最高齢は78歳!シニア経理人材の登録が創業11年で600人突破 「2025年問題」の解決策が企業から注目
シニアに特化した経理・財務専門の派遣事業を行う株式会社シニア経理財務(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:古田 良三、取締役副会長:富澤 一利)は、創業から11年で派遣登録者が延べ600人を突破しました。団塊世代の完全リタイアが進む「2025年問題」に伴い、労働力不足が深刻化する中、専門スキルを持つシニア経理人材の派遣が、企業の新しい雇用の形として注目されています。
派遣先企業で経理業務を行うシニアスタッフ
【介護だけではない!経理業務でも進む人材不足】
「2025年問題」が深刻です。団塊の世代全員が75歳以上の後期高齢者となり、医療・介護、建設業界を中心に様々な課題に直面しています。その中で特に深刻なのは、介護現場の人材不足です。戦後のベビーブームに生まれた団塊世代の高齢化が進み、介護サービスの需要が急増するためです。また、建設業界は熟練技術者の大量引退が予想されるなど、多くの業界で人材不足の危機感が高まっています。
一方、一般企業でも「2025年問題」の影響が広がっています。特に経理や財務といった専門業務では、担当者の高齢化による急な退職で労働力不足が深刻化しています(*1)。背景として、定年退職後も再雇用制度を利用しながら働き続けるなどした団塊世代が、健康上の理由や就労終了により、徐々に完全リタイアし始めたからです(*2)。こうした状況は、企業の労働力不足の一因とされています。そのような中、中小企業では専門性をもった元気なシニア人材を活用し、労働力不足を解消する動きがでてきました。
(*1) 日本銀行「地域経済報告(さくらレポート)別冊、2023年6月」より
https://www.boj.or.jp/research/brp/rer/rerb230609.htm
(*2) 内閣府「高齢者就業の現状と課題~知識と経験のストック活用に向けて p314-p325」より
https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je24/index_pdf.html
【78歳でも現役の経理マン】
当社でも、経理業務に特化したシニア人材派遣が、労働力不足の課題解決に貢献していると企業から注目されています。登録スタッフは全員が経理業務経験20年以上のエキスパートです。平均年齢67歳、最高年齢78歳という豊富な経験を持つ人材が現場で活躍しています。創業11年で首都圏を中心に登録者は延べ600人に達し、ニッチな市場ながら着実に実績を伸ばしてきました。
シニア人材が求められる理由は、豊富な経験と専門的な知識を活かし、急な人材不足を補うだけでなく、社長のよき相談相手になっているからです。また、柔軟な働き方も注目されています。中小企業では、毎日フルタイムではなくても週3日程度で効率よく、業務を進められる人材を求めています。一方で働くシニア側も体力的に無理のない働き方を希望しています。こうした条件が理想的な形でマッチし、派遣先企業から高い評価を得ています。経理業務は専門性が高いので、担当者が急に不在となった場合、すぐに即戦力となる人材を見つけるのは容易ではありません。そこで、シニアである代表が登録者に寄り添い、自らの足で現場企業のニーズを丁寧に聞き取ることで、早期の人材派遣を実現しています。
【もう手放せない!経営者の相談相手にも】
派遣先の社長からは、「領収書の入力作業なら若い人の方が早いかもしれません。しかし、シニアの方は経理業務の背景や適切なアドバイスをくれるので、大変頼りになります」という声をいただきました。
働くシニアスタッフ自身も、「元気なうちは、自分の専門知識を活かして働きたい。それが社会貢献につながるなら、とても嬉しいです」と話しています。
派遣先企業からは「〇〇さんにずっといてほしい」という声をいただくことが多く、全国からの問い合わせも増えています。これからもシニア人材が全国で活躍し、2025年問題の解決に寄与できるよう努めてまいります。
【会社概要】
会社名 : 株式会社シニア経理財務
代表者 : 代表取締役社長 古田 良三、取締役副会長 富澤 一利
本社 : 〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-5 タイムビル3、2階
事業内容: シニアに特化した労働者派遣事業、有料職業紹介事業、
経営コンサルティング、業務請負
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