【2014年 ビジネスパーソンの働き方に対する意識調査】 起業に関心を持つビジネスパーソンが考える起業力・信用力と マネースタイルに関する調査
デジタルマーケティングの株式会社エヌプラス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:中村 祐介)は、全国の20代~50代の男性ビジネスパーソンを対象に、「起業に関心のあるビジネスパーソンが考える起業力・信用力とマネースタイルに関する調査」をインターネットリサーチにて実施しました。
2014年1月、日本政策金融公庫総合研究所が発表した「起業意識に関する調査」によると、経営経験のない人の21.0%が起業に関心を持ち、また年収が高いほど起業意識が高いことが明らかにされています。そこで、4月という新年度スタートのタイミングで、自身のワークスタイル、とりわけこの「起業」という部分にフォーカスし、ビジネスパーソンの傾向をまずは探るべく、意識調査を行いました。
年会費無料を含め格安なクレジットカードが大量に流通するなか、年会費を支払うゴールドカードなどの上位カードに加入するには高い信用力が必要です。そうしたカードを利用するには、個人の信用が必須とする専門家もいます。そこで、起業に関心を持つビジネスパーソンにおいても「信用力」を備えた人とはどういう人か、また、どういう人だと考えられているか、彼らのライフスタイルやマネースタイルはどのようなものなのかについても同時に調査を実施しました。調査期間は2014年4月3日~4月4日、1,032名の有効回答を集計しました。
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データ画像1
●将来自身で起業することに関心がある人は、全体の「38.8%」
●起業の成功に必要だと考えられるもの、1位「人脈」(72.2%)、2位「信頼できる部下」(51.8%)、3位「500万円以上の貯金」(21.4%)
●起業力があると考えられる人の特徴、1位「物事をやり遂げる力」(40.4%)、2位「ゼロベースでのアイディア創出力」(37.8%)。起業経験者が考える起業力がある人の特徴は、1位「やり遂げる情熱」(37.8%)、2位「粘り強さ」(34.0%)
●プレシニア層*の起業意識の高さが顕著、起業に関心のある50代は3割超
●信用力が高い人、起業意識の高い人ほど、クレジットカードの「コンシェルジュサービス」を利用する傾向
*=50代以降、定年以降も勤労している60代を指す
<調査対象について>
本調査では、調査対象をカテゴリー分類し、それぞれ以下のとおり定義しております。
【全体】
- 有効回答を得た「起業」に何らかの関心を持つ20代~50代の男性ビジネスパーソン、1,032名
- クレジットカード保有者で、かつ年収300万円以上のトータル
【世代別(20代・30代・40代・50代)】
- 各世代(20代・30代・40代・50代)別のトータル結果
【起業家志向の高い人】
- 調査内の起業家志向セルフチェックで、全14項目のうち11項目以上が自身に該当すると回答した人
【信用力の高い人】
- 調査内の信用力セルフチェックで、全19項目のうち11項目以上(一部設問においては16項目以上)が自身に該当すると回答した人
【起業家】
- 起業経験者、現在進行形で起業している人
【部長クラス以上の人】
- 現在、部長以上の役職を得ている人
本調査では、起業に関心を持つビジネスパーソンが考える起業力と実際に起業している人の考え方、起業に関心を持つビジネスパーソンが考える信用力と、部長クラス以上の役職を得ている人の調査結果をそれぞれ比較することで、セルフチェックと実際の結果の蓋然性についても検証しました。
<調査概要>
■調査タイトル:起業に関心を持つビジネスパーソンが考える
起業力・信用力とマネースタイルに関する調査
■調査対象 :マクロミルインターネットリサーチのモニター会員を母集団
とする、起業に何らかの関心を持つ全国20代~50代の男性
ビジネスパーソン。
[職業:公務員、経営者、役員、会社員(事務系)、
会社員(技術系)、会社員(その他)、自営]
■調査期間 :2014年4月3日~4月4日
■調査方法 :インターネットリサーチ
■調査地域 :全国
■有効回答数 :1,032サンプル
<調査サマリー>
【起業に関心を持つビジネスパーソンの意識について】
・ 起業に関心があっても、20代、30代の5割近くが現職のままで社内起業を希望
・ 起業に関心のある50代のうち、33.3%は将来自ら起業を検討、プレシニア層の起業意欲の高さが判明
・ 全体調査にて、起業に関心のあるビジネスパーソンが考える「起業力がある人」が持つ特徴は「物事をやり遂げる情熱がある」「ゼロベースでのアイディアの創出」
・ 一方で、起業家が考える起業に必要な能力は「物事をやり遂げる情熱」と「粘り強さ」
・ 全体調査にて、起業に関心を持つビジネスパーソンが「起業の成功に必要」と考えているものは「人脈」、「信頼できる部下」、「500万円以上の貯金」。また、全体調査、実際の起業家双方で起業の成功のために必要と考えるものは、最新のPCやスマホより「ステイタス感のあるクレジットカード」
【起業に関心を持つビジネスパーソンの信用力について】
・ 全体調査にて、起業に関心を持つビジネスパーソンが考える信用力の高い人の特徴は「期待される以上の速さとクオリティで仕事をする」、「約束の時間を守る」。部長クラス以上の人も同じ観点で相手の信用力の高さを判断している。
