1,000年の歴史を持つ伝統行事“流しびな”を未来へ受け継ぐ CAMPFIREにて2月28日(金)までクラウドファンディングを実施
隅田川の情緒ある風景と共に川面に浮かぶひな人形に願いを託す…ひな祭の原点
江戸流し雛振興会と東京都ひな人形卸商協同組合、東京都雛人形工業協同組合、一般社団法人日本人形協会は、1,000年の歴史を持つ伝統行事“流しびな”を今後も継続していくためのクラウドファンディングをCAMPFIREにて2025年1月27日に開始しました。
流しびなは、無病息災を願って紙などで人形(ひとがた)を作り、これで体をなで、災いをその人形(ひとがた)にうつして川や海に流す行事で、ひな祭の由来になったと言われる古くから伝わる風習です。この行事がいつの頃から始められたのか、文献等の記録が少なく定かではありませんが、「源氏物語」に源氏の君がお祓いをして人形(ひとがた)を舟に乗せ、須磨の海へ流すという著述があり、雛流しそのものの原型は、遠く平安時代にさかのぼるといわれています。
流しびなに子どもの無病息災を託して隅田川に流す伝統行事「江戸流しびな」が、2年ぶりに、隅田公園吾妻橋の親水テラスで行われます。厄災を流しびなに乗せて川に流し子供たちや女性の幸せと健康そして健やかな成長を願う行事を東京の隅田川でも開催し40年目を迎えます。開催時には500人以上が参加し、隅田川に春の訪れを告げる行事として親しまれています。隅田公園内にて、11時から受付が開始され(12時30分受付終了)、特製の流しびなを購入した方は、どなたでも参加できます。先着200人には、特製雛あられがプレゼントされます。
※使用する流しびなは招き猫で有名な今戸神社でお祓いを受けた無害の水溶性のものです。
お名前と願い事を記入して隅田川に流していただきます。
■プロジェクト立ち上げの背景
江戸流しびなは1986年に始まり、長年にわたり隅田川の春の風物詩として親しまれてきました。しかし、近年のコロナ禍では多大な影響を受け、資金調達や運営が厳しい状況となりました。そのダメージが今に続いております。これまでは協会メンバーの自費やボランティアによる支えで成り立っていましたが、このままでは今後の継続が困難です。
また、節句人形の持つ意味や意義を多くの方に知っていただき、家族の絆を深めると共に、地域で子供を守る社会の構築や、女性と子供の幸せと健康を願う古来から続く日本の伝統行事を後世に伝えていきたいとの思いがあります。文化を守り、次世代に繋げるため、クラウドファンディングを通じて皆様のご支援をお願いすることにしました。
■プロジェクト概要
プロジェクト名: 春を告げる江戸流しびな―1000年の伝統を未来へ
実施期間 : 2025年1月27日~2025年2月28日
URL : https://camp-fire.jp/projects/823196/view?list=search_result_projects_popula
■リターン種類
・流しびな参加券(流しびな1個付)
・お人形をイラストにしたかわいい一筆箋
・お人形を元にしたイラストが描かれた絵ハガキ3枚組
・一般社団法人日本人形協会が監修したおひなさまの絵本
・おひなさまのお着物の生地で製作した幅12cm高さ8cmのかわいい金襴製巾着
・平安時代の宮中のお人形をイラストにした手鏡
・おひなさまの衣裳を使った西陣織のコースター5枚セット
・都知事賞も受賞した節句人形のお花を製作する職人が作った造花の盆栽
・室内にお飾りいただけるミニ鯉のぼり
・伝統工芸 江戸木目込み「福朗」
・伝統工芸 江戸木目込み「犬も歩けば棒にあたる」
・伝統工芸 江戸木目込み 珍しい迷彩柄の「招き猫」
・新しい歳を迎える際にお飾りする「江戸押絵羽子板」
・日本の伝統的工芸品の認定を受けた真多呂作の「立雛飾り」
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