2017年10月23日(月)~26日(木)池袋・渋谷会場にて 「Japan Content Showcase2017」として 3つのマーケットが合同開催

~今年は「IP(Intellectual Property)」にフォーカス・ セミナーやイベントを数多く企画しIP関連ビジネスの場も創出~

2012年より「Japan Content Showcase」(JCS)(主催:経済産業省、一般財団法人音楽産業・文化振興財団、公益財団法人ユニジャパン、一般社団法人日本動画協会)の名称で、映像・音楽・アニメ合同の国際見本市を開催し今年で6年目となります。クールジャパンにふさわしい、さまざまなコンテンツと接することができる利点から、バイヤーをはじめとする海外からの来場者も年々増加傾向にあり、この名称も広く国内外に知られるようになってきています。


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2016年より、台場会場に加え、渋谷会場と2会場にて開催しましたが、今年はイベント規模の拡大に伴い台場会場を池袋に移し本年も2会場にて開催します。これにより、会場の総面積130%増、出展ブースの面積も120%増となりました。さまざまなイベントに使えるスペースも拡充、開催セミナーも質量ともに増強しました。

中国をはじめとするアジア市場が拡大を続け、日本のコンテンツへの注目度もさらに高まっています。アジアを代表するコンテンツマーケットであるJapan Content Showcaseの役割もますます重要度を増しています。


Japan Content Showcase2017のホームページ

http://www.jcs.tokyo/ja/



■コンソーシアムを組む3団体ホームページ

・映画・TV見本市「TIFFCOM Marketplace for Film and TV in Asia」

 …公益財団法人ユニジャパン( https://www.unijapan.org/ )

・アニメ見本市「TIAF」

 …一般社団法人日本動画協会( http://aja.gr.jp/ )

・音楽見本市「TIMM」

 …一般財団法人音楽産業・文化振興財団( http://www.promic.net/ )



※出展団体数・登録バイヤー数は1.5倍以上の増加

過去5年間で出展団体数・登録バイヤー数は1.5倍以上の伸びをみせており、東京で開かれるこの国際的なコンテンツマーケットがいかに急速に成長を遂げてきたかが分かります。

世界各地で非常に数多くのコンテンツマーケットが催されている中これほどの成長を見せている見本市も珍しく、それだけアジア、とりわけ日本のコンテンツが海外から注目を集めていることを証明する事象ともなっています。


出展者数

バイヤー登録数

(過去3年の推移)


■登録バイヤー数:1,539人

 昨年の登録バイヤーの国と地域数は、49にのぼりました。海外からのバイヤー数の内訳は、アジアが720人、ヨーロッパが88人、北米が84人、南米が16人、オセアニアが7人、アフリカが7人、中近東が4人でした。昨年はアジアの比率が全体の46.8%を占め(前年比121%増)、とくに中国のバイヤーが大きく伸長しました(140人)。

■出展団体数:356団体

 日本の出展団体は232団体で、全体の65.2%に当たります。日本の出展団体の取扱いコンテンツの内訳は、TV25.9%、アニメ20.1%、音楽17.2%、映画16.9%で、TV(とくにローカル局)の伸長が目立ちます。訪れたバイヤーの評価も高く、アンケートでは全体の76%以上が「よい」「とてもよい」としています。

■商談件数:6,805件

■成約金額:$53,053,381

 会期直後に実施したアンケートとヒアリング調査の結果です(有効回答数236)。成約金額には見込みのものも含みますが、その後さらに時期を追って調べれば、上記の数字をさらに上回る成約金額が達成されているものと推察されます。