・ 調査対象者のうち信用力が高い人、起業家志向の高い人ほどステイタス感のあるクレジットカード保有率が高く、その保有率は全体平均18.0%に対し、信用力の高い人は58.1%、起業家志向の高い人は25.3%。
【起業に関心を持つビジネスパーソンが身につけたいもの】
・ 今後身に付けたいビジネス能力は、全体で、1位「語学力」、2位「プレゼン力」、3位「コミュニケーション能力」、年齢が上がるほど語学力を重視する傾向
・ 起業家志向の高い人が身に付けたいビジネス能力は、全体で、1位「語学力」、2位「リーダーシップ」、3位「プレゼン力」
・ 起業家が身に付けたいビジネス能力は、1位「先読み力」、2位「語学力」、3位「実行力」
・ 信用力が高い人が身に付けたいビジネス能力は、1位「語学力」、2位「会話力」、同率3位「リーダーシップ・コミュニケーション能力・教養の豊かさ」
・ 部長クラス以上の人が身に付けたい能力は、1位「語学力」、2位「先読み力」、3位「発想力」
・ 信用力が高い人、起業家志向の高い人ほど、クレジットカードのコンシェルジュサービスや空港VIPラウンジ、ホテル優待サービス、高額保険を利用する傾向が高いことも結果に現われている。
■起業に関心があっても、20代、30代の約5割は現職のままの社内起業を希望
起業に関心のある50代のうち、33.3%は将来自ら起業を検討、シニアの起業意欲の高さが判明
起業に何らかの関心を持つ20代~50代のビジネスパーソンの世代別動向については、20代・30代では現職で新企画・事業へ興味を持つ人の割合が高く、20代で45.7%、30代で46.9%。若い世代は、自ら起業するというより、現状を維持しながら新しい企画や事業にチャレンジしたいと考える傾向にあることがわかりました。一方で、50代で将来起業意向ありと回答した人は33.3%にのぼり、シニアの起業意識の高さも明らかになりました。
<あなた自身の起業経験や起業意向について該当するものを教えてください。>
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■起業に関心を持つビジネスパーソンが考える起業力がある人の特徴は
「物事をやり遂げる情熱」と「ゼロベースでのアイディアの創出」
実際の起業家が考える必要な能力は「物事をやり遂げる情熱」と「粘り強さ」
起業に関心を持つビジネスパーソンが考える「起業力がある人の特徴」について調査したところ、全体調査の第1位は「物事をやり遂げる情熱を持っている(40.4%)」、2位は「ゼロベースでのアイディアの創出ができる(37.8%)」でした。この順位は、起業に関心を持つビジネスパーソンの中で起業家志向の高い人、世代別では30代、40代、50代で同じ結果となりました。20代では「起業力がある人の特徴」1位が「ゼロベースでのアイディアの創出ができる」となり、若者はアイディアが起業に一番重要と考える人が多いようです。
起業家が考える「起業力がある人の特徴」1位は、「物事をやり遂げる情熱を持っている(37.8%)」、2位は「粘り強さがある(34.0%)」でした。
<あなたが思う『起業力のある人物』は、どのような特徴を持っていると思いますか?>
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■信用力が高い人の特徴は「期待される以上の速さとクオリティで仕事をする」ことと「約束の時間を守る」こと。部長クラス以上の人も同じ観点で相手の信用力の高さを判断している。
続いて、起業に関心を持つビジネスパーソンが考える「信用力が高い人の特徴」についても調査しました。全体調査で最も多かったのは「期待される以上の速さとクオリティで仕事をする」ことで39.1%、2位は「約束の時間を守る」ことで35.9%でした。この順位は信用力が高い人、さらに30代~50代の各世代別でも同結果となりました。また、部長以上の役職付の人が考える「信用力が高い人の特徴」も同様でした。期待以上の結果を出すこと、そして約束の時間をしっかり守ることが、信用力につながることがわかりました。20代のみ「信用力が高い人の特徴」の1位が「報告・連絡・相談がしっかりできる」となっており、ビジネス上の立場の差が表れているようです。
<あなたが思う、『信用力のある人物』は、どのような特徴を持っていると思いますか?>
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■起業の成功に必要と考えるものは人脈、信頼できる部下、500万円以上の貯金、
全体調査でも起業家でも最新のPCやスマホより「ステイタス感のあるクレジットカード」を重視
次に、「起業家として成功する人が持っていそうなもの」について調査したところ、全体調査の第1位は人脈(72.2%)、2位は信頼できる部下(51.8%)、3位は500万円以上の貯金(21.4%)という結果がでました。具体的なツールについても調査し、全体調査結果を比較すると、ステイタス感のあるクレジットカードを選ぶ人が(7.6%)となり、最新のPC(5.7%)、最新のスマートフォン(4.1%)よりも多いという結果がでています。起業家および過去に起業経験のある人も、最新PCや最新のスマートフォンより「ステイタス感のあるクレジットカード」が重要と回答しました。
<起業家として成功する人が、持っていそうなものについて、あてはまるものを3つまでお選びください。>
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■信用力が高い人、起業家志向の高い人ほどステイタス感のあるクレジットカード保有率が高く、全体平均18.0%に対し、信用力の高い人は58.1%、起業家志向の高い人は25.3%
