くても全収入の「2割以下」というのが一般的のようです。



<質問6> 普段、財布に入れている現金はおおよそいくらですか?平均的な金額を下記からお答えください。


質問6


◆ キャッシュレス時代の財布の中身、現金は「1万円」前後が一般的。

  「現金を入れていない(0円)」人は18.3%で2年前に比べ増加

キャッシュレス化が浸透する中、財布にはどのくらいの現金が入っているのでしょうか?

回答金額の内訳は、「1万円」(29.5%)が最も多く、以下「5千円」(18.5%)、「2万円」(12.0%)となっており、この傾向は前回調査と変わりませんでした。財布には「1万円」前後入れておくというのが多数派と言えます。近年、システム障害の発生で急に決済ができなくなる事象も起こっており、少額でも現金を入れていた方が、いざという時に安心という感覚かもしれません。

一方、「現金を入れていない(0円)」人は18.3%と全体の2割弱でしたが、前回調査の6.3%から約3倍増加しました。財布の中身も徐々にキャッシュレス化が進んでいることがわかります。

※「10万円以上」を10万円として算出



<質問7> 買い物など支払いに占める電子(オンライン、キャッシュレス)決済の割合はどのくらいですか?


質問7


◆ 支払いの「8割~9割」は電子決済で。「10割」という人も

支払いに占める電子決済の割合はどのくらいでしょうか?結果は「8割~9割」が最も多く38.8%と4割近くが回答しました。「10割」という人も1割程度(9.0%)います。また「6割以上」(※)を見ると全体の約6割(59.1%)に達しており、電子決済が一般的になっていることがわかります。

※「6割~7割」+「8割~9割」+「10割」の合計



<質問8> 電子決済で最も利用しているのは下記のうちどれですか?ひとつお選びください。


質問8


◆ 決済方式は「クレジットカード」もしくは

  「バーコード・二次元コード決済電子マネー」が主流

では、電子決済で最も利用している決済方式は何でしょうか。結果は「クレジットカード」(45.0%)、「バーコード・二次元コード決済電子マネー」(35.0%)に集中した格好です。両方を合わせると8割(80.0%)に達しており、決済方式はこの2つが主流ということのようです。



<質問9> 物価高対策として実際に行っているものは何ですか?該当するものすべてお答えください。〔複数回答〕


質問9


◆ 最も行っている物価高対策は「ポイ活利用」。キャッシュレス時代の象徴?

物価高対策で最も回答が多かったのは、「ポイ活(ポイント活用)利用」(40.8%)でした。ポイントサービス市場の拡大はキャッシュレス決済の普及がもたらしたもので、時代を象徴する結果と言えます。

2位以下は「自炊を増やす」(30.3%)、「節電・節水」(29.3%)、「衣服の購入を控える」(24.3%)、「食料品のタイムセール利用」(20.3%)となりました。

これらの中で、女性の割合が男性に比べて特に高いのが「ポイ活」(47.5%>34.0%)と「衣服の購入を控える」(33.0%>15.5%)でした。他にも、「お酒、飲み会を控える」(21.0%>16.5%)、「節電・節水」(31.5%>27.0%)などの項目で女性の割合が高いのが目立ちます。逆に、「特に何もしていない」は男性の割合(34.0%>24.5%)が高く、対策は女性の方が積極的と言えそうです。



<質問10> 新しい肖像の新紙幣(1万円札、5千円札、千円札)が発行されましたが、財布の中に新紙幣と旧紙幣が混在した場合、あなたは支払い時にどうしますか?


質問10


◆ 新紙幣への関心は低い? 約7割が「どちらも気にせず支払う」

20年ぶりに新しい紙幣が発行されましたが、関心はどうでしょうか?

財布の中に新紙幣と旧紙幣が混在した場合、支払い時にどちらから使うか聞いたところ、結果は「どちらも気にせず支払う」という人が約7割(69.8%)を占めました。キャッシュレス時代、20・30代の人の新紙幣への関心は低いようです。



◆ 「株式会社FJネクストホールディングス」(プライム市場:8935)

事業内容:グループ会社の経営管理、不動産特定共同事業、

     不動産売買、賃貸

創業  :1980年7月


「都市住空間への挑戦と創造を通して、豊かな社会づくりに貢献していく。」を企業理念に、首都圏にて『ガーラマンションシリーズ』を展開しています。社会の一線で活躍する首都圏の単身者の生活を支えるインフラとして、また、安定した収益を不動産に求める方への資産運用商品として、地域や社会と一体となり、都市住空間の創造に取り組んでいます。

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