AI対応※1で、住宅の効率的なエネルギー利用を支援 HEMSの新製品「NAVIfitz(ナビフィッツ)」の発売 太陽光発電システム、蓄電システム、エコキュートを自動制御
京セラ株式会社(社長:山口 悟郎)は、住宅の効率的なエネルギー利用を支援するHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)の新製品「NAVIfitz(ナビフィッツ)」を開発し、本年1月25日より発売しますのでお知らせいたします。
ナビフィッツには、本年夏以降、新たにAI(人工知能)を活用した「おまかせ運転モード」※2を無償アップデートする予定※1です。「おまかせ運転モード」は、天気予測や電力消費パターンから、太陽光発電システムによる発電電力量や余剰電力量などを試算し、蓄電システムの充放電やエコキュート(ヒートポンプ給湯機)の稼働計画を立案、自動制御する仕組みです。さらに、実行状況の変化をリアルタイムに検知し、計画を補正することで効率的なエネルギー利用の実現に貢献します。
また、太陽光発電で創った電気をできるだけ家庭内で消費する「自家消費モード」※3、売電を優先する「太陽光売電モード」※3、各機器の制御時間帯を手動で設定する「タイマー設定モード」※3を備えており、利用者のライフスタイルに合わせたモード選択が可能です。
ナビフィッツとナビフィッツモニタ(別売り)
製品名 | NAVIfitz(ナビフィッツ) | NAVIfitz(ナビフィッツ)モニタ※別売り |
型式 | NVF-01 | THY-B0SD17042 (PC-TE508BAW) |
外形寸法(mm) | W100×H265×D60 | W210×H125×D8.9 (8インチモニタ) |
質量 | 約550g | 約354g |
希望小売価格 | 85,000円(税別) | 43,000円(税別) |
※1.AI機能は2017年夏以降に予定するアップデートにより利用可能となります。アッ
プデート時期は開発状況などにより変更になる場合があります。利用にはイン
ターネット接続が必要です。
※2.おまかせ運転モードの利用にはナビフィッツモニタが必要です。また、当社製太
陽光発電システムに加え、今後発売予定のおまかせ運転モードに対応する蓄電シ
ステムおよびエコキュートの両方または、いずれかを導入した場合に、AIによる
自動制御が有効です。
※3.自家消費モード、太陽光売電モード、タイマー設定モードの利用にはナビフィッ
ツモニタが必要です。また、これらのモードは、当社製太陽光発電システムに加
え、当社製住宅用リチウムイオン蓄電システム、ナビフィッツと接続可能なエコ
キュート(ECHONET Lite規格)の両方またはいずれかを導入した場合に有効で
す。
■開発背景
経済産業省は、2020年までに標準的な新築住宅で、2030年までに新築住宅の平均でZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を目指すという方針を示し、ZEHの実現と普及促進を目指しています。また、固定価格買取制度(FIT)による電力買取価格が低下し続ける一方で、電力料金上昇の懸念、災害時の電源確保、環境意識の高まりなどから、今後は電力の自家消費を目的とした太陽光発電システムや蓄電システムの導入が進んでいくと考えられています。
自家消費型住宅の場合、太陽電池で発電した電力を蓄電システムに蓄えたり、エコキュートでお湯を沸かすなどして、エネルギーを効率的に利用することが必要になります。HEMSは、住宅内のエネルギー需給を見える化するとともに、各種機器を制御し、効率的なエネルギー利用を支援する上で不可欠なものであり、その役割は一層重要になってきます。
そこで当社では、AI機能を活用し、太陽電池の発電状況や電力消費状況に応じて、機器を自動制御するHEMSの新製品ナビフィッツを開発しました。
■主な特長
1.ライフスタイルや目的に合わせたモード選択が可能
おまかせ運転モード※2 2017年夏以降、 無償アップデート予定※1 | 天気予測や電力消費パターンから、翌日の電力消費量や太陽電池の発電量を予測し、蓄電システムの充放電、エコキュートの沸き上げ計画を立案、機器を自動制御します。また、計画と実行状況の変化を検知し、リアルタイムに補正するとともに、結果の差を学習することで計画精度の向上を図ります。AIによる自動制御により利用者の手を煩わせることなく、効率的なエネルギー利用の実現に貢献します。 |
自家消費モード※3 | 太陽光発電で創った電気を消費や蓄電、給湯に使用し、買電電力量ゼロを目指します。 |
太陽光売電モード※3 | 太陽光発電で創った電気を優先的に売電します。 |
タイマー設定モード※3 | 各機器の稼働時間帯を手動で設定できます。 |
おまかせ運転モード(イメージ)
2.外出先からの見える化や、エアコン、エコキュートの遠隔操作※4が可能
外出先から電力の使用状況の見える化や機器の遠隔操作※4が可能です。また、共通の通信規格であるECHONET Liteに対応する家電製品を対象に、接続可能な機器を広げていきます。
※4.ナビフィッツ・リモコンアプリ対応の機器が対象
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