エクイニクス、 シンガポール第4 IBX(R)データセンター「SG4」建設を発表
8,500万米ドルの投資により、 アジア太平洋地域のデジタルハブであるシンガポールの拠点を拡大
インターコネクション(相互接続)およびデータセンターサービスをグローバルに展開するエクイニクス(Nasdaq:EQIX、日本法人代表取締役兼北アジア統括:古田 敬、以下エクイニクス)は本日、シンガポールにおいて4拠点目となるIBX(R)(International Business Exchange(TM))データセンター(以下 IBXデータセンター)「SG4」を建設し、この地域におけるPlatform Equinix(R)を拡張する計画を発表しました(※1)。この新しいIBXデータセンターはインターコネクションおよびプレミアムデータセンターサービスを提供し、シンガポールのデジタルインフラストラクチャーを支えるともに、企業におけるIT変革とクラウド導入の取り組みを支援します。総工費8,500万ドルのSG4は7階建ての新規データセンターとして2019年第4四半期にオープンし、運用第1フェーズにおいて1,400キャビネットの初期キャパシティを提供する予定です。
(※1)
当業界のリーダーであるエクイニクスは、シンガポールがアジア太平洋地域におけるデジタルハブの一つになると考え、同国のスマート国家構想を支える投資を拡大してきました。エクイニクス調査「グローバル・インターコネクション・インデックス(Global Interconnection Index)(※2)」(2018年9月)によると、シンガポールのインターコネクション帯域(企業間のダイレクトでプライベートなデータ交換容量)は年平均成長率(CAGR)47%で成長し、2021年までに現在の4倍の394Tbpsに達する見通しです。
(※2)
■発表の主なポイント
・8,530万米ドル(約95億円)の初期投資により、SG4は第1フェーズに、4,220平方メートル(4万5,400平方フィート)を超えるコロケーションスペースで1,400キャビネットを提供予定です。完成時には、合計12,280平方メートル(13万2,180平方フィート)を超えるスペースに4,000キャビネットを収容する計画です。
・SG4は、シンガポール国内の既存IBXデータセンター3拠点との位置関係を考慮して、シンガポール東部に位置する、国内5カ所のデータセンター群の1つであるTai Seng Industrial Estate内に建設されます。
・SG4は、低遅延のダークファイバーにより、シンガポール国内の既存IBXデータセンター3拠点と直接接続されます。これにより、お客様は金融サービス、クラウドサービス、バイオメディカル、IT、通信、メディア、サイエンス、エンジニアリングなど多様な業界の約600社の企業と、セキュアに相互接続することが可能になります。この接続先には、200以上のグローバルネットワークプロバイダー、150以上のクラウドおよびITサービスプロバイダーといった幅広いサービスプロバイダーが含まれます。
・シンガポール国内の既存IBXデータセンター3カ所で提供しているコロケーションスペースは合計4万1,400平方メートル(44万5,000平方フィート)です。2018年第3四半期、エクイニクスはシンガポールの既存SG3 IBXデータセンターの拡張を完了し、その施設規模が約2倍になったことを発表しました。
・エクイニクスは、グローバルに展開するプラットフォームにおいて、100%クリーンで再生可能なエネルギーを使用し、二酸化炭素排出量を削減するという長期目標を掲げています。SG1 IBXデータセンターは、シンガポール建設庁BCA(Building and Construction Authority)Green Mark認証を取得しています。また、SG2とSG3 IBXデータセンターは、BCA GoldPLUS認証、BCA Platinum認証をそれぞれ取得しています。
・SG4は、Equinix Cloud Exchange Fabric(TM)(ECX Fabric(TM))サービスにより、大手クラウドサービスプロバイダー(CSP)を含む1,300社以上の企業へソフトウェア定義による動的なインターコネクションを提供します。接続可能なCSPには、Alibaba Cloud、Amazon Web Services(AWS)、Google Cloud Platform、Microsoft Azure、Oracle Cloud、Tencent Cloudが含まれます。お客様は、ECX Fabric API、あるいはポータルサイトから、エクイニクスプラットフォーム上にある企業やエコシステムを選び、グローバル規模でオンデマンド接続することができます。アジア太平洋地域では、シンガポールに加えて、日本(東京、大阪)、オーストラリア(シドニー、メルボルン、パース)、香港のECX Fabricのお客様とのオンデマンド接続が可能です。
