関西若手起業家ピッチイベント 「U-25 kansai pitch contest vol.6」が8月27日に開催 最優秀賞はコワーキングスペースの 無人運営化支援を行うfixUが受賞
シェアオフィス「billage」を運営する株式会社MJE(本社:大阪市中央区、代表取締役:大知 昌幸)は、関西2府4県の若手起業家を対象としたピッチイベント「U-25 kansai pitch contest」のvol.6大会を2021年8月27日にアンカー神戸(神戸市中央区)にて開催しました。
書類選考を通過した起業家8名が登壇し、ベンチャーキャピタルや事業会社の担当者ら審査員の採点により、スペースや店舗運営の支援を行う株式会社fixUの山岡 源氏が最優秀賞に選ばれました。
■入賞者一覧
最優秀賞 :山岡 源(株式会社fixU CEO)
優秀賞 :高砂 好(Genon 共同代表)
アシックス賞 :上 ひかり(Cocoro direct 代表)
神戸新聞社賞 :大野 陽菜(海と僕。 代表)
阪急阪神不動産賞:前田 慶士郎(Bridge UI 株式会社 取締役CMO)
三井住友銀行賞 :山岡 源(株式会社fixU CEO)
りそなグループ賞:平松 寛基(Conscious 代表)
■最優秀賞は株式会社fixU 山岡 源氏
山岡氏は、コワーキングスペースやシェアオフィスのシステム化による運営支援サービス「fixU(フィックスユー)」を提供し、アプリによる入店管理や決済の自動化を行っています。2021年2月からサービスを公開し、現在18事業者23店舗に導入。「今後はワークプレイス領域を起点に店舗の統合管理、無人化、セキュリティ、顧客理解から経営判断までを行えるシステムを構築し、別軸としてワークプレイス領域のシステムやノウハウを基盤にその他の業種への展開も視野に入れている」と語りました。
【審査員コメント】
サービスのメリットがわかりやすい点と現段階で既に有料でお客様に使ってもらえている点がよかったです。これは実際にお客様に価値を感じてもらえているということなので、今後どんどん伸ばしていってほしいと思います。(DMM VENTURES 森 弘慶氏)
コロナを機にコワーキングスペースに求められる役割が変わってきたことで、運営や収益性に課題を持つ事業者は多いと思います。最終的に目指す世界観で会社として到達できる規模は変わってくると思うので、ぜひ高い志をもって進めていただければと思います。(サムライインキュベート 坪田 拓也氏)
■優秀賞はGenon 高砂 好氏
高砂氏は、アトピー患者の最適な治療をサポートするPHRサービス「at-self(アトセルフ)」を開発しています。主に症状の変化をシェアする機能と遺伝子検査の2つの機能を持ち、これらを活用することで皮膚科医と患者との双方向のコミュニケーションを促進します。
【審査員コメント】
ターゲットをしっかり切り分けて、どの層から始めるのかを考えられていた点と、定量的なデータを大学と連携してしっかりと進められていたところに、事業の堅さが感じられました。(ANOBAKA 葛西 飛鳥氏)
ほとんどの人の周りに一人は肌で悩んでいる人がいるくらい、実は肌で悩んでいる人は多いのではないかと思います。今後どういったソリューションを提供するのかは議論の余地はあると思いますが、もっと日本にこういう領域でサービスが出てきてほしいと感じました。(サイバーエージェント・キャピタル 北尾 崇氏)
■同コンテストのアーカイブ
総評として、Gazelle Capital 石橋 孝太郎氏は「新しい起業家が生まれ育っていくコミュニティの存在は欠かせないもので、さらにそれが東京以外の地域にもあることは非常に重要な意味を持つと思っています。本イベントに参加している人の中には起業家や起業を目指している人も多いと思いますが、今回をきっかけに多くの支援者を巻き込んで大きなチャレンジをしていってほしい」とコメントしました。
また、XTech Ventures 安岡 浩太氏は「登壇者の皆さんそれぞれに原体験や課題感を明確に持っていて強い想いがあり、ピッチを聴いていて胸に響いてくるものがありました。このような場に登壇することは非常に勇気がいることで、皆さんのことを本当に尊敬しています。今回、聴いている人の中で起業やスタートアップに興味をもった方がいれば、まずは何か一歩踏み出していただければと思います。そういう人が増えれば、関西そして日本がさらに盛り上がっていくと思います」とコメントしました。
■登壇起業家一覧
【上 ひかり(Cocoro direct 代表)】