※国際アート・カルチャー都市構想のもと変貌を遂げていく街、池袋で開催します。

映画・TV・アニメのマーケットTIFFCOM/TIAFは、アニメと親和性が高く、国際アート・カルチャー都市構想のもと変貌を遂げていく街、池袋で開催します。

TIFFCOM/TIAFは、昨年までグランドニッコー東京・台場を主会場にしてきましたが、今年新たに池袋に舞台を移します。 池袋は、株式会社アニメイトの本店をはじめ、アニメ関連のショップや施設が数多くあり、日本のアニメと非常に親和性の高い街であり、また豊島区の掲げる国際アート・カルチャー都市構想のもと今後2020年に向けて海外からの来訪者を多く受け入れる街に変貌を遂げていくことから開催場所に相応しいと判断しました。区や街とも連携を取り、街と一体となって盛り上げていきたいと考えています。


※音楽マーケットTIMMの会場は、昨年に引き続き「渋谷」を選びました。

もっとも音楽と親和性の高い街で開催することでショーケース効果を高めます。今年もTIMMは、世界に誇る日本カルチャーの発信都市「渋谷」で開催致します。

メイン会場を渋谷に移し2年目を迎える2017年。TIMMは益々音楽に特化しながらも、Japan Content ShowcaseとしてTIFFCOM(映像)やTIAF(アニメ)とのコラボレーションの強化、また、渋谷という地域性を活かした観光協会や他業種等との連携を図りながら、更に進化した音楽の国際マーケットを目指して参ります。


音楽見本市「TIMM」ホームページ: https://www.timm.go.jp


※コンテンツ産業を牽引する団体と幅広く連携しセミナーの開催、特色あるビジネスマッチングの機会を企画・創出します。


例年、話題性の高いテーマ設定と登壇者で評判のJCSセミナーですが、今年も各界で注目を集めるトッププレイヤーの方々にご登壇いただき、有益なセミナーが展開されます。

今年の主だったゲストスピーカーを以下に紹介します。


・Paolo Del Brocco氏…

イタリアのRai Cinema社CEO。映画製作部門のトップで、ヨーロッパで数多くの国際共同製作の実績のある同氏が、今アジアに注目する理由と、アジア戦略を語ります。

・Craig Kyle氏…

米マーベルスタジオ全体の企画開発スーパーバイザーとなり、自ら「マイティ・ソー」3部作を製作。現在は、日本のマンガ作品「喰霊」の実写ドラマ版を製作中。「ついに走り出した!動画配信時代における日本コンテンツの可能性」と題したセミナーで、キーノートスピーチを務めます。

・村井 邦彦氏…

「翼をください」など多数のヒット曲を生み出し、自身が設立したアルファ・ミュージックでは「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」を世界的な成功に導くなど、日本音楽の海外展開の先駆者として大きな役割を担ってきた同氏が、「My life in Music in the US and Japan」と題し、渋谷会場で開催されるTIMMセミナーのキーノートスピーチを務めます。


また、今年のJCSは「IP」と「中国」にフォーカスしたセミナーも多数開催します。

「IP」関連では、日本の特撮IPの海外戦略について篠原智士氏(東映株式会社取締役)に語っていただくほか、「動き出した『アニメ聖地巡礼』プロジェクトの存在意義」「知的財産戦略としての放送コンテンツ『第2章』へ」など日本ファンのすそ野を拡大させる教育コンテンツをラインナップ。


また、「中国のACGN(アニメ・コミック・ゲーム・ノベル)マーケット動向」「中国における日本製プロパティの展開事例」と題したセミナーや、TIMMを開催する渋谷会場でも「中国著作権&ライブビジネス事情・現状と可能性」など、中国をテーマにしたセミナーを数多く揃えました。


一方、昨年のJCSで、音楽、映像、アニメの各ジャンルをまたがった形のテーマを扱って好評を得たTIMM/TIFFCOM/TIAF合同セミナーですが、今年は「日本発、世界標準ミュージカル。2.5次元ミュージカルの可能性」と題し、日本2.5次元ミュージカル協会の2人の理事を招いてお届けします。


その他にも数多くのタイムリーなテーマ、国内外から多彩な登壇者を招いて、コンテンツビジネスに携わる多くの方々に貴重な機会と情報を提供する有意義なセミナーを数多く企画しています。ご注目ください。

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