実際に自分が持っているものとして「ステイタス感のあるクレジットカード」を挙げた人は、全体調査では18.0%だったのに対し、信用力が高い人は58.1%、起業家志向の高い人は25.3%であることがわかりました。起業に関心を持つビジネスパーソンの中でも、信用力が高い人、起業家志向の高い人ほどステイタス感のあるクレジットカードを選んでいるようです。
<あなたが現在持っているものについて、あてはまるものをすべてお知らせください。>
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■今後身に付けたいビジネス能力ランキング
1位「語学力」、2位「プレゼン力」、3位「コミュニケーション能力」
年齢が上がるほど語学力を重視する傾向
起業に関心を持つビジネスパーソンが今後身に付けたいビジネス能力について、全体調査の第1位は「語学力(44.0%)」、2位が「プレゼン力(41.2%)」、3位が「コミュニケーション能力(39.5%)」でした。世代別でみてみると、
20代が身に付けたい能力は、1位「プレゼン力」、2位「語学力」、3位「リーダーシップ」
30代が身に付けたい能力は、1位「コミュニケーション能力」、2位「実行力」、3位「プレゼン力」
40代が身に付けたい能力は、1位「語学力」、2位「会話力」、3位「プレゼン力」
50代が身に付けたい能力は1位「語学力」、2位「先読み力」、3位「発想力」となりました。年齢が上がるほど、今後は語学力が必要になると感じている人が多いようです。
<あなたが今後(更に)身に付けたいビジネス上の能力について、あてはまるものを全てお知らせください。>
http://www.atpress.ne.jp/releases/46438/img_46438_6.jpg
■起業家志向の高い人が身に付けたいビジネス能力
1位「語学力」、2位「リーダーシップ」、3位「プレゼン力」
実際の起業家が身に付けたいビジネス能力は1位「先読み力」、2位「語学力」、3位「実行力」
続いて、起業家志向の高い人が身に付けたいビジネス能力は、1位が「語学力」で53.9%、2位が「リーダーシップ」で44.0%、3位が「プレゼン力」で42.9%でした。一方、起業家の場合は、1位が「先読み力」で33.5%、2位が「語学力」で31.4%、3位が「発想力」で29.8%でした。実際に起業している場合、先読み力や実行力がより必要と感じる傾向にあるようです。
<あなたが今後(更に)身に付けたいビジネス上の能力について、あてはまるものを全てお知らせください。>
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■信用力が高い人が身に付けたいビジネス能力は
1位「語学力」、2位「会話力」、同率3位「リーダーシップ・コミュニケーション能力・豊かな教養」、
部長クラス以上の人が身に付けたい能力は1位「語学力」、2位「先読み力」、3位「発想力」
引き続き、起業に関心を持つビジネスパーソンのうち信用力が高い人が身に付けたいビジネス能力についても確認したところ、1位が「語学力」で47.8%、2位が「会話力」で41.3%、同率3位が「リーダーシップ・コミュニケーション能力・豊かな教養」で37.0%でした。信用力が高い人の場合、会話力や教養など、対人関係をスムーズにする能力を身に付けたいと考える人が多いことがわかります。また、部長クラス以上の役職付きの人の場合は、1位が「語学力」で38.0%、2位が「先読み力」で35.5%、3位が「発想力」で31.2%でした。
<あなたが今後(更に)身に付けたいビジネス上の能力について、あてはまるものを全てお知らせください。>
http://www.atpress.ne.jp/releases/46438/img_46438_8.jpg
■信用力が高い人、起業家志向の高い人ほど、クレジットカードのコンシェルジュサービスや
空港VIPラウンジ、ホテル優待サービス、高額保険を利用する傾向が高い
クレジットカードが付帯するサービスの利用状況についても調査しました。カードのポイント収集を行っている人は全体調査で70.3%とかなり浸透していることがわかりました。ステイタス感のあるカードが付帯するコンシェルジュサービスについては、全体調査結果の8.1%に対し、信用力の高い人の37.3%・起業家志向の高い人の12.8%が利用しており、空港VIPラウンジやホテル優待は全体調査結果17.2%に対し、信用力の高い人の58.8%・起業家志向の高い人の23.7%が利用していることがわかりました。
手続き不要の高額保険については、全体調査14.1%に対し、信用力の高い人の49.0%、起業志向が高い人の17.3%が利用していることがわかりました。信用力の高い人、起業志向の高い人ほど、クレジットカードのラグジュアリーなサービスを活用する傾向にあるようです。
<あなたが、クレジットカードで利用しているサービスについて、あてはまるものを全てお知らせください。>
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※本リリースの完全版は以下よりダウンロードいただけます。
http://www.nplus-inc.co.jp/press/20140522.html
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