京都工芸繊維大学在学。自身の経験からメンタルヘルス患者の医療機関選びの課題を発見し、医療選びでストレスを抱えるメンタルヘルス患者のための相談所サービス「Cocoro direct」を考案。患者の症状や希望する治療法をチャットで丁寧に聞き取り、最適な医療機関を探して予約を行う。適切な治療法を、患者に負担の少ない画像や音声メディアで“厳選して提供”し、回復まで寄り添ったサービスを目指す。
【大野 陽菜(海と僕。 代表)】
兵庫県立大学在学。世界的に深刻な社会課題である海洋プラスチック問題の解決を目指し、日本が廃プラスチックを途上国に押し付けず、国内で処理できるようにする。ペットボトルの消費を減らすために、誰でも、今日からできることとして、マイボトルの使用を普及させ継続しやすい環境の構築を目指している。
【小島 怜(OYAOYA 代表(株式会社Ggrow COO))】
立命館大学卒。学生時代に株式会社Ggrowを創業。食品ロス削減と農業存続支援を目指し、京都北部京丹後産の規格外野菜を使用した乾燥野菜ブランド「OYAOYA(おやおや)」を手掛けている。「おいしい農ある暮らし」を消費者に届け、農業を身近に感じるサービスを提供することで、若手農家を支援し、地域における農業の持続モデルの構築を目指している。
【高砂 好(Genon 共同代表)】
神戸大学卒。アトピー患者の最適な治療をサポートするPHRサービス「at-self(アトセルフ)」を提供。患者の生まれ持った肌質や肌疾患リスクを可視化する遺伝子検査と、簡単に治療経過を残すことができるアプリを活用して、皮膚科医と患者が双方向に会話し、個人の生活に根ざした治療方法を設計することをサポートする。
【信原 勇太(Coolin's 代表)】
同志社大学在学。ホテル/ビル清掃業の運営団体「Coolin's」を設立し、「我々のサービスを通じて世界中の人々を幸せにする」というミッションのもと、上場を見据えて法人化を目指している。実家が散らかっており生活に集中できなかった自身の経験から、家が片付かず困っている人を救うためのサービスを開発中。
【平松 寛基(Conscious 代表)】
神戸大学卒。不安や孤独が蔓延る社会に課題を感じ「窮屈な社会からの逃げ場をつくる」をコンセプトに、神戸発、チルスナックブランド(CBDのお菓子に特化したブランド)「Conscious(コンシャス)」を手掛けている。CBDとは麻由来の成分の1つ。不安・不眠・うつ・ストレスの改善を目的に使われることが多く、欧米ではウェルネスの観点で注目されている。現在はキャンディ、グミ、チョコを販売中。
【前田 慶士郎(Bridge UI 株式会社 取締役CMO)】
広告代理業務やITインフラ導入業務を経て、生体情報をもとにストレスを可視化し、人間とコンピュータのシームレスな繋がりを実現する企業、Bridge UIを共同創業。UIやUXの定量的な評価技術を確立すべく研究開発している。現在は財務とITに関する知見を生かし、同社取締役CMOを務める。U-22プログラミングコンテスト受賞など。
【山岡 源(株式会社fixU CEO)】
関西学院大学卒。大学在学中に株式会社美学生図鑑にてデータアナリストとして活動後、one knot trades株式会社にてコワーキングスペース、貸し会議室のシステム化による収支改善を実現。同社からスピンアウトして株式会社fixUを設立。ワーキングスペース等の店舗の無人化を行うサービス「fixU(フィックスユー)」を提供。アプリによる入店管理や決済の自動化で無人化を実現する。
■シェアオフィス「billage」について
新たなイノベーションを生み出す拠点として誕生した、ヒト・モノ・カネ・情報が集まるシェアオフィス施設です。フレキシブル性の高いオフィスの提供やイベント運営、コミュニティ形成によるビジネス支援などを行っています。
■株式会社MJEについて
MJEは「ワークプレイス(働く場)をよりよくすることで企業の成長に貢献する」をミッションに掲げ、中小零細企業や個人事業主に対して「オフィスの情報通信分野の課題解決や店舗のプロモーション支援を中心としたICT事業」と起業家やスタートアップ、大手のサテライトオフィス需要に対して「フレキシブル性の高いシェアオフィス運営を中心としたSS事業」の大きく2つの軸でサービスを展開しています。
本社所在地: 大阪府大阪市中央区久太郎町4-1-3 大阪センタービル6F
代表 : 代表取締役 大知 昌幸
設立 : 2006年12月
URL : https://mjeinc.co.jp/
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