小峰無線電機、L6信号対応受信チップとアンテナ一体型GNSS...

小峰無線電機、L6信号対応受信チップとアンテナ一体型 GNSSユニットのエンジニアリングサンプル貸出しを4月1日開始

小峰無線電機株式会社(所在地:神奈川県川崎市、代表取締役社長:加藤 健太)は、2024年4月1日より、L6信号に対応した受信チップとアンテナの一体型3周波GNSSユニット「RJCLAS-L6」「RJFD9-L6」のエンジニアリングサンプル貸出し受付を開始いたします。


RJシリーズ外観


位置測位において日本のGNSS衛星「みちびき(QZSS)」は、現在位置を正確に求めるための情報(センチメータ級測位補強情報)・L6信号を発信しています。このL6信号を受信することで、誤差数cmで測位を行えるというものです。今年2024年末には、そのみちびきが現在の4機体制から7機体制となり、運用がより本格化。特に測量、情報化施工(建設機械を高精度に操作して施工する方法)や、IT農業(農機を高精度に操作して農地管理をする方法)などの分野で利用が拡がっていくとみられています。


「RJシリーズ」は、受信チップとアンテナ一体型のGNSSユニットで、付属のUSBケーブルでPCに接続し、簡単に各アプリでデータを確認することができます。すでにL1,L2の2周波対応の「RJF9P2」をご利用いただいておりますが、このたびL6信号も受信可能な2つの機種「RJCLAS-L6」「RJFD9-L6」を開発いたしました。


RJシリーズ付属USBケーブル


「RJCLAS-L6」にはSeptentrio社製mosaic-CLASを使用。出力方式はSeptentrio Binary Format、NMEA0183、Rinex2.x,、3.x、RTCM2.x、3.xに対応。内蔵のMicroSDカード(32GB)にデータを保存し、Rxtoolsによりそのデータを取り出すことも可能です。


「RJFD9-L6」にはublox社製 ZED-F9P+ZED-D9Cを内蔵。出力方式はUBX、NMEA0183、RTCM3.3に対応。

仕様表


RJシリーズ上から


RJシリーズ横から


RJシリーズは日本で企画・開発・製造された製品です。LTE帯域(1.5GHz帯)周辺のノイズキャンセリング機能を搭載するなど、日本国内の電波利用状況を考慮した設計となっており、サイズも小型・軽量です。


2024年4月1日から「RJCLAS-L6」「RJFD9-L6」の貸出し受付を開始いたします。この機会にご質問等、お問い合わせもお待ちしております。



【会社概要】

会社名 : 小峰無線電機株式会社

所在地 : 神奈川県川崎市高津区溝口3-8-7 第一鈴勝ビル5階

代表者 : 代表取締役社長 加藤 健太

設立  : 1967年(昭和42年)5月

URL   : https://www.kominemusen.co.jp/

事業内容: アンテナ事業、高周波関連事業、ケーブルアセンブリ事業

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