・現在、Platform Equinixは世界24カ国、52都市、200拠点のIBXデータセンターにより構成され、9,800社以上の企業にデータセンターおよびインターコネクションサービスを提供しています。アジア太平洋地域では、日本、オーストラリア、中国、香港、インドネシア、シンガポールの主要都市において40拠点のIBXデータセンターを展開しています。
■コメント
・Frost & Sullivan デジタルトランスフォーメーションプラクティス担当ディレクター ニシュカル・コラナ(Nishchal Khorana)氏
「エクイニクスは、アジア太平洋地域において企業向けの効果的なインターコネクションソリューションを提供するため、多額の投資を行ってきました。これにより企業は、分散型ITインフラストラクチャーをネットワークエッジに配置し、中央に配置されたITコアにプライベート接続できるようになりました。この度のシンガポールにおける施設拡張により、この地域におけるエクイニクスのサービスカバレジは地域ハブを超えて全国エッジメトロの域に達し、そのプレゼンスはアジア太平洋地域でさらに拡大しています」
・エクイニクス アジア太平洋地域プレジデント サミュエル・リー(Samuel Lee)
「シンガポールはアジア太平洋地域におけるデジタルビジネスの中心です。この地域の多くの企業にとって極めて重要なハブとなっており、急拡大するクラウドとインターコネクションサービスの需要を生み出しています。この地域のインターコネクションが拡大する中、SG4 IBXデータセンターは企業が顧客、パートナー、関係企業と相互接続することにより更に多くのデジタルビジネスの機会を創出し、シンガポールとこの地域のデジタル経済を発展させる貢献をします」
■関連資料
・エクイニクス、アジア太平洋地域最大のIBXデータセンターの拡張を完了[プレスリリース](日本語)
https://www.atpress.ne.jp/news/168293
・エクイニクスシンガポールのIBXデータセンター[Webサイト](日本語)
・アジア太平洋地域のエクイニクスIBXデータセンター[Webサイト](日本語)
https://www.equinix.co.jp/locations/asia-colocation/asia-data-centers/
・ECX Fabricのデータシート[Webサイト](日本語)
https://www.equinix.co.jp/resources/data-sheets/equinix-cloud-exchange/
・SG4 IBXデータセンター技術仕様[Webサイト](英語)
・アジア太平洋地域のデジタルハブにおけるエクイニクスの拡張―シンガポール[ブログ](英語)
■エクイニクスについて
Equinix, Inc.(Nasdaq:EQIX)は、世界で最も相互接続密度の高いデータセンターにおいて、世界中のトップ企業をそのお客様、従業員、パートナーに接続しています。現在、世界52の市場において企業が新たな機会を創出し、ビジネス、IT、クラウド戦略を加速するための場所を提供しています。
■将来の見通しに関する記述について
本ニュースリリースには、リスクおよび不確実性を伴う将来の見通しに関する記述が含まれております。こうした将来の見通しに関する記述において言及されている予測と実際にもたらされる結果との間には、大幅な相違が生じる場合があります。そのような相違を生じさせる要因としては、IBXセンターの取得、運営および建設上の問題、Equinixのサービスに関する開発、設置、および提供上の問題、既に買収しており、または今後買収する予定の企業との統合に関連して発生する想定外の費用または問題、新たに開設ないし取得したデータセンターにおけるお客様からの収益の大幅な欠如、適宜計画される資金調達の未完遂、既存の競合先ないし新規競合先との競争、キャッシュフロー余力の十分性あるいは未払負債ないし新規の負債を返済するための資金調達能力、主要お客様とのビジネスにおける損失あるいは減退、Equinix, Inc.が米国証券取引委員会に適宜提出する資料に記載されているその他のリスクが含まれますが、これらに限定されません。詳細については、Equinix, Inc.が米国証券取引委員会に提出した直近の四半期報告書および年次報告書をご参照ください(ご要望に応じ、Equinix, Inc.より入手可能です)。エクイニクスは、このニュースリリースに含まれる将来の見通しに関する情報を更新するいかなる義務も負いません。
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