Excelfore Ethernet network protocol stacksが Siemens Capital VSTARで利用可能
業界をリードするAUTOSAR実装に タイムクリティカルな車載イーサネットネットワークを提供
フリーモント、カリフォルニア州、2020年8月5日- コネクテッドカー技術のイノベーターであるExcelforeは、Siemens Digital Industries SoftwareにEthernet protocolsをライセンスしたことを発表しました。この新しいライセンス契約は複数年にわたる、両社間の協力的なプラットフォーム開発を含むものです。これにより自動車の車載アプリケーションに高度なタイムクリティカルなネットワーキングが実現いたしました。
Excelfore Ethernet protocol stacksは、AUTOSARの業界標準であるCapital(R) VSTAR(TM) softwareと連携します。新しい契約の条件の下で、Capital VSTARのオファリングにはExcelfore Ethernet protocolsが含まれます。
最近まで、AUTOSARアプリケーションは、1990年代初頭にさかのぼる自動車産業専用BUSであるCANに焦点を当ててきました。CAN bus仕様へのいくつかのアップグレードにもかかわらず、その通信速度は十分でなく、さらにバス上の1つのデバイスが変更されるたびにバスの再統合が必要です。イーサネットはIT(情報技術)業界から来ており、急速に高帯域幅へと進化し、より柔軟です。しかし、そのままではEthernetは時間に正確ではないため、多くの自動車用途には不適切です。
Siemens BusinessのMentorエンベデッドソフトウェアディレクター、Henrik Olsenは、次のように述べています。“Excelfore protocol stacksは、信頼性の高いレイテンシと高帯域幅を備えることにより、Ethernetの高度な時間対応ネットワーキングを可能にし、多くの車載アプリケーションに適合しています。”
ExcelforeのCTO、Shrikant Acharyaは次のように述べています。“シーメンスは世界クラスの電子ハードウェアおよびソフトウェア設計ソリューションのリーダーとして認められています。私たちは既に長年協力してきました。この新しい契約は、自動車ソリューションにおける両社の協力の更なるステップです。”
Capital VSTAR用のExcelfore Ethernet AVB protocolsには、IEEE1722 AVTP、IEEE1733 RTP/RTCP、IEEE802.1Qat SRP、IEEE802.1Qav FQTSSおよびIEEE802.1AS gPTPが含まれます。これらのプロトコルは、すでにTier-1自動車サプライヤー向けの先進的な自動車デジタルシステムに導入され、大手自動車メーカーによる生産プログラムに受け入れられています。
■Excelforeについて
Excelforeはシリコンバレーにあるクラウドと車載アプリケーションのプロバイダです。ネットワーク向けのミドルウェアを提供し、自律型および学習車両、フリート管理および関連インフラストラクチャを構築に貢献します。製品群としては産業用イーサネットプロトコルスタック、車載用イーサネット用AVB TSN (time-sensitive networking)スタック、車載診断の機学習の機能を備えたOTAプログラム更新クラウドソリューションeSync(TM)などがあります。Excelforeは米国カリフォルニア州のシリコンバレーに本社を置き、中国、ドイツ、日本、インドにオフィスを構えています。
関連するシーメンスの商標のリストは、こちらを参照してください。
https://www.plm.automation.siemens.com/global/en/legal/trademarks.html
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