食品市場の36%を占めるスナックカテゴリーの売上数量が回復傾向-アメリカと西ヨーロッパの市場トレンド-
NIQ/GfK Japanは、「Snacking Industry Forum – October 2024」と題した、スナック食品市場におけるグローバルレポートの詳細を11月14日に発表した。レポートによるとアメリカと西ヨーロッパの食料品市場において、スナックカテゴリーが売り上げの36%を占めることが明らかになった。スナックカテゴリーは他のカテゴリーに比べてインフレの影響を受けづらく、価格が昨対比で5.6%上昇しているにも関わらず、緩やかな販売数量の回復 (+0.6%) の兆しを見せている。この背景には、インフレによって消費者がスナックを低コストの食事代わりとみなす生活習慣の変化も影響していると考えられる。
スナックカテゴリー内の各セグメントでは異なる動きが見られ、チルド&フローズンのセグメントが+2.8%で販売数量の伸びを牽引している一方で、キャンディーやチョコレートを含むコンフェクショナリー&スイートのセグメントは価格上昇の影響を最も受けており(+8.3%)、販売数量は減少傾向にある。また、ポテトチップス等のセイボリースナックも価格上昇の影響を大きく受けているが、販売数量はわずかに伸びている(+0.2%)。
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